最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 ルクス・・・あの時そこで休憩しなけりゃ良かったのに。


良からぬことが起きちまった。

「つ・・・疲れたアア。」

 ルクスはあの後全員(セリスティアは除いて)と模擬戦を行った後、簡単な指導と助言をし、練習メニューを提示した。

 

 

 

 リーズシャルテの場合

 

 

 

 

 「リーシャ様の場合は近づかれた際の武器の少なさとスタミナ不足ですから

提示したトレーニング以外に集中力を高めるための訓練メニューを

組んでおきますのでそれに従ってください。」

 

 

 

 

 クルルシファーの場合

 

 

 

 

 

 「クルルシファーさんは冷静に物事を見通せますけど逆に玄人クラスの人ですと

それすら逆手にとれますのでそうならない様に心理学を学んどいてくださいね。」

 

 

 

 

 

 フィルフィの場合

 

 

 

 

 

 

 「フィーちゃんは格闘戦重視だけど遠距離タイプとの戦いの際にはどうしても

前に出なければいけないから被弾するリスクが出るからリーシャ様と

クルルシファーさんと偶にでいいから模擬戦して経験値を貯めておくこと。」

 

 

 

 

 

 

 序にやった透流の場合

 

 

 

 

 

 「まあ透流の場合は経験不足って所が前面に出てるから皆の戦い方を学んで

覚えることだね。」

 

 

 

 

 

 

 

 一部であるが全員にアドバイスした後にルクスは木陰に移動して休憩をとった。

 まあそれで冒頭に戻るのだが離れた演習場では、早くも連携を含んだ

各自の特訓が執り行われた。

 「皆やる気になって良かった良かった。(僕に依頼するためじゃないことを

祈るけど)」

 まあそれもあるだろうが彼女たちが頑張る理由はもう一つある。

 それは、今回の校外対抗戦が新王国で行われることが一つの理由である。

 そこには新王国の領主や三大貴族も来るため実力次第では騎士として

召し抱えられることになる。

 遺跡の調査権だけではなく彼女たちはこのために頑張っているのだ。

 「(ま、それも無事にが付くがあの国次第じゃあなあ。)」

 アイリからの情報によればあの「ヘイブルグ共和国」も参戦するようだがどうもきな臭い噂が後を絶たない。

 先日学園に強襲した部隊もヘイブルグ共和国と言う事もあって執政院が

問い質すも暖簾に腕押しよろしくでまともに対応してくれないようだ。

 だがなぜヘイブルグ共和国がこのような所業に踏み切った理由はただ一つ。

 それは・・・・。

 「(あのクソ親父が馬鹿しなけりゃあここまでの事態にはなって

なかったんだよなあ。死んで迄迷惑千万だよ。)」

 嘗てアーカディア帝国時代の際にヘイブルグ共和国の国土を脅かしただけ

ではなく「ラグナレク」における被害を受けたことが原因でそれに対抗するための軍事力を拡張させた。

 それだけではなく「ヘイブルグ共和国」はある国をアビスから救済した後に

併合したという噂を聞いた。

 然しそれによって肥大化した組織と武力により政治が狂い始めた。

 隣国や非加盟国との小競り合いや、遺跡調査権格闘とアビス対策のための

さらなる軍拡が災いして共和国とは名ばかりの軍事政権となってしまい、

実質の最高権力者は軍司令官と言う何とも嘗てのアジアの国と同じだと

嘆くことだろう。

 「ふう・・・考えても仕方がないな。やれるだけやるか。」

 ルクスはそう言いながら演習場に戻ろうと思って腰を上げた時にフラフラと

こちらに来る人影を見た。

 「あれ?フィーちゃん。どうしたの?」

 フィルフィが片手で額を押さえながら、足元がおぼつかない様子で

向かってくるが・・・。

 「ちょっと・・・疲れ」

 そして、ルクスのいた木陰の手前で倒れていった。

 「危ない!」

 ルクスはそれを寸でのところで受け止めるがその時に異常に気付いた。

 「何だこれ・・・脱水症状か!?」

 ルクスはそう確認するが当の本人は返事すらなかった。

 「ああ~~。疲れたーー。休憩休憩っと・・・あれ?ルクッチ、フィルフィっち何かあったの?」

 ティルファーがどうしたのかと聞くとルクスはティルファーにこう伝えた。

 「ティルファー!僕はこれからフィーちゃんを合宿所に連れて行くから皆に

伝えておいて!!」

 「ああ、分かった!!」

 そしてルクスはフィルフィを連れて走り出した。

 

 

 

 

 

 

 「アイリ!村の施療師さんを呼んできて!」

 「!?・・・場所は知ってますから読んできますので兄さんはフィルフィさんを部屋に!!」

 アイリはそう言って施療師を呼びに言った後ルクスはフィルフィを部屋に連れて行った。

 「フィーちゃん、大丈夫?何か喋って!?」

 「胸が・・・・苦しい。」

 フィルフィはルクスに対してそう言うとルクスはフィルフィをベッドに寝かせて早速取りかかった。

 「分かった!ちょっと装衣を緩め・・・・あれ?」

 ルクスはフィルフィの装衣を緩めさせようとするもある事に気づいた。

 「女ものの装衣って・・・どんなんだっけ??」

 そう、ルクスは男物しか知らないため如何したら良いか分からなかったのだ。

 然し・・・。

 「ん・・・・う」

 魘されているフィルフィを見て焦ってしまった。

 「ええい!ままよ!!」

 そう言ってルクスは装衣の胸部当たりの締め付けをしている金具をいじった

その時・・・花の様に特殊素材の布が左右に開いちまった。

 「え!!・・・・・でかい!!??」

 つい声を出してしまったがルクスは風呂場で見てしまった時を思い出して

しまった。

 あの時は上半分だけであったが現在は全体像がはっきりしてしまい、

仰向けなのに形が崩れないという奇跡があった。

 するとフィルフィが目を開けるとこう言った。

 「・・・何してるの?ルーちゃん」

 未だ息が荒かったがフィルフィがそう言うと固まってしまったルクスを見て

そう聞くとルクスは慌ててこう言った。

 「あ、あの、これはその!?・・・別に変な気持ちでやった訳じゃあ」

 「へえ・・・ではどう言う気持だったんでしょうかねえ」

 「あ・・・アイリちゃん。」

 「!?!!!」

 ルクスはフィルフィの言葉に後ろを向くとそこにいたのは・・・。

 「・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 目元を暗くして今にも攻撃してきそうなアイリがそこにいた。

 「ええと・・・その・・・脱がし方が」

 「成程、では兄さんはそれを理由にフィルフィさんを脱がしたんですねえ。」

 「チョット待って!弁解のチャンスを!!」

 「・・・・ギルティ。」

 「グはあ(*´Д`*)!!」

 アイリからの死刑判決と同時に正拳を諸に腹部に命中したためルクスはそのまま吹き飛んでいった。

 「クランリーゼ。」

 「・・・はい。」

 「兄さんを部屋からダシテクダサイネ。」

 「イェッサー」

 クランリーゼは見事な敬礼と共にルクスを引きづって部屋から出て行った。




 クランリーゼ「ルクスさん、生きてますか?」
 ルクス「・・・・誰か医者を~~。」
 クランリーゼ「大丈夫そうですね」
 いや、大丈夫じゃねえよ。
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