最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 死ぬ間際まで願いを叶えようとあがけ!


少女の願い

5年前・・・

 「ルクス、準備は良いか?」

 「うん、こっちはって・・・その子は?」

 帝都から少し離れた廃屋でルクスはある少女を見るとフギルはこう言った。

 「この子は*****。お前にある力を教えてくれる子だ。」

 「その力って?」

 ルクスはフギルに向けてそう聞くとフギルはこう答えた。

 「『オーバーリミット』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・はああ!!」

 ルクスはそこで目が覚めた。

 鋭い頭痛をしながらルクスは起きると周りを見渡した。

 しかしそこには・・・。

 「フギル・・・」

 フギルがいないことを確認したルクスはあの事を思い出していた。

 革命の際にいたフギルの隣にいたあの少女。

 今ならわかる。

 あれは。

 「・・・クランリーゼやラ・クルシュとそっくりだった。」

 まさかあの子もと思っている中声が聞こえた。

 「おーい!ルクス!!」

 森の向こうからリーズシャルテの声が聞こえた。

 「リーシャ様?どうなさいました。」

 ルクスは息切れしながら来るリーズシャルテを見て何事だと聞くと

リーズシャルテはこう答えた。

 「やっと解除できたぞ!《ギャラクシーアイズ》と《ラグナ・バハムート》が『覚醒型』になるために必要なコードが!!」

 リーズシャルテは興奮したままこう続けた。

 「特に『ギャラクシーアイズ》の方は大発見だ!これは機竜が発掘されて以降の発見だぞ」

 「リーシャ様!それを教えてください!今すぐに!!!」

 「うおうわあ!!」

 リーズシャルテはルクスがいきなり近づいてきたことに驚いたので

リーズシャルテはルクスにある事を聞いた。

 「ところでルクス。レリィ学園長は何処にいるんだ?」

 「へ?」

 「『覚醒型』を使う許可を取りたいからさっきから探しているんだが

見当たらないんだ。」

 「・・・まさか」

 ルクスはそれを聞いてハッとするとリーズシャルテに向けてこう言った。

 「リーシャ様、皆に伝えてくれませんか?」

 「?何をだ」

 リーズシャルテは何だと思っているとルクスはこう答えた。

 「もしレリィ学園長が何処にもいなかった時はあそこしかありません。」

 「『アーク』の最深層に・・・言っているかもしれません」

 「何だと!!」

 それを聞いてリーズシャルテは驚きながらこう言った。

 「何を考えているんだレリィ学園長は!?違法な遺跡調査しているって

のに!!」

 「ああ・・・気づいてたんですね。リーシャ様も」

 「当たり前だ!全くこれがばれたら只では済まないって言うのに!!」

 リーズシャルテはそう言いながら地団駄踏むがリーズシャルテはこう続けた。

 「分かった。もしもの時に備えて機竜の準備をしてくる!それと『覚醒型』・・《ギャラクシーアイズ》についてだがとんでもない代物だぞあれは!!」

 「そう言えばそう言っていましたが一体それは?」

 ルクスはリーズシャルテに対して何なのかと聞くとリーズシャルテは

こう返した。 

 「ああ・・・それはな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「レリィさ~~ん」

 「レリィ学園長!!」

 「何処にいるんですかあ!?」

 生徒全員がレリィを隈なく探していた。

 然しどこにいても見つからなかった。

 ルクスは最初レリィが泊まっていた部屋には言って見るがレリィの姿は

何処にもなく、それどころか荷造りした状況とこんな手紙を残していた。

 [フィルフィの事、お願いします。]

 其れだけであった。

 それを見たルクスはある場所を見ていた。

 そこは・・・。

 「まさかレリィさんは一人で・・・」

 『アーク』のある場所であった。

 遺跡最深層にあるはずであろうフィルフィの体内にある『イグドラシル』の種子『ラタトスク』を取り除く方法を探すために向かって行ったのだ。

 それも全員を巻き込まない様に一人でだ。

 ルクスはそう思って合宿所から「アトリエ(『海竜騎士団』のドラグライドは

現在船に押し込んでいる)」に向かう途中である人間とあった。

 「ルーちゃん。・・・まって」

 「フィーちゃん!?」

 フィルフィが真っ赤な顔でフラフラになりながらもルクスの方に向かって

行っていた。

 「何やってんだ!早く部屋に戻らなきゃいけないじゃないか!?

体が本調子じゃ」

 「わたし、もう知ってるから」

 「・・・・え?」

 フィルフィがルクスを見てそう言ってこう告げた。

 「私の体に、アビスがいること」

 「フィー・・・ちゃん」

 フィルフィの言葉を聞いてルクスの頭が真っ白になった。

 一体いつからと思っているとフィルフィはこう答えた。

 「ごめんね。・・・黙ってて」

 フィルフィは微笑みながらそう言うとこう続けた。

 「・・・気づいた・・・のは・・・つい最近・・・だけど・・・・

まあ、別に良いかなって。」

 「いや駄目だろ!気にしろよ!!」

 ルクスフィルフィの言葉に対してツッコミを入れた。

然しフィルフィは自分の胸に手を当ててこう呟いた。

 「うん・・・だって・・・わたしが・・・死んだら・・・お姉ちゃんも・・・ルーちゃんも・・・きっと・・・悲しむ・・・から」

 「え?」

 フィルフィの言葉を聞いてルクスは何でだと思っているとフィルフィは

こう言った。

 「お母さんが・・・病気で・・・死んじゃった・・・後・・・すごく・・・

寂しがって・・・いたから・・・だから・・・わたしは・・・死んじゃ・・・

駄目だって・・・思った・・・から」

 フィルフィははあはあと息を吐きながらもこう続けた。

 「ルーちゃんも・・・寂しがり・・・屋・・・だから・・・きっと・・・

すごく・・・辛い・・・思い・・・するから・・・だから・・・今日まで・・・

頑張った」

 「フィルフィ・・・。」

 フィルフィの言葉を聞いてルクスの心が締め付けられるようであった。

 普段は寡黙で感情表現しにくいが直感でルクスやレリィの事を

知ったのであろう。

 もし自分が死んでしまったら耐え難い孤独と傷を負っている二人は自分を

見失ってしまうんじゃないかと思ってしまったからだ。

 然しフィルフィはルクスの顔を見るとこう言った。

 「でも・・・もう・・・だいじょうぶ・・・だよね」

 「・・・フィルフィ?」

 「もう・・ルーちゃんは・・・わたしが・・・いなくても・・・

大切な・・・人・・・たくさん・・・できた・・・から・・・強く・・・

なって・・・好きな・・・人・・・出来た・・・から」

 フィルフィは嘗てルクスが璃緒に対しての想いを聞いたことからそれを

言っているのであろうがそこのところを言うと少し寂しい様子であった。

 「だから・・・きっと・・・だいじょうぶ・・・だよね?」

 フィルフィはそう言いながらルクスの顔をじっと見ていた。

 然しルクスは・・・違っていた。

 「ふざけるな・・・・ふざけるな!!」

 「ルーちゃん。・・・」

 ルクスはいきなり大声を上げるとルクスはフィルフィの顔を見てこう怒鳴った。

 「何が自分が死んでも大丈夫だって!!自分一人で何もかも諦めんじゃねえ!」

 「けどルーちゃん・・・私はもう」

 「何もかも知ってんだろう!!けどな、フィルフィは満足かもしれない

がな・・・残された人達の事を考えたことないのかよ!!」

 「だから・・・わたし」

 「生きるのを諦めるのか!自分はもうここ迄だって思ってんのか!?何もせずに只自分の一生をああもういいやで終わらせて良いのか!!」

 「・・・わたし」

 「本当の願いはなんだ!他人の願いじゃなく自分自身の・・・フィルフィ自身の願いはなんだ!!??」

 そう聞くとフィルフィはか細くだがこう言った。

 「・・・生きたい」

 「ああ!?」

 「生きたい」

 「もっと大きな声で!!」

 「生きたい!」

 「もっと大きな声で!!」

 「生きたい!!」

 「心から叫べ『フィルフィ・アイングラム』!!何が望みたいんだ!!??」

 「生きたいよ!!!」

 フィルフィは初めて大声でそう言った。

 「生きたい!お姉ちゃんとお父さんと!!」

 映し出されるのはレリィと父親

 「学園の皆と!!」

 『アカデミー』で一緒に笑う仲間

 「ルーちゃんと・・・一緒に・・・生きたいよ!!」

 そして・・・自分に向かって笑顔でいるルクスを。

 するとフィルフィはルクスに抱き着いた。

 「ちょ!フィルフィ!?」

 ルクスはいきなりの事で驚くがフィルフィは震えながら絞り出すような声で

こう言った。

 「ルーちゃん・・・助けて。」

 それを聞いたルクスはフィルフィの頭を撫でながらこう言った。

 「ああ、助けるさ。今度こそ・・・君を・・・大切な人を失わない。」

 そう言うとフィルフィはある事を伝えた。

 「ルーちゃん。聞いて」

 「?」

 「わたしね・・・夢を見るんだ。」

 「夢?」

 「どんな夢?」

 ルクスがそう聞くとフィルフィはこう答えた。

 「あのね・・・変な夢。」

 「紅い世界。」

 「へ?」

 「紅い石で出来た塔」

 「空も全てが紅い世界」

 「フィルフィ・・・それって」

 「その中でね・・・わたしある場所にいるの。」

 「何だか分からない船や人や・・・腕とか竜がいたの」

 「!!まさか」

 「そこでね、赤い竜に会うんだ。」

 「そしたらね・・・わたしの上である竜が飛びながらね・・・

こっち見てるんだ。」

 「・・・どんな竜だった。」

 ルクスはその光景は嘗て自分が母親を亡くした後から夢に見る世界と同じだと思っていた。

 そしてルクスはどんなものが見えたのかと思って聞くとフィルフィは

こう答えた。

 「何だかね・・・色んな色が付いたね・・・鋼の竜」

 「それがね・・・私を見て吠えるの。」

 「そこで・・・目が覚めちゃう。」

 フィルフィの言葉を聞いてルクスはもしやと思っていたが一端それは考えるのをやめた後にルクスはフィルフィを見てこう言った。

 「それじゃあ行ってくるけど待っててね。」

 「あ・・・ルーちゃん待って」

 ルクスはフィルフィを見てそう言うがフィルフィはルクスを呼び止めると

フィルフィはルクスを見て・・・少しむっとした顔でこう言った。

 「わたしのことは『フィーちゃん』だよ?」

 「ああ・・・そこ今言うの?」

 ルクスはフィルフィを見て苦笑いしながらそう言うとルクスは部屋から

出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さてと・・・部屋に行かないと。」

 フィルフィはそう言いながら部屋に向かおうとすると・・・。

 「よお、久しぶりだな。」

 後ろから声が聞こえた。

 「だれ」

 そう言ってフィルフィは徒手空拳の構えをするとその人間はある箱から・・・カードを出すと賺さずにフィルフィ目掛けて投擲した。

 「!!」

 フィルフィは避けようとするが・・・少しよろめいてしまった。

 「あ」

 その声と同時にフィルフィの体にそのカードが刺さった。

 するとそのカードはフィルフィの体に入り込んだ瞬間に・・・。

 ドクンと何か音がした。

 「ああ・・・・アアア・・・・アアアアアアアア!!」

 突如フィルフィの体から黒い何かが漏れ出すとそれを見ていた人間は

こう言った。

 「さてと一働きしてもらうぜ。バケモノ」

 そう言うとフィルフィはその人間に向かってこう言った。

 「ハイ・・・マスター」

 そう言ってフィルフィの右腕にから・・・「34」の文字が見えた。

 然しその瞬間にフィルフィの胸元に一瞬だが数字が浮かび・・・消えた。

 その数字は・・・・。

 「108」であった。




 次回は多分遺跡です。
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