「フィルフィ・・・?」
「一体どうして・・・?」
生徒たちが目の前に現れたフィルフィを見て唖然としていた。
まさか裏切ったのかと思っている者もいるほどだ。
「いやはや・・・哀れなメンツだがまあ・・・いけるだろう。」
「フィルフィに何したの!?」
レリィはもう一人のローブの人間にそう聞くとこう答えた。
「そうだな・・・少し流行りの強化薬みたいなのをやっただけだよ。」
「強化薬・・・だ」
ルクスは少し怒りながらそう聞くとローブの人間はこう答えた。
「ああ、他国で使ったが中々良くてよお、これを集めて商売しようと
思ってるんだぜ。」
そう言うとローブの人間はローブのフードを取るとこう言った。
「それじゃあショータイムといこうじゃねえか?暴れていいぜ。俺の駒。」
そう言いながらローブの人間・・・いや、ヘイズは少し形が違う角笛を
取り出した。
ぴぃいイイイイイイ!
『フィルフィ・アイングラム!そこにいる下賤共を殲滅しろ!それを終えた時
お前は自由の身だ!!』
笛を鳴らした後にそう言った。
それを聞いたリーズシャルテはぎりっと歯軋りしながらこう言った。
「あの下種が・・・!何て命令を」
ルクスどころか全員同じ気持であった。
恐らくヘイズはここにいる全員がフィルフィを殺せないこと、そして全員を
皆殺しした後に
フィルフィの意識が戻れば・・・自分も死ぬかそれか心が壊れて完全に
怪物になるであろうと思っていた。
「泣き言言っても始まりません。外への扉は開きますか?」
「分からないわよ!これ初めてなんだから!!」
クルルシファーは泣き言の様にそう反論すると・・・うめき声が聞こえた。
「ウ・・・ウウウ・・・」
「フィルフィ?」
ルクスはそう言ってフィルフィの方を見るとフィルフィの様子が
可笑しかった。
「ウ・・・ガアアア」
「フィルフィ!まさか意識が戻って!?」
「ちぃい!『イグドラシル』の高出力の信号にさえ耐える気か!?」
ルクスの言葉を聞いてヘイズはもう一度角笛を出そうとすると・・・
ある現象が起きた。
「ルクスさん!《ギャラクシーアイズ》が!!」
「へ?・・・なあ!!!」
突如ルクスの《ギャラクシーアイズ》のソードデバイスが震え、次の瞬間に
光がルクスの周りに覆うように包まれた。
するとソードデバイスから・・・竜が現れた。
ギシャアアアアアアア!!
「あれは!」
「YES、間違いありません!!」
「あれが分かるんですか!?クルルシファーさん!ノクト!!」
クルルシファーとノクトの言葉を聞いてアイリは何なのかと聞くと二人は
こう答えた。
「あれは間違いなく・・・」
「YES、《ギャラクシーアイズ》の本当の姿・・・」
「「ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン」」
ギシャアアアアアアア!!
ギャラクシーアイズが唸るとフィルフィの方も胸元からカードが現れ・・・
同じように竜となった。
ギシャアアアアアアア!!
それは紅く、蒼い炎を噴出させた竜であった。
お互いが威嚇するように咆哮を上げると・・・衝撃波が襲い掛かった。
『ウワアアアアアアアアア!!』
全員が吹き飛ばされない様に踏ん張っている中レリィはフィルフィの方を
見ると・・・ある事に気づいた。
「何・・・あれ?」
レリィが見たもの・・・それは。
「・・・何だあの機械?」
四角い紫の機械であった。
そして衝撃波が収まるとルクスのは左腕に何か違和感を感じて目を開けると
そこに映っていたのは・・・。
「・・・何でデュエル・ディスクが!!」
そう、ルクスのデュエル・ディスクが付けられていたのだ。
それは今回必要ないだろうと思って自室の棚に入れていたはずなのにと
思っていた。
そしてルクスはフィルフィの方を見ると・・・それを見て驚いていた。
「・・・何でフィルフィも」
そう、フィルフィの手にデュエル・ディスクがあったのだ。
するとフィルフィはルクスを見て・・・狂気的な笑顔を浮かべてこう言った。
「・・・・デュエル。」
「!!何でそれを・・・」
ルクスはフィルフィの言葉を聞いて驚くがフィルフィのデュエル・ディスクのデッキケースを見ると既にデッキがセットされていたのを見た後にフィルフィの右腕を見ると・・・そこに映っていた物に驚いていた。
「まさか・・・№!!」
「ほう、そいつを知っているのか?」
ルクスの言葉を聞いてヘイズはそう言った。
「まさか強化薬って№か!?」
「そうだぜ。こいつを機竜で使うと汎用機竜が神装機竜張りに力が付くから中々売れるんだぜ。」
ヘイズはへらへらと笑いながらルクスを睨みつけてこう言った。
「№を知っているって事はお前もそいつを持っているんだな?」
「・・・・・」
「沈黙はYESと取るぜ。・・・なら話は早えな!!」
そう言うとヘイズはまた角笛を吹いた後にこう命令した。
『フィルフィ・アイングラム!そいつを殺して№を奪え!!』
「ハイマスター」
フィルフィはそう答えるのを見てルクスは歯嚙みしながらこう思っていた。
「・・・やるしかないか。」
そう言うとルクスはデュエル・ディスクを投げた。
「デュエル・ディスクセット!!」
するとデュエル・ディスクが大きく開いた。
それと同時にそこから何やら小さな方眼鏡が出てきた。
「Dゲイザー!セット!!」
無論フィルフィも同じようにしたが無機質な言葉であった。
するとクランリーゼがパソコンを取り出すとノクトにある事を聞いた。
「ノクトさん!Dゲイザーありますか!?」
「それでしたらここに。」
そう言ってノクトはDゲイザーをクランリーゼに渡すとクランリーゼは
それをパソコンに繋いで何やら作業をしていた。
しれっとだがヘイズも全員には気づかれない様にクランリーゼの後ろにへと
向かった。
無論ラ・クルシュもだ。
そしてパソコンの立体映像が前面に現れるとそれをルクスとフィルフィが
二人とも丁度入るようにセットした後にこう言った。
「後はお願いいたします。ルクスさん」
「・・・私はなんて・・・」
レリィは二人の様子を見守ることしかできない自分に腹が立っていた。
然し時は待ってはくれない。
ルクスとフィルフィがデッキからカードを5枚引いた後に耳元で音声が
響き渡った。
『ARヴィジョン、リンククリア。』
そして二人は大声でこう言った。
多くの人間が見守る中で・・・行われた。
「「デュエル!!!」」
今、友を取り戻すための戦いが始まった。
次回からはデュエルです!!