始まりは昼休み前のある少女の言葉がきっかけであった。
「ねえねえルクス君。もしかしてルクス君とフィルフィちゃんって
婚約者だったりする?」
「・・・はい?」
「いやだからさルクス君とフィルフィちゃんが仲良さげだからひょっとしたらと
思ってさ。」
「いやいやいや違いますよ!僕とフィーちゃんは幼馴染で昔っから愛称で呼ばないと気が済まないって・・・僕は何でまた愛称で呼んでんの!!」
少女の言葉にルクスは事情を説明すると他にも色んな少女達が話しかけてきた。
「じゃあさ、『雑用王子』って普段はどんな仕事してるの?」
「ええと主に庭の手入れや畑の手伝い、建設、掃除、子供の相手、店の手伝いとか
ですかね。」
「そう言えば汎用機竜でアビスと戦った事なんだけどどうやればあそこまで
強くなれるの?男の人って女性よりも適性値が低いはずだけど?」
「ううーんと・・・此ればかりは本人の努力次第かな?後は実戦で各種類のアビスの動きを大体掴まなきゃいけないかもね。ああ後は適性値って言うのはあんまり参考できないかもねあれは特定の人間の何人かのデータから出た数値だから一概にそうとは言い切れないよ。」
これによりルクスは聞いたことを答えるうちに少女達は警戒心が解けたのか
色々と話してくれるようになった。
「ねえねえ。そう言えばルクス君の雑用の仕事ってまだやっているの?」
「えっと。まあ義務だからね。」
すると質問してきた少女がにゃっと笑ってこう言った。
「じゃあ私が頼めばルクス君がここで仕事を・・・それじゃあ早速頼みが・・・。」
「あ、ずるい私も!!」
「ねえねえルクス君私とお茶でもいかがでしょうか?」
「いや・・いや・・ええと。」
ルクスが対応に追われているとある一人の少女が箱を持ってやってきた。
「ハイハイ皆ー。依頼があるなら私が纏めといてやるから並んで並んでー。」
「ええと君は確か・・・。」
ルクスは突如現れてきた少女に見覚えがあったのだ。
そうあの・・・覗き魔事件の際にワイアームに乗っていたドラグナイトに・・・。
「あ、初めましてルクっちー!!私ティルファー・リルミット。あの時は早とちりでごめんね。あ、この箱はルクっちの雑用依頼をお願いするときに投函する奴で
この学校の雑用の時の時間チェックするのが私の仕事だよーん。」
「ルクっちってもうあだ名付けられてるって・・・えええ、これ全部!!??」
ルクスは箱に入り切れなくなった依頼所の山を見て驚くとティルファーは笑顔でこう言った。
「大丈夫だって。ここのお嬢様たちはお金持ちが結構いるから借金返すまでの
期間が減らせるよー。・・・ま、頑張ってね。」
ティルファーがルクスの肩を叩いていうが当の本人はその箱の用紙の山を見てこう思った。
「(遊馬・・・僕過労死しちゃうかも。)」
この時すでに口から白いナニカが出ていたのであった。
ティルファー「ヤッホー初めまして。ルクっちのマネージャーのティルファーだよ。ルクっちに雑用仕事をお願いしたい?だったら電話をかけてねあて先は・・・。」
ルクス「・・・労災保険入ろうかな?」