そしてルクスは補修を終わらせて出ると目の前に・・・白髪の少女、フィルフィが目の前に立っていた。
「あ、ルーちゃん。迎えに来たヨ。」
「あ、フィーちゃんって・・・何で来たの?」
「ルーちゃんのお世話。」
「いやもう退院したわって言うか結構な頻度で来てなかったっけ!?」
「嫌だ、もっとお世話する。」
「まさかの願望!?」
№の影響とかじゃないよねと言っているとフィルフィは腰に付けてあった
デュエルディスクを見せるとこう答えた。
「大丈夫、№の影響はないよ。」
それを聞いて素かよと言いながらこう答えた。
「それじゃあご飯一緒に食べる?どうせまだ食べてないんでしょ?」
「それじゃあ・・・一緒に食べよ。」
フィルフィがルクスに向けてそう答えて一緒に向かっているのを・・・
近くの柱の影から見ている面々がいた。
一人は透流、そしてもう一人が・・・ノクトであった。
「あの中に入るのかノクト?」
「YES、アイリから確保を依頼されていますのですが先ずは
様子見をしておきましょう。」
「え?誘わないんですか??」
「NO、アイングラム先輩はルクスさんとお食事する気なんですから
ここは彼女の願いを聞いて上げるのが宜しいかと。」
「でしたら速めに行きましょうよ!例の確か・・・」
透流がそう言っている間にルクスが何かを見つけたかのように見ているので何だと思って見て見るとその視線の先にいたのは・・・露出の高い
黒の着物らしき衣装を身に纏った小柄な少女がそこに立っていた。
腰まで伸びた艶やかな黒髪と両目で色の違う瞳、右は鮮やかな海の様な青と
左は呪われた宝石を彷彿させる魔性の紫。
そして最後にその見た目と同時に肌の色は日本人特有の肌色だった。
白人系が殆どのこの学園に何故とそう思っている中でその少女はルクスに向けて蠱惑的で強い親愛の熱を込めた目つきと微かに上記して頬を染めたその笑顔に
ルクスは・・・
「!!」
身の毛もよだつほどの嫌な予感がするナニカ感じてルクスはこう思っていた。
「(何だあの子のこの気配!人間じゃないナニカと相まみえた・・・
まるで『ブラック・ミスト』と初めて相まった時と同じ感じだ。)」
そう思っているとフィルフィも何かを感じたであろう拳を構えているとルクスはティルファーが言っていた王都のトーナメント戦で一位から十位までの面々を全員倒した敵と同じ見た目だと確信すると柱の影からノクトと透流が現れるとノクトがルクスに向けてこう言った。
「ルクスさん逃げて下さい、この人はアイリから報告があった
『帝国の凶刃』と呼ばれた人だと思われます。」
「『帝国の凶刃』・・・・!!」
ルクスはそれを聞いてまさか彼女なのかと思っているとその少女は
ノクトの前に出ると少女は・・・こう呟いた。
ー光り輝く鋼の眷属にして世界を映す法の番人よ!
-いまこそ血の契約に従い、我が下に馳せ参じ給え!
「何だ?」
「・・・・聞いたことない。」
「何語でしょうか?」
「初めて聞いた。」
ルクス達がそう言っているが当たり前だ、何せこれを知っているのは・・・
精霊使いだけでしか知らないのだから。
そして左腕から何かの紋様と同時に現わしたのは・・・鏡であった。
「ゥフフフ。」
少女はそう言いながら鏡を見せると同時に少女が姿を・・・消した。
「「「「!!!!」」」」
それを見て全員が驚いていると・・・何かを感じて透流はノクトを・・・
押し倒したのだ。
「?!」
それをノクトは珍しく「ふぇ////」と赤面しながら何故と思っていると
透流の肩口から・・・ぶしゃっと血が噴き出したのだ。
「あが・・・!」
「透流!!」
ルクスはそれを見て目を大きく見開いて驚いていると何処からか・・・
声が聞こえた。
ーあらあらよく避けられましたね、感心ですわ。
「!一体何処から!?」
ー本来でしたら動けなくなるくらいの攻撃を与えようとしましたが
この王国も中々捨てたものではありませんわね。
そう言っていると少女が姿を見せたのだ。
「ゥフフフ、精霊魔術『透過』に『天照』の光魔法で作り上げた
『迷彩』のお味は如何でございますか?」
「精霊・・・魔法・・・・!?」
透流はそれを聞いて初めて聞いたぞと思っているとノクトがこう言った。
「NO、そんな技術聞いたことがありません!精霊等存在するはずが」
「ないと言うのであれば№はどうでしょうか?」
「「「「!!!!」」」」
其れすらも聞いているのかとルクス達はそう思っていると少女は
ルクスに向けて・・・すっと跪いて恭しく頭を下げてルクスに向けてこう言った。
「お初めまして主様、貴方がアーカディア帝国の正当なる後継者
『ルクス・アーカディア』殿下ですわね?」
「・・・元だよ、今はこのアディスマータ新王国で労働している
雑用王子でしかないよ。」
ルクスはアーカディア帝国時代の嫌な記憶を思い出していると少女はにこやかにこう言った。
「お会いできる日を楽しみにしておりましたわ主様、私の名は『切姫 夜架』。嘗ては『帝国の凶刃』と呼ばれたアーカディア帝国のドラグナイトにして古都国の精霊使いですわ。」
「精霊使い?」
ルクスがそう呟くとそう言うと少女『切姫 夜架』はルクスに向けて
こう続けた。
「これから宜しくお願いいたしますわ・・・嘗てこの世界を混沌に陥れた我が『魔王スライマン』の後継者様。」
その言葉に全員が眼を点にしているがこれが・・・ある意味必然であった。
機竜と精霊との関係性、そして何よりもルクスと・・・現在ブレイドダンスに
出場している『カゼハヤ・カミト』との関係が始まるとは思ってもみなかった。
内容には拙作の話『精霊使いの装甲機竜』と同期しております。