最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 着いたなここに。


王都

 「それにしても5年間寝ていたとは思えないほどの実力だったわね、まさか6対一で勝てるなんて。」

 「いえいえ、主様の機竜の一つは私にとって悪手でしたが他の機竜・・・

『ギャラクシーアイズ』でしたかな?あれをお相手するともなりますと

策を講じなければいけませんね。」

 「成程な・・・計画については今から資料を渡す、当日までのお前の役割と

作戦についてが記載されてるから読み終わったら燃やす様にしろ。」

 「分かっておりますわ、では私はこれで・・・それとですが個人的に

貴方に対して一つ聞きたいことが。」

 「何だ?」

 サニアがそう言うと夜架はこう答えた。

 「もしこの革命が成功しても主様が納得せずに反乱しようものなら

どうするおつもりで?」

 そう聞いて来たのだ、何せサニアにとってルクスは恩人の孫なのだが

今の自分はヘイブルグ共和国の一軍人であるが同時にヘイズに対しては

ルクスをこれ以上近寄らせないために戦うのだがこれに対しての回答は・・・

これであった。

 「・・・その時は・・・その時に考えるさ、守るかそれとも・・・この手で。」

 そう言いながら自身の右腕を握りしめると夜架はそうですかと言ってこう続けた。

 「何時か貴方の答え、聞けることを楽しみにしていますわ。」

 そう言って立ち去る夜架を見て・・・サニアは月夜を見てこう呟いた。

 「私の答えか・・・決着を付けるまでは分からないだろうな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして次の日・・・ルクス達代表生たちは全竜戦の為に王都に向かい

馬車を利用しつつ 3日かけて4つの関所を抜けてようやくたどり着いたのだ。

 王都ロードガリア、旧帝国崩壊以降に再建された新王国の都市。

 巨大な往生へと続く城下町である首都はクロスフィードよりも遥かに多い

17の街区に分かれているだけではなく人口密度も高い。

 自給自足が可能なように工業、農業、商業、そして軍の拠点が綿密に

配置されているがため不思議な規則性を持って並んでいる。

 数百年の歴史を持つアーカディア帝国のあらゆるものが集約された町は

新王国になった今でもその風景として残っていた。

 「ここに来るのは随分と久しぶりだなあ。」

 リーズシャルテは外から見えるロードガリアを見てそう呟いていた。

 現在代表生達は予約している王都の高級宿のエントランスのソファーに

座っていて他の面々は自分の部屋にて休息を取っていた。

 そんな中でレリィがソファーの上で背筋を伸ばしているとアイリと透流が

レリィを見てこう聞いた。

 「そんな事よりも執政院の方達が学園長の引率を許してくれましたね?」

 「けどそれってこの国の王様が予め許可されていたからじゃないんですか?」

 「いやそれは無いな、今回の件は伯母上からしても綱渡りだったから

旧帝国派の執政院がこの状況を黙って見ているわけではないぞ。」

 リーズシャルテがそう言うとレリィは・・・何やら落ち込んだ様子で

こう言った。

 「・・・まあギリギリね、取敢えず一生分怒られた上に罰金も多額で支払って

今の所は立場とお金と女王陛下の守りで何とか切り抜けれたわ。」

 「割と洒落にもなれない辺り真剣みがありますね。」

 クランリーゼがそう言うが正しい事だ、一時的に厳重注意で投獄されなかったがもしもの時を考えるとぞっとしかしないからだ。

 「まあ、学園に隠してある『あれ』は・・・こっちに移動させたけど

もうこれ以上管理しなくていいんだと思っているとホッとしているわ。」

 「『あれ』?」

 ルクスは一体何だと思っているとレリィは慌ててこう言った。

 「あはは、何でもないから忘れて!!それよりも折角王都に来たんだから

皆で観光して楽しんでいきましょ!もう直ぐお祭りが始まるしね。」

 レリィがそう言うと・・・セリスティアが現れるとこう聞いた。

 「新王国の建国記念祭ですね。」

 「そうよ、五年前まで帝国聖誕祭と呼ばれていたそうですが今では色々と

名前だけじゃなく内容も変わっているらしいですよ。」

 セリスティアがそう言うとレリィはそうだと言ってこう続けた。

 「本当は引率役である私がついて行った方が良いかもしれないけど

私疲れちゃったから・・・元気がある子は戦いの前の息抜きとして

楽しんでねえ!」

 そう言ってレリィは財布からごっそりと大量の・・・紙幣を束ねて出したので

ルクスが慌ててそれを見てこう言った。

 「何ですかこの札束って多すぎでしょうが!こんなに必要あるか!?」

 そう言うとレリィは・・・悪びれもなくこう言った。

 「あらそうかしら?まあ、余ったら返してくれればいいわよ。」

 あっけらかんとそう言うのを見てルクスは・・・頭を抱えてこう思っていた。

 「(ナンツウ人だよ、あんな大金をポンと出して寧ろあれだけ持っていると

危ないんじゃないのかな?)」

 そう思っているとクルルシファーが全員に向けてこう言った。

 「私はパスするわ、ちょっと疲れちゃった。」

 「私もだ、今日は部屋で寝てるからお前達は勝手に遊んでていいぞ~~。」

 リーズシャルテがそう言うとそれじゃあと言ってレリィがこう言った。

 「疲れて出かけるのが大変な子もいるからその辺は任せるわ、只・・・

団体行動は目立つから4人ごとのグループに分かれて行動して楽しんでねえ。」

 そう言うと・・・ノクトが箱を持ってこう言った。

 「それではグループ分けのくじ引きするので皆さま引いて下さいね。」




 次回は祭り。
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