「・・・で、あるからして。私は新王国設立5周年の節目を祝い・・・
ああ疲れる。」
リーシャは一人で文書を音読しているが疲れたなと思って机に突っ伏していた。
現在リーシャは建国記念祭に向けての挨拶の練習をしているのだが恥ずかしいのでこうやって一人でやっていたのだ。
「ああもうやだ~~、外に出てぱーっと遊んでぼけーっと寛いで機竜弄って
パソコンの中にある設計図弄り倒して作りたい~~~!」
煩悩を口にしながらリーシャはベッドに入って眠りについた。
一方クルルシファーはと言うと鏡の前で髪を梳いていた。
然しそんな中でアルテリーゼから届いた手紙を見て・・・憂鬱になっていた。
「どうしようかしら本当に・・・。」
ハアアアアアアアアアと溜息付きながら内容を思い出していた。
簡単に言ってこんな感じであった。
『今回私は代表者たちの護衛でそちらに行きますのでルクス殿との関係がどこまで進んだか見てきますのでしっかりリードしてくださいね!
吉報お待ちしております!‼』
「・・・完全に外堀埋まってないわよねこれ?」
最悪バレた時どうしよと思いながら眠ろうかなと思って
ベッド二向かって行った。
そしてこちらはレリィ・セリスティア・フィルフィの部屋。
セリスティアはレリィの監視役としてここに居るのだが
今は何か相談があると言うのでレリィは学園長として相談できることに
喜びながらも一体何だと思っているとセリスティアがこう言ったのだ。
「実は家から手紙が来まして。」
「家から?ラルグリス家から何か緊急の事でもあったの?」
そう聞くとセリスティアはこう答えたのだ。
「いいいえ、これは・・・その・・・私が個人的に解決すべき案件でして。」
「大丈夫よセリスさん、私口が堅いから何でも聞いて。」
一応学園長なんだから相談位乗るわよと聞くとこう答えたのだ。
「じ・・・実はですね、家から『咎人ルクスの立場を庇護する為に一度家に
招き入れたいと言う事でしてその後はシヴァレスの関係と言う事で
ラルグリス家の参加する会合に出席して何時もよりも積極的に
ルクスの指導に当たれと・・・・こここれはもしかしてお父様がルクスを
ラルグリスの家に連れて行けと言う事なんでしょうか?!それはそれでその・・・何だかドキドキして来ます。」
「・・・・・・」
それを聞いてレリィは内心表情が曇ってしまうがセリスティアは
こうも考えていた。
「(どうしてお父様がルクスを家に?確かに幾つもの縁談や見合いの話は
ありましたが私の噂で無くなってここ最近は久しからずだったのに?)」
何故と思ってこうも思っていた、貴族の人間が他者を家に入れると言う事は
先ほどと同じだがもう一つ例があるとするならば・・・それは・・・
・・・ルクスを何かに巻き込ませようとする算段かそれとも・・・婚約。
「そそそそれはまだ許可出ません!私はまだルクスに男性の事を
よく教えて貰ってはいませんし、た・・・確かに私にとってルクスは一番身近で
その・・・好意的な殿方ですがだからってこここ、婚約と言うのは流石にまだ」
そう言っているのを聞いてレリィの方から・・・ガタ!とベッドから
立ち上がるとセリスティアに向けてこう聞いた。
「その話・・・詳しく聞かせてもらえないかしら?セリスさん??」
「い、いえ!今のは私の勘違いかもしれませんしそれに何も気にしないで
貰えるとその・・・。」
そう言いながらも内心そうだと良いなと思っているのかもしれない、
指を突きながら赤面しているのを見てフラフラとベッドに戻って行くと
レリィはこう呟いた。
「そう・・・幾ら恋愛事に関しては病的に鈍感と言われている
セリスさんだからと・・・迂闊だったわ、それで中休みは何する気なの?」
レリィは取敢えずと言って聞くとセリスティアはこう答えた。
「そ・・・そうですね、・・・時間があればルクスに相談したいと
思いましてその」
「そしてその儘ルクス君とデートしながら婚約迄話を進めてあわよくば
ディスト卿に報告して・・・何て恐ろしい子なのセリスさんは!!」
レリィはそう言いながら女子漫画の如き表情と電撃が走る描写が見えると
セリスティアは慌ててこう言った。
「フィー、今まではルクス君と昔通りの環境にさせて2人の中をゆっくりと
深めつつ、ルクス君に間違いを犯させようとしてたけどこうなったら
奥の手よフィー!もっと積極的に迫れる環境にするかいっそのこと精力増強剤と
そう言ういかがわしい事をさせれる薬を使ってルクス君を」
「・・・お姉ちゃん煩い。」
「・・・・え?」
フィルフィが真顔でそう言われた瞬間にレリィは・・・
石になってしまったのだ。
するとフィルフィはこう続けた。
「昔通りなんて出来ない、ルーちゃんも私も自分の道を進んで今があるから
それに・・・私ルーちゃんの事好きだから・・・諦めてないから。」
そう言うとフィルフィはデッキケースからカードを出すとカバンから
他のカードを出しているのを見てセリスティアはこう聞いた。
「其れは確かアークで」
「うん、万が一デュエルがあった時に備えて準備・・・見る?ルーちゃんからルール一通り教わったから。」
そう聞くとセリスティアはこう答えた。
「宜しいのですか?・・・分かりました付き合いましょう。」
そう言いながらもセリスティアはルクスとのお出かけを
内心楽しみにしているのだそれは心の中での秘密だと思ってフィルフィと
デュエルモンスターズのカードを見ている中で・・・石像と化した
レリィをほっとくあたり慣れているんだなと思われる今日この頃。
次回はルクスサイド。