何ていう良作なんだ!
そして祝福の歌最高でした!!
もうこれしかなかったです!
月灯館に入ったルクスとクルルシファーは社交ダンスの為に衣装を借りて
着替え始めた。
ルクスはダンスホールのなか、白い礼服と水色の・・・嘗て璃緒とデートした時に露店で買った鳥のネックレスを付けていた。
銀色のそれは装飾系の職人からすれば綺麗な物で精巧である事から欲しがる人間がおりそうであるがそれでもルクスは今回はこれを付けていようと決めていたのだ。
そして待っていると暫くして・・・クルルシファーが現れたのだ。
「お待たせ、少し控えめに見繕って貰ったんだけど・・・どうかしら?」
「・・・・・・・!!」
ルクスはそれを見て・・・言葉を失ってしまった。
綺麗の一言でしか片付けられない程の姿だったのだ。
白い肌に反する黒のドレス、黒のチョーカーで巻かれた首周りは胸元の方まで
大胆に大ック開かれておりスレンダー奈体つきをより美しく魅力的に見せていた。
髪は髪留めとリボンで優しく纏められており緩やかな弧を描いていた。
「中々その場でいきなりドレスを選ぶのは難しいわね、一応様になっていると
良いんだけど・・・どうかしら?」
クルルシファーがそう聞くとルクスは慌ててこう答えた。
「いや最高ですよ何処かのお姫様・・・あ、お姫様でしたね
クルルシファーさん!」
そう言うとクルルシファーはクスリと微笑んで黒の長手袋に包まれた手を
差し出してこう言った。
「それじゃあ踊りましょ?基本位は知っているわよね。」
そう聞くとルクスは気まずそうに・・・こう答えた。
「ああそのデスネ・・・僕あまりこう言う所出たことが無いものでしてアハハ・・どうもすみません初心者です。」
そう言うとクルルシファーはこう返した。
「簡単な踊り位だったら知ってるからそれに合わせて行けばいいのよ、
行きましょ?」
「あ、宜しくお願いしますクルルシファー先生!」
「はい、指導するわよルクス君♪」
そして暫く踊ってベランダにて休憩していると一緒にいたクルルシファーが
耳打ちしてこう言った。
「今窓の近くでアルテリーゼが見張ってるわよ?それも結構近く。」
「!?」
何だとと思っているとルクスは窓の外に確かに執事服を着た・・・
女性がいることに気づいたのだ。
「ここはフリと言う事でその・・・キスしてもらいたいんだけど大丈夫よね、
貴方もう経験済みだからギリギリセーフよね!」
「イヤ何必死ってそんなに家に報告されるのが嫌なんかい!?」
「当たり前でしょう!これで折角消えた見合い話がまた復活するじゃないの!!という訳でお願いルクス君!!?」
そう言うとルクスはこれは依頼だから裏切りじゃないと内心復唱しながら
腹をくくって・・・窓から見えないが唇にキスしているであろう様に見えるように頬にキスしようとして・・・逆に頬にキスされてしまった。
「!!」
ルクスは何でと思っているとクルルシファーはこう答えた。
「私からした方が画になるでしょ?それにこう言うのは大胆に手早くやるのが
コツなのよ?まだまだ女心が分かってなかったわねルクス君♪」
じゃあねと言って離れていくクルルシファーを見てルクスは外を眺めて
こう呟いた。
「ハ~~~、勝てねえな本当に。」
そして暫くしてルクスはセリスティアがいるであろう王都の敷地内にある
演習場に向かって行った。
既に当人から話を聞いておりルクスは其の儘向かって行っていると既に制服姿のセリスティアが待っていた。
「お疲れ様ですルクス。」
セリスティアが笑顔でそう言うとルクスもこう答えた。
「スミマセンセリス先輩、待たせてすみませんでした!」
「いえ、私も今来た所ですしそんなに待ってはいませんがその・・・少し問題がありまして。」
「・・・何かあったんですか?」
ルクスは何か問題でも起こしたのかと思っているとセリスティアはこう答えた。
「そのですね・・・待ち合わせ場所に失敗しましてですね・・・私は毎日
訓練しないと落ち着きませんのでその・・・基礎てレーニングと
剣の修行だけしていましたから・・・あの」
そう言ってもじもじしていたのでルクスは暫くして・・・ああねと言って
こう続けた。
大丈夫ですよセリス先輩、ちゃんと石鹼のいい匂いがしますから平気ですよ。」
何ていう変態チックな言葉・・・こいつ本当に変態だなと
思いたくなるような事をルクスが言った。
「誰が変態じゃこの阿保作者!」
やかあしいわ貴様!
「どうしたのですかルクス?」
「いやそのね・・・何だか電波感じじゃッて・・・。」
「?」
一体何だとセリスティアがそう思っている中でセリスティアはこう返した。
「大丈夫ですよルクス!あ・・・貴方とのデートが嬉しいからって
しっかり水浴びした後に綺麗な下着に履き替えてって・・・そうじゃなくて!!」
セリスティアの慌てっぷりにルクスはアハハと苦笑いしていると何かの視線に
感づいてセリスティアに向けてこう聞いた。
「所でですけどセリス先輩、王都の地理ってどれくらい詳しいですか?」
そう聞くとセリスティアはこう返した。
「ええと・・・大体わかります、幼少期はある程度ここで暮らしていましたし
去年と一昨年の夏休みはこちらに来ていました。」
「でしたら・・・走れます?」
「ルクス、貴方は何を・・・成程そう言う意味ですか。」
セリスティアは何かを感じるとルクスに向けてこう言った。
「では人通りの少ない所迄ゆっくり歩いてそこからは走って先導します。」
「ええ、では行きましょう。」
「はい。」
2人はそう言って辺りにある視線を気にしながら王都目掛けて歩いて行った。
そして第二段階へ。