最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 セリスティアとのデートです。


デート。

ルクスとセリスティアが互いに着替えてお祭りを散策していると

セリスティアの足がとある店で止まったのだ。

 「どうしましたかセリス・・・お嬢様?」

 ルクスは慌てて名前呼びから打ち合わせでやった言葉に直して見て見ると

セリスティアの視線の先にあったのは・・・焼き菓子の露店があった。

 「あ、向こうにあるあの出店のお菓子を食したいのですねご主人様。」

 それを聞くとセリスティアは慌ててこう答えた。

 「い、いえ!私はシヴァレスの団長として太る食べ物は」

 「今は只のお嬢様ですよ?それに・・・いい加減にその意固地な

決まり事なんて棄てて楽になりましょう??ほら見て下さい、いい匂いのする

焼き菓子がまるでこっちおいで~~と言わんばかりに手招きしているのが・・・

見えますよねお嬢様♪」

 ルクスは・・・悪魔の手招きの様にそう言いながらセリスティアに焼き菓子の店に向かわせようとしているのでセリスティアは「あう・・・あう・・・」と言いたげに少し涎を垂らしながら焼き菓子の店に誘蛾灯の如く向かって行く様に感じるが・・・正気を取り戻して慌ててこう続けた。

 「はあ・・・焼き菓子の匂いがまるで拷問の様に・・・昔幼いころに食べ過ぎて

父に怒られましてそれから何年も甘いものを食べていないのです。」

 「それって・・・どんくらいですか?(流石に10年は・・・ありそうだな

この人の場合)」

 ルクスはセリスティアの我慢をそう予測しているとセリスティアは・・・

言い淀みながらこう答えた。

 「・・・13年と・・・8か月です。」

 「いや我慢しすぎてどんだけ強く怒ったんだディスト卿は!?」

 ルクスはセリスティアの言葉を聞いて嘘だろと驚きながらディストが

どんだけ怖かったんだと思いながら空を仰いでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふぇくしょん!?」

 「あら貴方?風邪ですか??」

 ディストのくしゃみを聞いてベッドの上で起きているセリスティアに似た儚げな女性『イルシェ・ラルグリス』がそう聞いた。

 彼女は病弱でセリスティアを産んで以降は養生として離れで住んでいるのだ。

 男尊女卑と云う中に於いても彼女がこうやって過ごせれるのは偏にディストの『イルシェ』に対する愛ゆえの行動であり今まで頑張った結果である。

 ディストは『イルシェ』の言葉を聞いて鼻を啜り乍らこう答えた。

 「ああ大丈夫だ、誰かが私の噂をしているのであろうか?」

 「意外にセリスがルクス君って言うのかしら?貴方について

話しているのかもしれないわね。」

 「ハハハハ、良い話であることを期待したいな。」

 「あの子は頑張りすぎる所がありますから・・・誰かさんに似て。」

 「(* ̄▽ ̄)フフフッ♪、そうかもな。それを変えたのは彼と言うのも

何かの縁かもしれんな。」

 そう言いながら2人は紅茶を楽しんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな事など露知らず何時までもぐちぐちと何か言っているであろう

セリスティアに対してルクスはもどかしいなと思って一目散に走って・・・

店の中で大きいタルトを持って来て半分に分けるとその内の一つをセリスティアに渡して・・・ルクスはこう言った。

 「スミマセンお嬢様、僕が買いたかったのですが大き過ぎてしまったが故に少々手間を取らせてしまわれますので半分に分けますのでお嬢様ご容赦のほどを。」

 「る・・・ルクス貴方って人は・・・はあ、良いでしょう。でしたら

少しだけ。」

 そう言って焼き菓子を取って一口食べると普段の凛とした表情から一転して・・とろけた表情になった。

 「幸せです・・・13年8か月ぶりの甘いものを食べるのがこんなにも

嬉しいとは・・・ありがとうございますルクス(´;ω;`)。」

 涙ぐみながらお礼を言うセリスティアを見てルクスは内心こう思っていた。

 「(アンタハ我慢って言う限度を知った方が良いぞイヤ本当にって言うか

レリィさんを見て下さいよ、あの人が・・・いや駄目だなあのダメ人間を

真似る様にって言うのは駄目だなあれはある意味害悪だ。)」

 そう毒づきながら思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふぇくしょん!?・・・風邪かしら?それとも誰かが

私の噂をしているのかしら??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後もルクスはセリスティアと共に街を歩きながらある事を思い出していた。

 「(そう言えば璃緒と歩いてた時もこんな感じで楽しんでたなあ、・・・

もう3年たつんだよなあこの世界に戻って。)」

 そう思いながらルクスはハートランドで楽しんでいた記憶を思い出していた。

 もう帰る事も出来ないあの思い出の街の事を・・・家族の事を思い出して。

 「はいお水です、其れとですけど先ほどそこの食事やの店主に頼んでもらってスープを出してもらいましたのでどうぞ。」

 「ありがとうございますルクス。」

 セリスティアは人酔いしたのであろう少し顔を青くして公園の縁石に

座らせてそう言うとセリスティアはこう続けた。

 「こんな気分は久しぶりです、時間が許す限りモットこの空気を

味わいたかったですがこれから送りましょう。」

 「ありがとうございます、でしたら宿まで帰りましょう。」

 ルクスはそう言いながら鬘を取るとセリスティアはルクスに向けてこう言った。

 「ルクスは凄いですね。」

 「?」

 「皆の為に色々頑張って学園で今やたった2人の男の子名のに皆に慕われて・・私と違って恐れられたり避けられたりしていません。」

 「・・・そんなことないですよ、皆から助けられましたしセリス先輩何てずっと爺さんの言葉を守っていたじゃないですか。」

 ルクスはそう言ったが間違いではない、セリスティアはある意味完璧な

ドラグナイトであるのは間違いない。

 あの強化合宿の後セリスティアはルクスがオーバーリミットの副作用で

眠った後から暫くして・・・三大奥義を会得していたのだ。

 或る意味セリスティアはちゃんとした存在でしょうと言うとセリスティアは

こう返した。

 「いいえまだです、私はウエイド先生の様な間違いを犯して又その大切な人が

傷つくところを見るのは嫌なのです。ですから私は強くなります、サニアと・・・彼女と本当の意味で分かりあいたいために。」

 セリスティアの言葉にルクスは何も言わなかった。

 こればかりは当人たちがぶつかり合って答えを導き出さなければいけないのだ、例えそれがどの様な結果になったとしてもだ。

 「ですからルクス、私は負けません。貴方の模範となるべく

これからも精進します。」

 「・・・分かりました、ですが時には我儘になったとしても誰も文句は

言いませんので何時でも頼って下さい。」

 そう言って帰ろうとして・・・ルクスは何かを感じた。

 「どうかしたのですかルクス?」

 「・・・静かにして僕の歩く道の通り進んでください。」

 ルクスはそう言ってセリスティアの手を引いて人気のない道を歩いて行った。

 酔っていたセリスティア派気づいていなかったがこの時追ってくる

人間の足音がしたのだ。

 それも自分達を追っていた人間ではない別の人間の足音。

 「(足音の重さとこの僅かな鍔鳴り音・・・武器を持っているのかよ!)」

 クソがとルクスは早歩きで其の儘・・・路地裏の向こうに歩いて行った。




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