最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 祭りが始まります。


お祭り

「ルクス?これは一体何なんですか??」

 「ちょっとですけど・・・厄介な敵が近くにいましてね。」

 「それって・・・目的は私達でしょうか?」

 「恐らくですね、どっかでやり過ごしますから・・・良しココだ!」

 ルクスがそう言って近くにあった物置小屋の陰にある家具の隙間に入った。

 ・・・が、暗くて足元が見えなかったせいか各財の様な物に躓き普通だったら

躓かないであろうセリスティアがそれに当たってしまい其の儘前にいる

ルクスを・・押し倒してしまったのだ。

 「うわ!」

 ルクスは其の儘古びたソファーに倒れるとセリスティアは其の儘ルクスの背中に

圧し掛かってしまった。

 「!?」

 その時ルクスはセリスティアの豊満な胸が背中中に当たってしまって

その甘い匂いがルクスの頭と下半身にその熱を帯びてしまった。

 「!!!!(あああああセリス先輩の胸と髪のいい匂いが

僕のソードデバイスが発動してって言うかどいてって言いたいのに今動いたら僕のソードデバイスがバレてしまってああああああ誰か助けてーー!?)」

 ルクスはそう思いながら聞き耳立てていると・・・足音を3つ程感じた。

 「(足音の数が3つ・・・位置は近いけど僕たちの場所はまだ気づいてないって

言うか・・・さっさと向こうに行けって言うか早くどっか行ってお願いだから

お金あげますからーー!?)」

 ルクスはそう思いながらどうかバレませんようにと思いながら暫くすると・・・

足音と気配が消えたのを感じた。

 「・・・助かったのでしょうか?」

 「ええ、そうですね。・・・ところでセリス先輩一つ言いたいのですが。」

 「?」

 「・・・速くどいてくれませんか?色々とヤバいので。」

 男のと内心そう思っているとセリスティアは・・・酔っていながらも

こう言った。

 「あああそうですね、ですがその・・・暗がりの中でその・・・男性に

連れ込まれた時点でこう言うのは覚悟」

 「決めなくて良いから!考えなくて良いから速くどけーー!!」

 ルクスの大声が室内中に響いたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あらあら少し遅いわねルクス君、・・・どうしたの?何だか疲れてるけど?」

 レリィがそう聞くとルクスはこう答えた。

 「アハハハッハ・・・ちょっと自分との戦いで精一杯でした。」

 ルクスは少しやつれたかのようにそう呟くとルクスは執事服のまま

来ていることに何も言わないままレリィはルクスをエントランスへと案内させた。

 光沢のある焦げ茶色の内装と赤絨毯、そしてシャンデリアのくすんだ

オレンジ色に照らされたその場所の下に・・・フィルフィを見つけた。

 「遅れてごめん!って・・・フィーちゃん?」

 ルクスはフィルフィのその姿を見て固まっていた。

 フリルと無数のリボンに彩られた黒色のドレス、アーク以降白くなって其の儘ほったらかし状態の髪の毛を小さなバレッタと呼ばれる髪留めで

幼い顔立ちとは裏腹に何処か大人びた印象を受ける。

 その爆乳とボーっとした無表情な顔も何処か幻想的で別人のように思えた。

 「お帰り、ルーちゃん。」

 その間延びした声と微かに嬉しそうなニュアンスにルクスは唐突に現実に

戻された。

 「う、うん只今・・・そ、その・・・似合ってるよドレス。」

 「ありがと、それじゃあ行こう。」

 「2人とも気を付けてね、ルクス君。妹を頼んだわよ。」

 レリィがそう言うとフィルフィと共に宿を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日の落ちた王都は夜の帳に覆われて星とその下の無数の灯りの光が街並みを淡く照らしていた。

 フィルフィが伸ばした手をルクスが取って2人は中央通りにへと

向かって行った。

 中央街区の更に中心にある国立公園・そこから少し北にある

大聖堂の王城へと続く道は建国記念祭のメインルートには祭りが

フィナーレなのであろう馬車で大聖堂から王城迄運ばれている精霊の像を

祀りながらゆっくりと過ごすのが習わしとなっていた。

 ルクスもそれをする為に人の混みあっている中央通りへと向かおうとしている。

 目の前の通り過ぎる精霊像に祈りを捧げることで一年の安全を祈願するのは

帝国時代から続く仕来りであるがそれを遠目で見ていたイセリアは透流達と

一緒にいる中でこう呟いた。

 「・・・火の精霊王、水の精霊王、風の精霊王、地の精霊王、光の精霊王・・・そして闇の精霊王。」

 そう呟いているとイセリアはこう思っていた。

 「(あの精霊像・・・私走っているけど何か違う・・・一体何?)」

 そう思っていた。

 火の精霊像は刺々しい竜

 水の精霊像は長い胴体を持つ細長い竜

 風の精霊像は蝶々の様な羽を持った四つ足の龍

 地の精霊像は翼がまるで剣の様に鋭く前進が鎧の様になっている竜

 光の精霊像は剣を持ち雄々しく立った竜

 闇の精霊像は漆黒の烏の如き羽を持った竜

 それぞれ精霊像の腹の部分には6つ星のマークが刻まれているのを見ると

それを馬車から見たルクスはあれと思っていた。

 そのマークを見てある事を思い出した。

 「(あのマーク、フギルが持っていたあの仮面と遺跡の最深部の扉にあった

マークと似ているけど・・・何であの精霊像に迄刻まれているんだ?)」

 何でとそう思っていたがルクスはまだ知らなかった。

 精霊像の刻まれているマークの意味。

 そこから導き出されるのは精霊使い側とも関りがある重大な事。

 アーカディア帝国の建国以降の歴史と密接に関わる重大な事だとは

誰も思わなかった。




 「精霊使いの神装機竜」とも関わっています。
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