最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 作戦が行われようとしていた。


作戦開始

 「はあ・・・緊張して疲れた~~。」

 リーズシャルテが部屋の中であの宣言から疲れてソファーの上で項垂れていると

ルクスは部屋の中で紅茶を入れてそれを手渡すとリーズシャルテはそれが入った

グラスを手に取って飲み干すとこう言った。

 「やっとひと段落終わらせたがここからだ、我々の行動一つでお前どころか

私も一緒にどん底になってしまう・・・用心しろルクス。城内にいる連中が

何時牙をむくか分からんからな。」

 「はい、了承していますって其れとですが例のあれは出来てますか?」

 ルクスがそう聞くとリーズシャルテはライズ・ワイバーンのソードデバイスを

渡すとリーズシャルテはこう答えた。

 「取敢えず新機能も付けておいたがそれでも件の計画が上手くいくかは

分からないしぶっつけ本番だから不調をきたすかもしれないから気を付けろよ。」

 リーズシャルテがそう言うとルクスはそれを受け取ってこう答えた。

 「後は僕が何とかします、それでは。」

 「ああ、気を付けてな。」

 リーズシャルテがそう言うとルクスは其の儘明日に備えて就寝する為に

宿に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして数時間後

 未だ陽も昇っていない明け方、ルクスはこっそりと起きて宿の裏口から出ると

見送りに出ていた透流、クランリーゼ、ラ・クルシェ、イセリアを見て

こう言った。

 「それじゃあ後の事は宜しくね、もしこっちの機竜が操られている事があれば」

 「分かっていますよ兄さん、其れとですが兄さんが出られない理由は

殆どの人達が知っていますので悪しからず。」

 「うんお願いね、其れとだけど昨日何か報告とかあるかな?」

 ルクスがそう聞くとクランリーゼはこう答えた。

 「でしたら、囮作戦は時間から見て既に配備済み。ラルグリス家の騎士団は

もう一つ臨時の騎士団も配置済みです。」

 すると今度はラ・クルシェがこう続けた。

 「ヘイブルグに送られている間者ですが斥候を送って確認した内容も

全て大丈夫ですが気になる事があるらしいですよ?」

 「気がかり?・・・一体何??」

 ルクスがそう聞くとアイリがこう答えた。

 「王都の北東、岩山と海に沿った海岸線防衛ラインの砦からの報告によれば

原因不明の頭痛に襲われたらしく身体に異常はなく、毒や病気、事件の類は

確認されなかったことから未だ調査中です。」

 そう言うとルクスはこう答えた。

 「ありがとう、それじゃあ後はリーシャ様の事を宜しく!」

 じゃあねと言ってルクスは王都の静まった街の中を走っていると

ライズ・ワイバーンを展開して基地にへと向かっているがそれを・・・

一人の男性が向かって行くのを見てこう呟いた。

 「さあてと・・・こっちも動くとするか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朝方とは言え未だ薄暗い空の中全竜戦に出場する各国のドラグナイトや

護衛の兵士に見つかれない為にルクスは一直線に高度を上げて飛び続けていた。

 其の儘数分ほど北へ飛ぶと王都の城壁の外にドラグナイトの軍勢がいるのが

見えるとルクスはそこに向けて降りて行くと近くにあった臨時の軍議場に向かうと指揮官でもあるバグライザーが笑ってルクスに向けてこう言った。

 「ついに来たか雑用王子、おおっと今はもう王女殿下の騎士殿だったな!

正式な爵位はまだ先だろうが」

 「ああ、雑用王子で結構ですよ。それよりも作戦に変更は?」

 ルクスが真顔でそう尋ねるとバグライザーもそうだなと呟いて作戦内容を

説明した。

 「ここから北西部の廃村に反乱軍らしき者達が百体のアビスと共に

潜伏してある。貴様は囮として引き付け貴様の指揮下に入っている部隊と騎士団が数を減らしつつ北の隠し要塞へと誘導してそこにいる私の赤竜騎士団が

総攻撃して殲滅する、ここ迄が作戦だ。周辺に放ったドラグナイトの斥候からも

異常を見つけた報告はないが只・・・一つ気になることがあるのだ。」

 「・・・海岸線防衛ラインのドラグナイトが頭痛に襲われたって言う

あれでしょうか?」

 「嫌そうではない、奇妙な地鳴りが時折聞こえると東部の砦の武官たちが

言っていたようだが一応警戒はしておけ。」

 「分かりました、では」

 「ああ、その前に貴様が指揮する部隊を紹介しよう。」

 バグライザーがそう言うと少し離れた場所でとある男性が2人現れた。

 一人は銀髪の髪を短く切り揃えた男性ともう一人見てルクスは・・・

アアアアア!と大声上げてこう言った。

 「アンタアイリを殺そうとしたあのクソデブの腰ぎんちゃく!!」

 「ちょっと待って何その不名誉なワードって言うかあの時は本当に

すみませんでしたーー!?」

 「え・・・お前ら何知り合いなのか?」

 バグライザーはルクスの言葉を聞いてそう言っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あの時は本当に済まなかった、私はあの時あの男を諫めるべきだったが

私はあの男の云う事を聞くしか道はなかった。許してくれとは言わん!

だが私達海竜騎士団は全員この国を守りたいという思いは一緒なんだ!!

だから頼む!?今は私達を信じてくれ!」

 海竜騎士団の騎士団長がそう言って謝るとルクスは頬を掻いてこう答えた。

 「・・・言っておきますが僕は貴方達を許す気はありません。」

 「・・・・」

 「ですけど・・・今は火急の事態何です、僕は貴方達を利用する気ですから

貴方方も僕を利用してくださいね。」

 「・・・分かった。」

 海竜騎士団の騎士団長がそう答えるとラルグリス家の騎士団『黄龍騎士団』の

騎士団長が全員に向けてこう言った。

 「それでは総員出撃するぞ!目的は廃村近くのアビス及び反乱軍を見つけ次第

囮作戦を実行する!ワイアーム部隊は地上から攻撃!ドレイク部隊は監視と報告!そしてワイバーン部隊は上空からの囮とする!!ここからが本領だ!?

しっかりやるぞ!!」

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 それを聞いて全員が声を上げて出撃した。

 そして・・・戦いの準備が始まろうとしていた。




 そして・・・廃村について。
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