「う、ううん。」
ルクス嘗ては兄と会話した事を夢で見ていたのだがそれが終わり
目を覚ましたいのだがもう少し寝ていたいという自分がいたのだ。
「(ここの部屋のソファって寝やすいんだよなー。前までは馬小屋で寝てたり手作り寝袋で寝ていたからなあ。)」
まあようは寝やすいからである。
しかしそろそろ起きないといけないと思い起きようと思ったら手に何かが当たった。
「んっ・・・。」
「ん?(何これ?)」
ルクスはそれを触ってみた。
柔らかくて弾力がありむにゅっと沈み込んでは押し返していくそれを触るうちに何かおかしいなと目をつぶりながら考えた。
「(あれここのシーツってこんなに柔らかかったっけ?)」
「ん、んう・・・。」
声がしていると分かるとルクスは冷や汗ダラダラ流してこう思った。
「(え、ちょっと待って・・・いやまさかそんな訳・・・。)」
「ふぁっ・・・。」
「(ちょっと待ってーー!!!これまさかと思うけどまさか!!)」
意を決して目を開けるとそこにいたのは・・・ほぼ半裸の
フィルフィ・アイングラムであった。
然も胸を鷲掴みして・・・。
「な、何じゃこりゃー!!」
ルクスは驚いてベッドから転げ落ちるとフィルフィがベッドから起き上がってきた。
「・・・あ、おはよ。ルーちゃん。」
「あ、おはよフィーちゃん。・・・じゃなくて何処ここっていうか色々
見えているものがあるから隠してって何この状況どうなってるのー!!」
ルクスは混乱しながらツッコミ入れているとフィルフィが眠気眼で説明した。
「だってルーちゃん。廊下で寝ているの見つけたから風邪ひくっと思って・・・。」
「廊下?・・・あっ!!」
前日の夜
「ふぁーいっぱい食べたなー。・・・そう言えば来客用の応接室明日から使えないから何処かの部屋にいれるようにするってレリィさん言っていたけど・・・ま、野宿には慣れているからいいや。」
どこが良いのか分からないが取り敢えずルクスは溜まった疲労と満腹になった事で眠たくなったので取り敢えず廊下の壁側に寄り掛かったのだ。
暫くするとトイレに行っていたフィルフィがルクスを見つけた。
「ルーちゃん。風邪ひくよ。」
「く~~。」
フィルフィはルクスに問いかけても爆睡しているためか聞いていなかった。
そしてフィルフィはトイレに行って戻った後ルクスを引き摺ってそのまま部屋に
連れて行ったのであった。
そして現在・・・
「・・・っていう訳・・・。」
「・・・。」
フィルフィの説明を聞いた後ルクスは頭を抱えながらフィルフィにこう聞いた。
「・・・ここって女の子の相部屋じゃなかったっけ?」
「この部屋私しかいないから平気だよ?」
「じゃあよく見るとこのベッド2段あるけどどうして僕と寝てたの?」
「ルーちゃんを上まで持っていくの、眠くてめんどくさかったから。」
「フィーちゃん、5年の間に随分とストロングなことするね!?じゃあフィーちゃんが上に行けばよかったんじゃない!?」
ルクスは声を荒らげて聞くとフィルフィはいつもの調子でこう言った。
「梯子昇るのめんどくさかった。」
「あのさ僕等ってもうお年頃なんだからもうちょっと危機感とかさ。」
「私は平気だよ?」
「・・・さいですか。」
ルクスはこれ以上は体力の無駄だと悟り討論を終了させるとルクスは頭痛持ちのような格好でこう言った。
「ああ、もう・・・。色々と変わったところはあるけど根はまだ昔のままだよ。」
ルクスは呆れ声でそう言うとフィルフィは真顔でこう言った。
「じゃあルーちゃんは変わったの?」
「え・・・?」
フィルフィは僅かに、そして親しい人だけにわかる柔らかな笑みを浮かべて
こう言った。
「大丈夫。きっと変わってないよ。私達。」
そう言うとルクスは俯いてこう言った。
「変わったよ・・・。」
「え?」
ルクスの言葉にフィルフィは聞き返した。
「変わったよ。・・・そして何も変われなかった・・・守れなかった。」
ルクスの右腕はデッキのある場所をさすりながら思い出していた。
ハートランドシティとバリアン世界が融合する際に必死で抵抗して
守れなかった仲間達。
月で散った親友を。
・・・そして一度は袂を分かっても心でお互い繋がり合いそしてあの時最後に彼女が言ったあの言葉がルクスの心に棘のように突き刺さっていた。
『・・・大好きだったわ・・・ルクス。』
「!!くっ・・・。」
「ルーちゃん。」
フィルフィはルクスに近寄ろうとすると扉からノックの音が聞こえた。
「フィルフィ!もう朝だから遅刻するよ!!もうこれ以上遅刻すると教官が怒るから入るねー。」
「うん良いよ。」
「ちょっと待ってってまさか部屋の鍵掛けてないの!?」
「うん。」
「不用心だなおい!!」
ティルファーが部屋に入って来るのに対しフィルフィは部屋に鍵かけないことを聞いたルクスがツッコミ入れると扉が無情にも開いた。
「--あれ?」
ティルファーはフィルフィの格好とルクスが部屋にいる状況を見るとティルファーは親指をサムズアップしてこう言った。
「ごゆっくりー。」
そして扉を閉めるとティルファーは大声でこう言った。
「ねえねえ皆聞いて!!ルクっちがねー!!!」*拡散希望
「ちょっと待ってっていうかその*タグ何の嫌味なのー!!」
ティルファーとルクスの追いかけっこはその後も続き遅刻の罰としてグラウンド10週(機竜による補正無し)に処された。
今でも思い出す・・・彼女との出会い。
今でも夢に出る・・・彼女との永遠の別れを