最弱無敗の決闘機竜   作:caose

220 / 378
 役者は揃いそうである。


全竜戦会場にて

 ルクスがたった一人で戦っている中王都では全竜戦後半戦第一試合が

行われようとしていた。

 今回の三戦相手はヘイブルグ共和国、マルカファル王国、ヴァンハイム公国の

三国に対する時にアイリはルクスが今何しているのかを説明していた。

 「という訳で兄さんは今日の試合には出場できませんので悪しからず。」

 「ちょちょちょちょちょっと待ってよアイリちゃん!え、何!!ルクッチ今

反乱軍相手に戦ってるってシャリス知ってたの!?」

 「ああ・・・済まないティルファー、大ごとにさせない為に口止めされてたのだ

父様に。」

 「YES、私はバルトシフト家から聞いております。」

 「ちょっと待ってよ!ルクッチこの間の戦いの疲れ未だ取れてないのに

そんな厄介事していたら体力持たないよ!!ねえさ・・・

ココは皆でルクッチを。」

 「ティルファーさん、一つ言って置きますが兄さんの望みは皆さんを

危険にさらさせない事です。そして私達が全竜戦で勝つことを

大事にしていますのにここでむやみやたらに援軍としてきたとしても兄さんに

とっては迷惑ですし何より・・・あの兄さんが助け貸してくれって

言いますでしょうか?」

 「ああ・・・確かにそうだね。」

 ティルファーは嘗てルクスが起こした馬鹿教官三人を

フルボッコにした時のことを思い出すと他の全員も確かにねと言って

アハハと・・・乾いた笑い声が聞こえた。

 「ヘイブルグ共和国にサニアの名前が見当たらん、奴が今回の全竜戦お前が

参加する事位分かっている筈なのに何故なのだ?」

 リーズシャルテがそう言いながらヘイブルグ共和国の出場登録者に

サニアの名前が無い事に不信感を露わにしていた。

 あれ程セリスティアに対する恨みがあるにもかかわらず、公衆の面前で

ボコれる機会があるのにも関わらず何故だと思っているとセリスティアは

こう答えた。

 「兎に角です、私達は今出来る最大の事をしてルクスを安心させることに

集中いたしましょう。」

 それを聞くと全員が一丸となって戦う事を心に決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その一方ルクス達はというと・・・現状最も過酷な戦いを強いられていた。

 アビスだけではなく何処からか現れた空飛ぶ・・・帆船の艦隊がドラグライドを展開していたのだ。

 小中型船は艦下部からワイアームやドレイクが、大型船又は・・・空母からは

X字状のカタパルトからワイバーン部隊が展開していた。

 まるで近代的艦隊思想だなとルクスはそう思いながらもサニアが言っていた事はこの事かと思って貴方を悩ませていた。

 何せ本当に戦艦が来るなんて誰が予測できようとそう思えるのだから。

 「一体どっからこの大艦隊が来れたんだよ全く!」

 そう言っていると空母空新たに何かが出てくるのが見えた。

 「今度は一体何だって・・・・ハアアアアアアアアア!竜だ~~!?」

 ルクスはそれを見て驚いていた、何せ今度は本物のドラゴンが出てくるので一体何なんだよと思いながらも攻撃を再開するしかなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして再び全竜戦会場

 「さてと、相手はマルカファル王国。遺跡が無い事からドラグナイトの育成が

そう進んでいないと聞くから勝って勢いを付けさせてやる。」

 リーズシャルテがそう言ってキメラティック・ワイバーンを展開して入り口に

向かって行っていると何か・・・背後から気配を感じたのだ。

 「何だ!」

 リーズシャルテは一体何だと思って振り向くが誰もおらず気のせいかと思って

会場に向かって行くのを・・・姿を消した機竜とそのドラグナイトがニヤリと

笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『両者配置に着きましたので、アディスマータ新王国対マルカファル王国の

一戦目・・・試合開始!』

 審査員の言葉と共に互いに攻撃しようとすると・・・リーズシャルテの顔色が

僅かに変わった。

 「何だ・・・動きが・・・まさか!」

 そう思ってリーズシャルテはキメラティック・ワイバーンの方を見ると僅かだが上部分に炎が・・・薄っすらとだが現れていたのだ。

 「あの女何時の間に!パージ!!」

 リーズシャルテがそう言ったと同時にキメラティック・ワイバーンの

ブレスガンの充填が終わっていたのであろうあろうことか観客席目掛けていたのをパージしたことで食い止めて放たれた攻撃は其の儘・・・観客席を大きくそれて

障壁のやや上に当たった。

 そしてリーズシャルテは切り離されてワイアームに搭乗するとワイバーンの方は誰もいないにも関わらず動いているのを見て畜生と思っていた。

 「あのアマ無人でも操れるのか!!」

 そう言ってブレスガンを構えると何処からか・・・声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「どけやお姫様!」

 そう言ったと同時に何処からか蛇腹剣の刃がワイバーンを締め上げると

其の儘地面に叩きつけたのだ。

 「お前は!」

 「ようお姫様よ、貸し1だぜ。」

 そう言いながらグライファ―が自身の機竜『クエレブレ』を展開して現れるとリーズシャルテは何故と聞くとグライファ―はこう答えた。

 「ああ簡単だぜ、こう言うのが起きるってルクスから聞いてるから

準備してたんだぜ。」

 万が一って奴だなと言っているとリーズシャルテはアイツはと

頭を悩ませていた。

 まあ確かに今回の作戦は奴からしたらムカついていたのであろうがそれでも

他国に言うかとグライファ―は蛇腹剣を元に戻すとコーラルがそのワイバーンを

ワイバーンで押さえつけるとさてとと言ってグライファ―はリーズシャルテの少し上向きの後ろ側に視線を向けるとこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「いい加減に出てきやがれや!」

 そう言いながら蛇腹剣を使うとその場所にも障壁が張っていたがために

当たらずに然も観客席だったから観客がきゃあきゃあと言っていると暫くして

何処からか・・・声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「よく分かりましたわね。」

 そう言うと焔夜刀ノ鬼神を纏っている夜架が現れると観客は驚いて

慌てふためいているとグライファ―は夜架に向けてこう言った。

 「ようよう手前この間はウチの選手よくもボコってくれたよなあおい・・・

覚悟できてるよなごら。」

 グライファ―は夜架に向けてガンつけているとリーズシャルテがこう言った。

 「悪いが奴は私の獲物だ、奴には借りがあるからな。」

 「オイオイ待てよお姫様よ、アイツは俺らをボコった奴だしルクスからも

譲ってくれるって言ってたぜ?」

 互いにそう言っていると・・・ダイヤモンド・ワイアームを纏った青年と迷彩で姿を現した・・・サニアが姿を見せた。

 「サニアか。」

 リーズシャルテはよく揃ったなと思っているとじゃあと言ってこう言った。

 「私があのピカピカしたワイアーム、お前はあの女、もう一人は

まあ相手は決まってるからそいつに任せるから・・・やるぞ。」

 「おおよ・・・こっちはもう何時でもだぜ・・・!!」

 グライファ―がそう言って構えているとセリスティアもリンドブルムを纏って

姿を現した。

 そして暫くしてこちらも・・・・戦いが始まった。




 あっちもこっちも戦場だ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。