王都においても戦いが起こっている中でルクスはある人物と再会していた。
それが・・・こいつだ。
「ほお久しいな、ルクス。我が親友『アベル・アーカディア』の弟よ。」
そう言うのは大量の軍勢を率いて現れた『エクス・ワイバーン』を纏った男。
『ラグリード・フォルス』であったがルクスはああと言って思い出すかのように
こう言った。
「ああ、あのクソ兄貴の金魚の糞か。」
「誰が金魚の糞だ誰が!貴様とは因縁にケリを付けなきゃいけねえんだよ!!
手前があのバケモノ女を助けちまったからあいつには酷い目合ってねえし
手前みてえないい子ちゃん」
「悪い事したら謝るってのが普通の人間だろ?手前みてえなそんな事も出来ない
社会のゴミ野郎は何時だって他人のせいにして自分は悪くないって自己肯定するからあの国は腐って革命が起きたって未だ分からないかな5歳児だって分かるぞ
お前の脳みそはノミ以下か?」
「エエイ黙れ黙れ黙れと言っているだろうが!だがお前の事は
聞いているぞ・・・『黒き英雄』よ。だが結局最後に勝つのは俺の方だ、
最早王都が堕ちるのは時間の問題。そして俺は旧帝国の威氏を継いで
新たな皇帝としてこの国の玉座に就くのさ。」
そう言うとルクスは阿保の子を見るような目でこう聞いた。
「其れでだけどお前玉座に就いて何するの?所詮は只の置物以下で
ヘイブルグ共和国の体の良い人形程度の価値しかないって分かるんじゃないの?」
意志とかどうするのさと聞くとラグリードは・・・笑ってこう答えた。
「フフフフ・・・・くはははっはあははははは!人形だと?それがどうした
結構じゃないか!俺はヘイブルグ共和国旗下の元公然として権力を
振るえるようになる!!この国の財産と愚民どもを弄び、気ままに暴虐の限りを
尽くせれるのだ!!俺は謙虚で利口だからな、皇帝の格とか誰かに
認められるとかそんなものには最初から・・・興味なんてねえ。ただ俺が楽して
お前らを屈服させれればそれで良いのだ。」
それを聞いてルクスは・・・呆れた様子でこう思っていた。
「(うわあ・・・完璧な駄目な大人な典型的一例ジャン。)」
そう思いながらこいつ殺してさっさと行くかと思っていると・・・
周りのドラグナイトの様子を見てこうも思っていた。
「(ドラゴンぽいのはまあ良いとして他の機竜使いの女の子たち全員力量が・・可笑しい程に低いぞ、まるで初心者に毛が生えたレベルな連中
ばかりじゃないか?)」
そう思っているが確かにそうである。
剣の使い方はまるで教本を見て覚えた感じでブレスガンでも出鱈目、
動きも単調で反乱軍に混じっていて分からなかったが確実に分かった。
「ねえさラグリード、君に一つ聞きたいことがあるんだ。」
「何だ命乞いか、其れなら這いつくばって俺の足を」
「いや汚いからって言うか君の足って絶対匂ってそうだから嫌だよ。」
「何・・・!!」
「聞きたいって言うのはさ・・・この子達一体何だい?どう見ても
まだ訓練不足な所が見えるんだけどどっから出してきたの?」
ルクスがそう聞くと嗚呼なと言ってラグリードはニヤリと笑いながら
こう続けた。
「こいつらはヘイブルグ共和国の傘下国である『ドラグニア竜皇国』という
国家の連中でこいつらは精霊と言う存在を使役しているようだがまあ確かに実力はないがそれでも・・・弾避けにはなるだろ?」
そう言いながらラグリードは近くにいた少女の顔を寄せて舌で舐めるとルクスはこう思っていた。
「(お巡りさんここに犯罪者がいます。)」
完全に警察案件だよこいつ!とそう思っているがこうも思っていた。
「(弾避け・・・こいつらにとって女はそんな程度の価値しかないって意味かよやっぱあの時こう言う連中を全員下の玉を生きたまま斬り落とした方が
良かったんだろうなイヤ本当に。)」
竿も含めてと思いながらラグリード目掛けて・・・高速で攻撃しようとして
詰め寄るとその瞬間に・・・ナニカが行く手を阻んだ。
「何だ!・・・!!」
一体何だと思っていると甲板の上で少女達が舞を踊っているのが見えたのだ。
普通ならば何だアレハと思いながら知らんぷりするが他にも祈禱していたりと
するが夜架の事を思い出してまさかと思っていると・・・ラグリードは
こう答えた。
「そうだ、俺は今あいつらの力で結界を貼っていてな。そのおかげで俺はお前の攻撃に耐えられたのさ!」
「紛い物の皇帝は力すらも借りものとはよく言うね。」
「本当にお前は俺の怒りを買う事に関しては一流だが・・・
其れだけではないぞ!」
ラグリードがそう言った瞬間に少女達が精霊や魔術、機竜からの攻撃を始めた。
避け切れるくらいだがそれでも時間が惜しい中で本来ならば倒してラグリードを消すべきだと思うがルクスが振りかぶったその時に・・・。
「ひぃ!」
「ちぃい!」
怯えるその姿に畜生と思いながら下がるとラグリードは勝ち誇った様子で
こう言った。
「ハハハハハ!所詮お前の覚悟などその程度だ!!力なきものを守るなど弱者の世迷いごとだ、貴様みたいな奴は・・・ここで終わりなんだよ!!!」
やれと言って再び総攻撃を始めた。
然も反乱軍の機竜も含まれておりヤバいと思って目を瞑って・・・あれと
思っていた。
痛みどころか何も起こらないぞと思っていると周りを見て・・・こう言った。
「これって・・・水?」
巨大な水の玉がルクスを中心にして守っていたのだ。
するとルクスの目の前に本来ならばいないはずの少女を見てこう呟いた。
「イセリア・・・さん?」
「はい、ルクスさん・・・いえ・・・
・・・・マスター。」
イセリアちゃん登場!