ジョニー・ウオンが放った攻撃はシューマンとキョーマ、ミラに目がけて
放たれると3人はそれぞれ部屋から出て物陰に隠れた。
「くそ!次元崩壊起こしたら大体が身動き取れねえはずなのに何だあれはよ!?」
「マブチ!あれはどうやら只の次元崩壊じゃないかもしれないぞ!!」
「見りゃあ分かる!糞が、あいつの体中の不正コイル何とかしねえと
このままじゃあ俺ら全員嬲り殺しだぞ!」
「ですが・・・あの人の体だって持つかどうか。」
「畜生が・・・それも考えちまったじゃねえか!」
キョーマはそう言ってジョニー・ウオンを見た瞬間にジョニー・ウオンは・・・
人間としてはありえないほどの跳躍力を見せて逃走したのだ。
「待ちやがれ!」
キョーマはそう言って苦無みたいな武器を構えるがジョニー・ウオンは
窓から逃走していて既に遥か向こうにまで飛んでいた。
「こいつはやべえなシューマン。」
「お前他人事のように言うがこっちは一大事だ!全員に通達!!
至急防衛線を作れ!?次元崩壊した人間が逃走!そうだ逃走だって何訳が
分からないだ?僕だってあれが何なのか知りたいくらいだよ!!
すぐに武器を持って奴の移動速度を辿って戦闘準備!奴を先回りする!!?」
そう言っている間にミラはこっそりと出て行っているのを運悪く・・・
マブチがそれを見てしまったのだ。
「「あ」」
そしてその儘・・・ミラは走って去っていった。
「待ちやがれ!」
キョーマはそう言って追いかけるのを見てシューマンはこう呟いた。
「まだ心残りがあるのかキョーマ・・・もう5年にもなるのにな。」
シューマンは其の儘下に行って部隊を指揮しようとすると隊員の一人が
こう報告した。
「シューマン隊長、先ほど部下からとある報告がありまして」
「後にしろ、今は逃げ出した新たなる次元崩壊対象の捕縛または
破壊をしなければいけないのだ。」
「それが・・・対象も同じ方向に行っていると追いかけている部隊から報告が
ありまして」
「・・・詳しく話せ。」
シューマンはそう言ってそれを聞いた。
「待ちやがれロボット!」
「何でこちらを追ってくるんですか!?」
「手前の胸のコイル!豪く偽装されちゃあいるが違法コイルと
同じ反応をしているんだ!!それを寄こしやがれ!?」
「お断りいたします!!」
ミラはそう言いながらキョーマ相手に鬼ごっこをしていた。
「日陰街・・・間違いないか?」
シューマンは隊員の一人に向けてそう聞くと隊員の一人はこう答えた。
「はい、このエリアで間違いありません。例の次元崩壊対象も
こちらに来ていると報告があります。」
「街の住人の非難は?」
どうなっていると聞くが隊員の一人はこう答えた。
「ここにいるのは不法入国者やチンピラとかが集まりますので上層部は
放置しておけと既に『QI』からも指示を出されておりまして。」
「街の排除をするためには見殺しにしろか・・・あいつが聞いたら怒るだろうな本気で。」
「隊長?どういたしましょう。」
そう聞くとシューマンは暫くしてこう答えた。
「とりあえず半径30メートル四方にいる民間人は全員脱出させるように
しておいてくれ、万が一に備えてだ。」
「もし・・・拒否したり抵抗された場合は・・・」
「・・・その時は現場に任せるよ。」
シューマンは半ばあきらめ口調でそう言っていると・・・窓が開く音が
聞こえた。
「聞こえてたか・・・すみませんが我々は・・・!!」
シューマンは男に向けて非難するように言おうとして目を大きく見開いて
驚いていた。
白髪で髭まで白い
だがその顔は誰もが知っている人間の顔なのだ。
今の世界を作ったと言ってもいいその男をシューマンはこう言った。
「ゆ・・・・『百合埼』博士・・・!!」
次元コイルと次元軸Wを見つけた稀代の発明家。
『百合埼 士堂』その人だったのだ。
そしてそこからほど近い場所。
「あぐ!」
ミラは雁字搦め状態で捕まっているがその原因が・・・これだ。
「いい加減にしやがれロボット風情が・・・!」
キョーマは鉄線で動きを封じていたのだ。
するとキョーマはミラに向けてこう言った。
「さてと、手前のコイルを回収させてもらうぜ。ロボット風情が
好い気になるからだ。」
そう言ってキョーマは胸元にあるコイルに手を伸ばそうとして・・・
こう呟いた。
「涙?」
キョーマはそう言うが確かにそうだった、ミラはロボットなのに
泣いているのだ。しかしキョーマはこう言い放った。
「け、ロボットが涙なんて流すとはそいつも造った奴の趣味か何かか?」
「お父さんが私を作ってくれた時にそうしてくれたんです!」
「お父さん・・・ロボットに親なんていねえ、さっさと回収・・・
なんだあれ?」
キョーマはそう言ってとある場所に視線を向けたのだ。
そこで目に映ったのは・・・膨大な緑の光が溢れる場所があったのだ。
「お父さん。」
「?」
キョーマはミラの言葉を聞いてなんだと思っているとミラは・・・
泣きそうな表情でこう言った。
「だめですお父さん!それは・・・それは駄目なんですーー!!!」
次回は・・・爆発。