「異世界だ?・・・手前あほなこと言っていると締め上げるぞ!」
キョーマがそう言ってルクスを締め上げようとするとルクスはキョーマを
避けるかのようにその手を掴んでよろけさせたのだ。
「!」
キョーマはそれを見てやばいと感じたのであろうすぐさまにその手を返して
ワンテンポ下がるとへえと言ってこう続けた。
「手前やるじゃねえか、どこの部隊・・・いや、どこでその戦闘技術を
学んだ?」
「戦闘技術・・・。」
ルクスははぐらかすようにそう言うがとぼけんじゃねえとキョーマが
そう言ってこう続けた。
「手前の今の動き方と躱し方・・・どう見てもどっからか戦闘技術を
学んだとしか思えねえその手捌き。並の人間じゃあそこまで出来ねえ
やり方だ・・・おめえは一体何者だ?」
キョーマがそう言って懐から武器を取り出そうとして構えた瞬間に・・・
ぞわりと何かが後ろにいるのを感じてキョーマはその対象に向けて蹴った瞬間に
その足元に刀が見えたのでキョーマはその刀を持った人間・・・
夜架を見てこう言った。
「ちぃ、手練れが2人・・・いやあそこで寝ている嬢ちゃん含めりゃあ
三人・・・マリー達がいる中で守り切れるかどうかか。」
キョーマがそう呟いていると夜架はキョーマを見てこう言った。
「あらあら、私主様に危険が及びそうでしたので始末しようと
思っていましたのにこの勘の良さは・・・少々本気を出さなければいけないのが
礼儀と言う物ですわね。」
夜架がそう言って構えた瞬間に・・・キョーマはちぃと言ってこう続けた。
「仕方ねえがここは手を出さねえほうが利口だろうな。」
そう言ってキョーマは半纏を脱いで・・・座り込むと夜架はあらあらと言って
こう続けた。
「ここはもう少し抗うと思っておりましたが。」
「手前ら3人相手に戦うなんてどう考えても利口的とはいえねえし
手前みたいな・・・どう見ても暗殺者で然も2桁は余裕で殺しているような
気配を出している様な奴と戦うと俺だって只じゃ済まねえよ。」
そう言うとそうですかと夜架は刀をキョーマに向けているとルクスは
夜架に向けてこう言った。
「夜架、剣を収めるんだ。彼は戦う気は無いようだから。それに・・・
僕たちしか機竜を動かす方法が無いだろうから。」
「「「!」」」
それを聞いてキョーマ達はあの機械が機竜と言う名前であることが
判明したことと同時にアレの使い方と聞いて戦う意味がないと考えたマリーはキョーマに向けてこう言った。
「キョーマ、ここはあの子たちの言葉を聞いておいて損は無いだろうね。」
「・・・分かった、それでだ・・・名前は何だ。」
キョーマはルクス達の方に目を向けると・・・リーズシャルテが立ち上がって
こう答えた。
「戦う気がないものにこれ以上戦うことは私も同意ではない、初めまして
マリー殿。私はアディスマータ新王国次期女王
『リーズシャルテ・アディスマータ』。」
「アディスマータ・・・聞いたことがないね。」
「私は元古都国の国王の娘にしてルクス様の僕、『切姫夜架』と申しますわ。」
「古都国・・・これも聞いたことがない国だね。」
「そして僕は元アーカディア帝国皇子で今はアディスマータ新王国に
所属している『九十九・A・ルクス』と言います、リーズシャルテ様の
騎士候補でもあります。」
「・・・全くこいつら言っていること全部真実だよ、虚言癖でもない限り
真実だろうね。」
そう言ってマリーはコオロギに向けてどうだいと聞くとコオロギはこう答えた。
「マリー、こいつらの自己紹介から見た心拍数情報だが・・・真実のようだぜ。何せ熱が通常状態だからな。」
そう言うとリーズシャルテはコオロギの行動を見て何しているんだと見ているとコオロギはこう答えた。
「こいつで手前らの心拍数測ってんだよ、それだけじゃねえぜ。スリーサイズに今の手前の体重身長何よりも精神状態ですらお分かりの代物だ。」
「それは・・・他にも出来るのか?」
リーズシャルテがそう聞くとおおよと言ってこう続けた。
「他にもだが手前らの戸籍も調べてんだが・・・まじかよ載ってねえぜ
マリー。こいつらマジでこの国処か・・・存在すらしねえ。」
コオロギがそう言うとマリーは頭を抱えて本当かいと言うとルクスは
マリーに向けてこう言った。
「それでですが・・・僕らの言葉を信じてもらえますか?」
ルクスがそう聞くとマリーはこう言った。
「知っていること全部言うんだよ、それが条件だ。」
そう言うとルクスは分かりましたと言って・・・自分たちについて説明した。
機竜世界
№
デュエルの事
ルクス自身も嘗て異世界に行ったことがあること
そして自分たちがこの世界に来た経緯を伝えた。
「成程ねえ、つまりあんた達はこの世界に迷っちまったんだね。」
マリーがはあと溜息ついているとキョーマはルクス達を見てこう言った。
「それでだ・・・それが真実だとしてこいつらどうするんだ?」
キョーマがそう聞くとマリーはそうだねえとルクス達を見て・・・
ミラを見て・・・キョーマに向けてこう言った。
「キョーマ、アンタこいつら全員引き取りな。」
また次回。