「№コイル・・・だと?」
キョーマはルーザーの言葉を聞いて眉を潜めていた。
№は特殊な力を持ちその力は大抵がカードだと思っていたが№のついたコイルは
このかた見たことがなく一体どんなものだと思っているとルーザーはカードを
懐に入れなおしてこう言った。
「私が初めて№を手に入れたとき私は力があふれ出るのを感じた、そして複数の№を持ち私は自分をコントロールしながら№を扱うことが出来るようになり
そしてその力は私が使っている№コイルにも影響を及ぼしたのだ。」
そう言って左腕を見せるとそこには確かに書かれていたのだ・・・
『234』と言う数字が刻まれたコイルが。
「そいつが№コイルか・・・!」
「如何にもそしてマブチ・キョーマ、私は君を知っている。」
「俺がお前を・・・何処で会ったんだ?」
キョーマがそう聞くとルーザーはそうかと溜息付くと仮面に手をかけながらこう言った。
「思い出せマブチ・キョーマ、お前は私に会っている。何せお前は・・・
・・・・・あの時、5年前に出会っているのだから。」
そう言いながらルーザーは仮面を取って自分の顔を見せて・・・2人は
目を大きく丸くしていた。
ルーザーの仮面の奥にある顔は・・・酷いものなのだからだ。
火傷を負っているのかどうか分からないが顔面の皮膚が・・・無いのだ。
「何があったんですか・・・貴方に?」
ルクスがそう聞くとルーザーは頭に?浮かべてこう聞いた。
「君は私が恐ろしくないのかね?」
「生憎だけど僕はそれよりも貴女が何で№を持つコイルと№を奪うのかについて聞きたいものでね。」
それとその顔の怪我についてもと言うとくくくとルーザーは笑いながら
仮面をつけ直すと2人に向けてこう言った。
「それは、マブチ・キョーマに直接聞いたほうが良い。まあ彼は
覚えていないだろうがな、何せ君は・・・
・・・・・あのイースター島での記憶がすっぽりと抜けているのだから。」
「「!!」」
それを聞いてルクスだけではなくキョーマも目を大きく見開いていた、特にキョーマにとってはまだ明かしていないのに何で知っているんだと思っているとルーザーは床に手を当てると・・・こう言った。
「それでは失礼させてもらうよ、私は仕事があるので。」
それではと言った瞬間に床が赤くなったかと思いきや一瞬で床が・・・
爆発したのだ。
「なあ!」
「くそが!」
ルクスとキョーマは互いにそう言っているとルーザーが消えたのだ。
床に巨大な・・・穴を残して。
「追うぞ!奴の目的がコイルってんなら回収するぞ!!」
「は・・・ハイ!」
ルクスはキョーマの言葉を聞いて慌てながらも中に入っていった。
一方外では。
「ルクスとキョーマの2人はルーザーとやらと何話しているのだ?」
「何でしょうねえ、全然聞こえません・・・!」
ミラは何かを感じて空に目を向けるとリーズシャルテがどうしたのだと
聞いてこう続けた。
「何か感づいたのか?」
「分かりません・・・ですが何かあることは明らかです。」
そう言っているとミラは夜架に向けて通信でこう聞いた。
「夜架さん今宜しいでしょうか?!」
そして夜架はと言うと近くでキョーマがトラックを止めておりその中に
炎夜刀ノ鬼神が配置されておりレーダーで探っているとミラから通信が入った。
「はいどなたでございましょう・・・あらミラさんどうしたのでしょうか?」
通信でミラから来たそれに夜架は何ですかと聞くとミラがこう言った。
「少し聞きたいことがあるのですが宜しいでしょうか。」
『何でございましょう?』
「今美術館の上を飛んでいる鳥について何ですが飛行ルートを確認してもらって良いでしょうか?」
『鳥?・・・何か疑う余地があるのでしょうか?』
「今のところはわかりませんが、何かあると思ったほうが良いです。今から私の視覚データから転送しますので索敵をお願いします。」
『分かりましたわ、ではお願いいたしますわね。』
夜架がそう言うとミラはデータを転送したのだ。
コオロギによる通信機改造に伴いミラの通信システムでも使えるように
調整してもらったのだがその通信システムを使ってミラは視覚映像を送ると夜架はさてとと言ってこう続けた。
「それでは・・・始めましょう。」
そう言って解析を始めた、ドレイクのレーダー能力に
新たにコオロギによって増設された解析システムでミラの映像から鳥たちの軌道を把握しそこからルートを導くとあることが分かるとあらあらと
夜架は驚くような感じでこう言った。
「これはまた・・・ミラさんの感は中々ですわね。」
『解析が終わりましたわ、そちらに今送りましたので後は宜しく。』
そう言って夜架は通信を切るとミラに鳥たちの飛行ルートを算出したデータを
見るとミラはやはりと呟くとリーズシャルテがこう聞いた。
「何かわかったのか?」
「はい、これを見てください。」
そう言ってミラは飛行ルートを見ると・・・あることが分かりリーズシャルテはこう呟いた。
「成程な、よし。後は追うだけだな。」
「ええ、恐らくここら辺で高い場所にいるでしょうね。」
そう言って2人は移動を始めた。
まだまだ続きます。