八十神湖
信州地方の山々に囲まれた場所にあるダムの貯水湖。
そこの上流には八十神島と呼ばれる小さな島があり入る為に必要なルートは橋がたった一つしかないという辺鄙なこの場所で・・・事件が起きた。
「『榊 四十郎』、アンタも聞いたことあるだろ?本書きの。」
「ああ、確かホラー物で一世風靡したってまあ聞いたことあるがそいつに
何があったんだ?」
キョーマがそう聞くとマリーは映像を出しなとコオロギに向けて言うとへいへいとコオロギは機械を操作して説明した。
「起こったのは今から数日前、『榊 四十郎』の遺体が発見された時の事だ。」
「遺体・・・自殺か?」
「いや他殺だ、然も水死のおまけ向き。そして密室で・・・
誰もいなかったようだぜ?」
「誰も・・・・誰もいなかったのか?」
キョーマがそう聞くとコオロギは嫌と言ってこう答えた。
「いたのはロボット、然も家事手伝い用でそいつしかいなかったんだ。」
コオロギの言葉にキョーマは興ざめしたような感じでこう言った。
「じゃあそのロボットじゃねえのか?暴走して殺したか遠隔操作とかで」
「残念、どっちも外れだ。」
「?」
「まあ見て見なって。」
コオロギはそう言って映像を起動させた。
映像に写っているのは奇抜な髪形をした男性が机の上で何かをしていた。
「こいつが『榊 四十郎』、今この映像は例のロボットから送られた映像だ。」
コオロギがそう言うと『榊 四十郎』はロボットに向けてこう言った。
『済まないが水を頼みたい。』
『リョウカイシマシタ』
ロボットの音声が聞こえてそしてロボットが『榊 四十郎』の所に向かうと『榊四十郎』は何やら・・・何かに恐怖したかのような表情がしていた。
『待て・・・何で・・・何でお前が!お前たちどうして!?』
そして映像が途切れて暫くすると・・・映像が再起動して最初に写ったのは・・全身ずぶぬれになって苦しんで死んだ『榊 四十郎』の姿があった。
「何だ・・・一体何がって・・・まさか№か?!」
キョーマは考えられる可能性の中で最も現実的ではなく
ファンタジーな要素を答えるとマリーはこう答えた。
「№・・・まあそうだろうね・・・コイル関連のね。」
「!№コイル・・・まさかあそこにあるってのかよ!?」
「その通り、今から21年前にβ版コイル・・・つまり№コイルが
あったって言う情報があってな。ニューステラの前身は18年前と
11年前に調査したんだけどよ・・・その殆どがそこで非業の死・・・
『榊 四十郎』と同じように溺死しちまったんだよ。水深が明らかに
低いところで。」
コオロギがそう言って映像を切って元に戻すとマリーはキョーマに向けてこう言った。
「もしかしたら№コイルがあるかもしれない、つまりルーザーも
関係するかもしれないんだよ。そして無論・・・№もね。」
マリーはキョーマに向けて最後は少し小さな声でそう言うとそうかよと言って
マリーはキョーマに向けて指示した。
「キョーマ、アンタたち全員に依頼だよ。八十神島に行ってその正体・・・
コイルを回収しな!」
「それで俺達にお鉢が回っちまった訳だ、俺達はこれから八十神島に行くぞ。」
「八十神島の事件の調査って回収屋って探偵業務もするんですか?」
ルクスは自動車修理しているキョーマの手伝いをしながらそう聞くとキョーマは違うと答えてこう続けた。
「こんなの俺らの仕事じゃねえよ、普通だったらと思っちまうが
今回は№コイルが関係してる・・・ルーザーが№と№コイル集めている。二つは
恐らく同じ場所で関係してるかもしれねえってのがマリーの推論だ、そこでルクスお前に聞きてえことがある。」
「何です?」
ルクスは何だと思っているとキョーマは懐からあるものを取り出すと
ルクスは・・・目を大きくしてこう呟いた。
「・・・デュエルモンスターズのカード・・・!」
「ああ、ヴォルカザウルスを手に入れた後起きたらこの機械と一緒に
置いてあったんだ。」
キョーマはそう言ってデュエルディスクを見せるとキョーマはルクスに向けて
こう聞いた。
「こいつの使い方教えてくれ、後やり方。もしかしたら使うことが
あるかもしれないからな、まあ無い方が普通だ。済まないが頼む。」
キョーマはそう言って頭を下げるとルクスは暫くして・・・こう答えた。
「分かりました・・・その代わり何ですけど良いですか?」
「?」
「・・・ミラさんの事普通の人間として接してください、彼女は貴方のことを
信頼しているのに貴方がしないと一方通行の儘何かあった時手遅れだったと
後悔するかもしれません。」
「・・・後悔か・・・其れならあったよ・・・もうな。」
キョーマはそう言って空を眺めているとルクスはこう答えた。
「それで良いのでしたら僕は教えます。」
「・・・分かった、だがあいつがアホナことしたら無にする・・・
それで良いな。」
「分かりました、それでですけど何時行くんですか?」
ルクスはキョーマに向けてそう聞くとキョーマはこう答えた。
「三日後、万が一に備えて小型の酸素ボンベを持っていく。」
続く。