最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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  最後です。


八十神島編ー11

 「うわああああああああああああ!」

 男たちの断末魔が響き渡った、榊 茉莉紗の目の前には2人の・・・男たちが

氷漬けになっていた。

 榊 茉莉紗はそれを見て・・・震えていた。

 それは恐怖ではなく・・・目の前にアルそれを見て驚愕していた。

 ダムの中で氷漬けになりコイルを持っている・・・女性がそこにいた。

 「あ・・・あああ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ここか!」

 キョーマがそう言うとシューマンが車から降りてそして・・・車の中から

ロングライフルを出して構えた。

 「さてと・・・行こうかキョーマ!」

 シューマンがそう言うとキョーマ達機竜部隊達がダムの壁をぶち抜くと其の儘

内部に入って確認を始めると巨大な氷の塊が見えた。

 「何だこいつは?」

 キョーマがそう言うとルクスは榊 茉莉紗を見つけてこう言った。

 「リーシャ様!彼女をお願いします!!」

 「分かった!」

 リーズシャルテがそう言って榊 茉莉紗を助けようとすると・・・まるで

幽霊の様に過去の榊四十郎達が現れた。

 「お前は!」

 リーズシャルテがそう言うと夜架が天照を出してこう言った。

 「下がりなさい、彼らの様な手合いは私が。」

 そう言って構えるが彼らは何もせずに榊 茉莉紗を見ていると過去の榊四十郎が前に出てリーズシャルテに向かってこう言った。

 「君のおかげで・・・思い出したよ全てを。」

 「全てを・・・何を思い出したんだ。」

 リーズシャルテがそう聞くと過去の榊四十郎はリーズシャルテに向けて・・・

こう話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 21年前

 ーーーあの時は豪雨で俺達は村にいたが・・・事件があった。

 事件とは・・・何があったんだ?

 リーズシャルテがそう聞くと過去の榊四十郎はこう答えた。

 ーーー君の言う通りスパイがいた、そしてそいつは・・・榎南森 晴香を

襲いやがったんだ!

 襲う・・・嫌な奴だなそんな状況の中で。

 ーーーああ、本当だよな。そして榎南森 晴香はそいつを・・・殺した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当時

 「うう・・・うう。」

 榎南森 晴香は過去の榊四十郎の胸の中で泣いていた、犯されそうになる中で

スパイの男の頭部を鉈で殺したのだ。

 「四十郎君・・・私・・・私・・・!」

 「晴香、お前は悪くない。お前は悪くないんだ。」

 そう言ていると過去の榊四十郎は男の死体を見てこう言った。

 「晴香、ここは俺に任せて皆を避難させてくれ。俺は・・・やることがある。」

 そう言って過去の榊四十郎は何処かへと行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーそして俺は当時のダム職員を殺してダムを起動させたが・・・晴香は

行ってなかった。

 ちょっと待て!まさかこいつらは!?

 ーーーああそうだ、晴香は・・・間に合わなかった。

 ーーー俺がこいつらのいる場所に来た時にはもう水が村を覆いそうになってた、そして俺は・・・こいつらを見捨ててしまった。

 ・・・仕方あるまい、仕方がない事なのだから。

 ーーーだけど俺は守れなかった・・・!だから俺はここに住んで彼らを

弔うために無心で本を書いてそして・・・!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そこからは私が話そう。」

 「「!」」

 2人が声のする方向に目を向けるとそこで目にしたのは・・・

現在の榊四十郎であった。

 「何で・・・お前が。」

 過去の榊四十郎がそう言うと現在の榊四十郎はこう答えた。

 「私はあの本を書く中でナンバーズコイルの事を思い出して私はこの辺りを

必死で探して今から9か月前に私は・・・彼女とナンバーズコイルを見つけやっと分かった。これまでの事件がこいつによって引き起こされていたこと、そして

何よりも皆が未だ彷徨っていることを悟り・・・彼女と共にここに住んだんだ。」

 そう言って現在の榊四十郎は榊 茉莉紗を見ると・・・夜架がこう言った。

 「もしかして榎南森 晴香は榊 茉莉紗その人でしょうか?」

 「そうだ・・・どうやら君は優秀な名探偵になれそうだね。」

 榊四十郎がそう言うと氷漬けになっている榎南森 晴香を見てこう言った。

 「あれはナンバーズコイルから生まれた存在、頼む。彼らを

解放させるために・・・お願いします回収屋さん。」

 榊四十郎がそう言って頭を下げるとキョーマは暫くして・・・こう答えた。

 「・・・分かった。」

 そう言うとヴォルカザウルスに装備されている大型砲台『マグマカノン』を

起動して・・・放った。

 氷の塊に命中したと同時に砕け散ったと同時に・・・ナンバーズコイルが

現れたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「よし、後はこいつを」

 回収するぞとキョーマが言いかけた瞬間に・・・天井が崩れたのだ。

 「何だ!?」

 キョーマがそう言ったと同時に現れたのは・・・1機の機竜であった。

 灰色の機体

 白と黒の縞々模様のライン

 巨大な翼と両手に装備されている双剣が見えるがどこか見たことがある形状の

機竜であるなとルクスがそう思っているとリーズシャルテが・・・こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あの機体・・・まるで・・・・ニーズヘッグか!?」

 「「!!」」

 それを聞いて驚くとニーズヘッグに似たそれは其の儘ナンバーズコイルを

持って・・・飛び去って行った。

 すると上空でそれを見ていた機竜がそこにいた。

 「あれは・・」

 それは・・・カオス・キマイラを纏ったルーザーがいるとルーザーから

通信が来た。

 『パパ大変!ナンバーズコイルが奪われたわ!』

 「・・・撤退するぞ、ナンバーズコイルが無いとなると我々がここにいる理由が無いな。」

 そう言うと其の儘立ち去って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ありがとう、俺達を助けてくれて。」

 「別に、俺達は仕事だったからな。」

 「俺は・・・地獄かな?」

 「?」

 「・・・自分を殺しちまったんだから。」

 過去の榊四十郎はそう言って笑うとキョーマは鼻で笑ってこう答えた。

 「それなら俺もだ、俺はもっと下だろうがな。」

 「そうか・・・ハハ。」

 過去の榊四十郎はそう言って笑いながら光の中へと・・・消えて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後日談だが榎南森 晴香は記憶喪失であり今の今まで榊四十郎の妹・・・

もう随分前に亡くなった妹の名前で生活させていたようだ、彼の資産は

十分にあるし一人で暮らすには有り余るらしいが自分も八十神湖で暮らすそうだ。

 死んでしまった皆の弔いの為だと。

 だがここで一つ疑問点があった、八十神の水が原因だとして一体誰が

ウオーターサーバーに仕込んだのかという話だがそれをしたのは・・・

あのメイドさんであった。

 ダムの放流の際に過去の榊四十郎さんは残っていた男を殺してその遺体を

沈めさせたようだがその男こそが・・・メイドの父親であった。




 「今でも夢に出ます、父が窓の外から見ているのです。仇であるあの男を
殺せと言うかのように・・・そう・・・











 ・・・・あの窓の向こうで。」














 次回は イースター島。
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