「すみません・・・。」
「いや良いさ、同郷の無事は必要な事だからな。」
リーズシャルテはレオノーラに向けてそう言うとそれではと言ってこう続けた。
「自己紹介の続きだな、そこにいる黒肌の女は『サニア・レミスト』。それと肌色の女は『切姫 夜架』、2人とも一応はルクスの従者扱いだ。」
「よろしく頼む。」
「よろしくお願いいたしますわ。」
2人の言葉を聞いてあれとフィオナは夜架を見てこう聞いた。
「切姫さん・・・ですよね?もしかして出すけど貴方・・・古都国の生まれ
何でしょうか?」
「ええそうですけど?ですが一体何ですの??」
夜架がそう聞くとフィオナはカミトを見て・・・カミトを前に出すと夜架は目を
大きく見開いて・・・こう聞いた。
「貴方の・・・お名前は?」
一体と聞くとカミトはこう答えた。
「俺の名前は・・・
『カゼハヤカミト』だ。」
「『カゼハヤ・・・カミト』・・・そうですか、貴方が『風破矢』の生き残り・・・
何ですね。」
「『風破矢』・・・俺の事知ってんのか?」
カミトがそう聞くとええと言って夜架はこう続けた。
「『風破矢』、我ら古都国に於いて陰陽の家系を持つ精霊使いですわ。何世代かに一度男性でありながらも精霊と交感することが出来る只一つの血筋。」
「ちょっとマテ!男性の精霊使いが何世代かに一度だと!!
何故今迄秘匿していたのだ!?」
何故とエリスがそう聞くと其れはと言ってこう続けた。
「・・・これは弟から聞いた話なのですが今から千年近く前から続くしきたりらしく
言い伝えによれば初代『風破矢』が当時は小国だった羽々斬を巨大な勢力にさせることに貢献させたことからそうなったらしいですわ、その時にまだ赤子であった
初代『風破矢』を育てた人間は精霊は使えませんでしたが鋼の龍を纏いて戦乱を
収めたと言う伝説があります。今思えば鋼の龍とは機竜だと思いますわ、そして
その一族は羽々斬と永代の契りを果たしましたが15年以上前のとある事件で
海からやって来た者たちによって一族は散り散りとなりそして古都国も滅んだ
今詳しい資料は残っておらず・・・ですが弟が歌を残していたらしくその程度しか。」
聞きますかと聞くとカミトはああと言うとではと言って・・・歌を歌った。
~かの地により今佇む我が祖国、乾きし大地にていざ眠らん。
~父よーー母よーー私は今でも思わん。
~忘れし過去をーー思い返すは友との夢ーー
~生きとし生けるものよーー死を見つめ我は帰らん
~六竜が守りしーー故郷にーー何れは戻らんーー
~今は遠き我が故郷ーー簒奪されし過去を恨むことなかれーー
~我らの導きはーー友とのーー七つの誓いーー
~生と死がーー真へと導くーー
「と言うのが古都国に伝わりし『風破矢』の一族が語り継ぐ詩ですが
今や知っているのは僅かですわ、何か他に聞きたいことは?」
夜架がそう聞くとそれじゃあと・・・カミトは夜架に向けてこう聞いた。
「俺の名前の『カミト』何だが・・・どういう字なんだ?」
そう聞くとそうですわねえと言うとカミトに向けてこう聞いた。
「何か・・・名前に繋がるような形状の字はありますか?分かれば私書けますが?」
そう聞くがカミトはいいやと言うとそれではと言って暫くして・・・こう書いた。
「そうなりますと『風破矢』と貴方の名前に合致させますと・・・
こうなりますかね。」
そう言って近くにあった棒きれで地面に突き刺してこう書いた。
「恐らくこうですわね。」
ーーーーー『守人』ーーーーー
「『風破矢 守人』、恐らくはこれでしょうね。」
「これが・・・俺の・・・名前。」
カミトがそう呟くとフィオナは自然な笑みを浮かべてこう言った。
「良かったわねカミト君、自分の名前が分かって。」
「あ・・・ああ。」
カミトはそれを聞いて少し落ち着きがない様子であったが何でだろうとフィオナは
そう思っている中カミトはこうも思っていた。
「(あの時のこの人が言ってたあの歌・・・多分俺が見ていた夢と合致する・・・
待てよ当時赤ちゃんで・・・初代『風破矢』・・・数世代に一度の・・・
男性の精霊使い・・・まさか・・・!)」
そう思いカミトはあの時の・・・フギルの言葉を思い出した。
・・・自らの過去を。
・・・自らの出生と・・・その血に眠る秘密を。
それを思い出している中どうしたのと聞いていやとカミトはそう答えた後
自己紹介を続けた。
「改めてね、彼の名前は『カゼハヤカミト』、男性の精霊使いよ。」
「よろしくな。」
そしてカミトはシラヌイを見せるとこう続けた。
「そしてこいつが俺の機竜・・・シラヌイだ、今回俺たちが来たのはマギアルカさんの紹介でこの国に見学に来たんだ。」
そう言うとまあなとマギアルカは手を振るのを見て成程ねえとルクスは
そう思っているとそれじゃあと言ってルクスは全員に向けてこう言った。
「さてと、これから僕達は筆記試験を行う場所に向かうから・・・皆でこの試験に
勝つヨ!」
それを聞いてリーズシャルテ達がおおおおおおおお!と大声を出してそう言うのを
聞いてカミトは元気だなあと思っていた。
次回からは試験です。