「な・・・うわああああああああ!」
「に・・・逃げろーーーーーー!」
バズハイムの取り巻き達がディルウイ行った所業を見て機竜があるにも関わらず
逃げる彼らに対してディルウイは冷たい表情でこう答えた。
「悪いが逃がす気は毛頭ないからな・・・貴様ら全員ここで死ね。」
ディルウイがそう言ったと同時に取り巻き達は成すすべなく・・・体を斬り刻まれて
絶命した。
「そ・・・そんな・・・・!」
「うぷ。」
アイリはその光景を見て口を両手で塞ぐが透流はそれを見て吐き気を催して両手で
口を塞いでいたがディルウイは夜架の更に向こうにいるアイリに向けてこう言った。
「さてと、お前達には人質になってもらう。それとだがアイリ嬢には
ルクス・アーカディアの行動制限の役に立ってもらいたいのだ、奴のあの力は我々にとって脅威になりかねん。それとだが君が持っているルインについての情報も手に入れたいんだ、大人しくしてくれるのだったら・・・」
「でしたら今のうちに貴方を討ちましょう。」
夜架がそう言ったと同時に自身の技『刻撃』を使って攻撃しようとするも
それをディルウイは・・・見もせずに弾き防いだのだ。
「「「!!!」」」
アイリ達もそうだが夜架も目を大きく見開いて驚いていた、何せ夜架の刻撃は
人間の意識の外側から無感知で攻撃してくると言う絶対不可避な技を防ぎ切った事に何故と思っていると夜架はディルウイの右腕を見て・・・ぎょっとした目をすると同時に
透流達のいる場所に降り立つと夜架は透流達に向けてこう言った。
「ここは退きましょう、あの方に勝つためには・・・戦力が足りません。」
そう言うと同時に夜架はハウリング・ロアで壁を破壊すると・・・そこから中型アビスが出てきたのと同時に夜架と透流達は姿を晦ますことに成功したのだ。
一方外部ではと言うと・・・。
「何だと!我々は内部に救出部隊として迎えられないとかどういう了見だ!!」
「それはその・・・ルインに関する規定でありまして」
「物事には臨機応変な対応が必要だろうが!?私達の実力ならばなんとかなるし
内部には私達の国の面々もいるし他にも精霊使いの者達もおるのだぞ!尚の事我々が」
「やれやれ、小娘のぴーちくぱーちくと言った声が煩いな一体何事かな
新王国王女殿下?」
そう言いながら現れたのは・・・シングレンであったのだ。
するとクルルシファーが前に出るとシングレンに向けてこう聞いた。
「説明を所望するわ、何で私達をルインに入れさせてもらえないのか?
あの中には私達の仲間がいるから入れるようにして欲しいのよ。」
クルルシファーの言葉を聞いてシングレンは肩を竦めさせてこう答えた。
「おや?俺はお前達を過大評価していたようだな、幾らお嬢様方の道楽とはいえ一応は軍に所属しているのだろ?」
「・・・七竜騎聖の副隊長あろう者がここで私達を止めるという事は私達はルインから現れるアビスの撃退に付き合えとかか??」
「ほお・・・それなりに分かっているではないか新王国王女、まあ待て。
今俺の騎士団が内部に」
「ならば尚の事我々が内部に入るべきではないのか?」
「何?」
「確かにここにいればアビスを討伐するのは楽だろうがここで待つよりも
私達神装機龍持ちが前衛に立ってアビスの数を減らしながら捜索する、
無論貴様らには迷惑はかけんしそれに・・・他国のドラグナイトが私達と
行動を共にする以上は責任を取って戦うべきだろ?」
「それで・・・お前たちが俺に何の利益を齎すのか重要だろ?」
シングレンの言葉を聞いて成程なと言うと・・・ならばとリーシャは懐から
ある物を取り出したのだ。
「何だそれは?」
シングレンがそう聞くとリーシャが何やら操作しているようで使えるかなと呟いて
ソードデバイスを繋げて操作すると・・・その小型の機械から声が聞こえた。
『こちら九十九・A・ルクスです!何かありましたかリーシャ様!!』
『『!?』』
その声を聴いて全員が驚く中シングレンはほおと呟いてその機械・・・
コイルが内蔵されている携帯電話を持ち乍らルクスに向けてこう言った。
「ルクスか!今お前は何処に居るのだ!!ルインが封鎖されているが
何があったんだ!?」
リーシャがそう聞くとルクスはこう答えた。
『はい!如何やらどっかの馬鹿が3階層に入ったらしくてダンジョンの警戒警報が
発令してしまったのと他の馬鹿がアイリの荷物を盗んでしまったらしく
今サニアさんと一緒に今いるであろう3階層に繋がる道に向かっておりますから
心配しないで下さいね!!』
そんじゃあと言って電話を切るが今のやり取りを聞いていたシングレンはふむと言って携帯電話を見ていた。
小型なのにドレイク同様の通信能力と同時にドレイク以上の通信距離を持つことに
感心するとともに成程なと思っているとシングレンはリーシャに向けてこう言った。
「成程な、お前はそれと交換条件か?」
「いや、正確にはブラックンド王国とのコイル開発に伴う共同研究だ。
上手くいけば互いの利益になると思うのだが?」
「・・・我々と手を組むという事か?」
「其れだけじゃない、うまく行けば新王国とブラックンド王国との
エネルギー問題が解決する事になれば互いに利益になるのだが?」
貴様にとってもなと聞いて成程なと思ってシングレンはリーシャを見てこう呟いた。
「・・・成程な・・・俺様も老いたわけだな。」
「?何だ貴様??それで答えはどうだ。」
リーシャがそう聞くとシングレンはこう答えた。
「くくく。良いだろうリーズシャルテ新王国王女殿下。其の取引に答えよう。」
次回はまたルインの中。