「うおおおおおおおおおお!」
透流は雄たけびを上げるかのように突っ込んで行くとディルウイは仕方なしとアイリを
手放すと透流目がけて戦陣を使って弾き飛ばそうとするも透流はルアードに
装備されているブレード『レイド』を構え・・・た振りをして左腕にアル大型アーム
『ストライダー』で剣を掴んだ瞬間に・・・剣が破壊されたのだ。
「ば・・・バカな・・・戦陣を使っているのに・・・何故!」
ディルウイがそう言った瞬間に透流は『レイド』を使ってその腕の一本をたたっ斬るとディルウイは・・・悲鳴を上げた。
「がああああああああ!な・・・何で・・・痛みが!」
そう言っていると背後から・・・声が聞こえた。
「成程ねえ・・・君と機竜は文字通り一体化しているんだねえ。」
「!」
その声を聴いてディルウイが振り向いたその先にいたのは・・・
・・・・・ギャラクシー・アイズを身に纏ったルクスがそう言うと今度はカミトが
こう続けた。
「成程な、手前が空間移動する際に手前に何もねえのはそいつと
一体化しているからこそって良さそうだな。」
「ならばやる事は只一つ。」
「貴方をここで・・・倒せば良いんですよね。」
そしてヴェルサリアとレオノーラが立ち上がるとディルウイに対して・・・
こう言った。
「「「「じゃあお前(貴方)を倒せば良いんだ。」」」」
それを聞いてディルウイは・・・やってみろと答えてもう一度戦陣を使おうとして・・二丁のブレスガンを使おうとした瞬間に声が聞こえた。
「『グロリア・テンペスト』!」
そう言った瞬間に視界が・・・何故かぶれたのだ。
「な・・・何だ・・・今のは・・・!」
ディルウイがそう呟くと・・・レオノーラがこう答えた。
「『グロリア・テンペスト』、本来でしたら幾つもの残像を映し出すことで対象は
ぶれてしまう・・・つまりは機体の照準性能が乱れてしまいますが今貴方は機体が
一体化しているという事は貴方その者の視界も同じように歪むと言う事です・・・
思った通りですね。」
そう言うと透流がルアードの神装を使った。
「行くぜ・・・『アビス・リチュアル』!」
そう言った瞬間に左腕ががしゃがしゃと音を立てて変形して・・・その巨大な爪が
まるで・・・砲身の様に変形して・・・放たれたのだ。
「!」
ディルウイはその攻撃に対して戦陣・流転を盾を使って弾くが・・・その一瞬の間に
ルクスが前に出て・・・こう言った。
「『戦陣・流転』!」
その攻撃と共にルクスはディルウイの機体の腕を斬り落とすと貴様とディルウイは
ルクスに目を向けた瞬間に・・・更に衝撃を与えた。
「『戦陣・劫火』。」
「!」
その言葉と共に其の儘右腕を・・・右脚部事切裂いたのだ。
「がああああああああ!まだだ・・・まだ俺はーー!?」
負けてはとそう言うが機体が言う事を聞かないどころか・・・一気に機体の出力が
落ちたのだ。
それだけではなく機体其の物が・・・壊れ始めてきたのだ。
「な・・・何故・・・機体が・・・まさか!」
ディルウイがそう言って透流に目を向けた時に目にしたのは・・・アイリを抱きしめて遠くにいる透流であった。
「何時の間に・・・・!」
ディルウイはそう呟くが其れと同時に・・・ルクスとカミトが前に出て互いに
こう言った。
「人の妹に手を出そうとしたこと・・・贖えやーーー!」
「さっきの倍返しだ受け取りやがれ!!」
ーー戦陣・光刃
ーー紫電一閃12連撃
ルクスとカミトの複数の斬撃がディルウイに襲いかかる中ディルウイは
こう思っていた。
ーーああ・・・俺は未だ・・・君に何も言えてないのに・・・何も・・・
何もやれてないのになあ・・・ライグリィ・・・。
そう思いながらディルウイはエクス・ワイ・オクト・バイパスと共に・・・
破壊された。
「成程な、其れで貴様は此度の一件を貴様の妹の私物を盗んだ輩が竜匪賊の
スパイとさせたいと言いたいのか?」
シングレンがルクスに向けてそう聞くとはいとルクスがそう答えるとこう続けた。
「その代わり・・・僕はあんたの部下となる・・・それでどうだい?」
「!・・・ふむそれは美味しい話だが貴様を引き抜こうとすると厄介事も
抱えてしまいそうだがまあ良い、其れならば貴様を七竜騎聖の新王国枠として任ぜよウ。だが条件として貴様は新王国に齎すであろう恩恵をこちらにも提供させて貰う、
既に貴様の姫君とは取引が決まってるからな。」
「取引って・・・あの人は本当にまた・・・ナニヲ持ち掛けたのやら。」
「くくく・・・全く持って新王国のガキどもは面白いなあ・・・俺様に対してここ迄真っすぐに物事をいう奴らは他にいない・・・全く持って貴様らは面白い物だ。」
ああそう言えばとシングレンはルクスに向けてこう聞いた。
「新たに手に入れた機竜についてだがそちらはどうだ?」
「ええとね・・・まあ他と何ら変わらないって所かな?」
特殊能力は分からないけどとそう答えるとシングレンはそうかといって・・・
自身の泊まっている部屋にてルクスと話してこう締めくくった。
「まあ良いだろう、今後は俺様とも良き上下関係が築けれる事を期待するぞ。」
下がれと言うとはいとルクスはそう答えて下がると老騎士であるツヴァイベルクが
シングレンに向けてこう言った。
「宜しいのでございましょうか?あ奴は貴方様に何か伏せていることがあるのでは?」
そう聞くとまあ良いではないかとシングレンはこう返した。
「聞いた話じゃあアイツは俺様の戦陣を新たに組み直したらしいではないか?
それに対する礼儀だ、それに何よりも・・・面白そうなことは最後に取っておいて
損はあるまい。」
シングレンはそう言って外を眺めていて・・・ルクスを見るとくくくと笑みを浮かべてこう続けた。
「さてさて、あ奴は只のフギルに対する手掛りとしたかったがそれ以上だ・・・
これからが楽しみだなあなあツヴァイ。」
次の日ルクス達が公国から出ようとしている中何やら透流がアイリと何か
言っているなあと思ってルクスは耳を澄ますと・・・こう聞こえた。
「ええとですねアイリさんあれは」
「ア・イ・リ!と言いましたよね透流!でしたらこれからもそう呼んでください!」
「いえけど歳が」
「関係ありませんよそんなの、それに・・・私を守ってくれるのでしょ?」
ふふふとアイリは・・・蠱惑的な笑みを浮かべて透流にぴったりと
くっついているのを・・・ノクトがそれを見て今度はノクトもぴったりと
くっついているのを見て近くにいたティルファーはおおと言いながらこう続けた。
「いやあこれって完全に透流っちはアイリちゃんとノクトに板挟みだねえ。」
「これはこれで面白い展開になりそうだなあ。」
シャリスがくくと笑っているのを見ているがルクスはと言うと・・・へえと言いながらこう続けた。
「(透流・・・後で覚えておいてよ?)」
そう思いながら透流の今後の特訓についてを考えているルクスであった。
「さてと・・・色々あったが俺らも還るか。」
カミトがそう言うとそうだなとヴェルサリアがそう言うとエリスがこう言った。
「もう直ぐ学園祭だったな、皆元気だと良いが。」
そう言っているとレオノーラがこう言った。
「それにしても色々ありましたがこれから世界がどうなるかが・・・私達にとっての
難問ですね。」
そう言いながらレオノーラはダンジョンのある方向に目を向けた。
ノクターン、竜匪賊、最後に№・・・帝国はこれに対してどの様に立ち回るのかを
思っていると背後からグレイワースの声が聞こえた。
「貴様ら速く乗るぞ、こっちは今回の事を帝国会議で報告しなければいかん。」
そう言って全員が乗り込むと他の面々も船に乗り込んで其の儘旅立つが・・・
・・・・・彼女達にとってこれからさらに大変な事になるとは思っても見えなかった。
そしてルクスはと言うと・・・大変なことが巻き起こっていた。
「ねえルクス君一つ良いかしら?」
「何ですクルルシファーさん?」
ルクスは何やら言いたげなクルルシファーを見てどうしたんですかと聞くと
クルルシファーはええとと言って・・・こう答えた。
「ユミル教国に来て欲しいのよ、お父様たちが会いたがってるのよねえ。」
「・・・アンタ僕達の関係を向こうに話したんじゃなかったのかな?」
「・・・・御免本当に。」
「本当に本当それだぞあんた!」
そして舞台は再び・・・精霊使いの剣舞へと。