「お兄ちゃん何であたしの事わかっちゃったのよ?からかいのやりようが
ないじゃないの?」
「まあ何で分かったって言うんなら一言でいえば声もそうだけど歩き方かな?
そう言うのが普通の子とは違うからさ、まあ要は勘だけど何しに来たの?」
ルクスがそう聞くとメルはこう答えた。
「ううんそうねえ・・・ちょっとばかし悪戯しようと思ってたんだけど貴方の勘が
鋭かったから時間が余っちゃったしどうしようか・・・あそうだ!あれ見せてよ
デュエルモンスターズ!私よく見たことないからさ!!」
メルがルクスに向けてそう言うとうう~~んと少し考えて・・・こう答えた。
「じゃあ良いよ、ちょっとばかりだけどメンテナンスしなきゃいけないしね。」
「やったーー!」
メルはそれを聞いて喜んでいた。
「あら待ったかしらって・・・あまり待ってないようね。」
クルルシファーはそう言って目の前にいる・・・ルクスとメルを見てああねと思いながらその光景を見ていた。
「へえ、鉄の鳥に幽霊にHERO・・・面白いわね色々あるのねえ。」
「まあね、カードだって内容次第じゃあ戦略を優位に運び込むことが
出来るんだよねえ。」
「へえ・・・色々と頭を使わなきゃいけないんだろうけどさ・・・面白いわねこれ。」
メルはそう言いながらカードの一枚を見るとあれとクルルシファーを見たメルは
持っていたカードをルクスに手渡すとこう言った。
「じゃあねえお兄ちゃん!今度は巡礼祭で会おうねえ。」
そう言って立ち去って行くのを見てクルルシファーはルクスに向けてこう言った。
「あら?何時の間にあの子と仲良くなったのかしら?
「何か色々とねえ、まあ最初は悪戯半分で来たらしいけどね。」
「あらそう、それじゃあ行きましょ?教皇猊下がお待ちのはずだから。」
それを聞いてクルルシファーが神殿の向こうに行くのをルクスもそれに続いて行った。
向かったのは巨大な黒い門から現れる異形の白い羽が付いた天使とそれに対して
向かい立つ七体の竜とそれらと共に戦う3人の人間が描かれたステンドグラスを上にして同じように七体の竜が彫られていた彫像が飾られていた。
そしてその部屋には神殿騎士団と呼ばれるドラグナイトの護衛と三人の司教が傍らに
佇む中目の前にいる年若い・・・いや、年端も行かない明らかにメルよりも年下の少年がそこにいた。
ルクスは彼が教皇『ニアス』を見て嘘だろと思いながらも大方はバックの人間の
操り人形擬きになっているかもしれないと思いながらルクスは教皇『ニアス』に
ラフィ女王からの書簡を渡すとうむと教皇『ニアス』はルクスに向けてこう言った。
「此度の事礼を言うぞ、貴公の様な腕の立つものならば巡礼祭は安泰だな。それとだがルクス殿、私に対しては気づかいは不要だ。神は全てにおいて平等であり
全ての民に対して寛容であるのだ、楽にするがよい。」
教皇『ニアス』はそう言ってルクスに向けてこう続けた。
「それに世の事については聞いておろう?私は先代教皇から代代わりしたばかりで
難しい話は未だ苦手な部類である事から『オルフェル』を介して
説明させてもらいたい。」
頼むぞと言って教皇『ニアス』は背後にいる妙齢の女性である司教『オルフェル』が
前に出るとルクスに向けて説明を始めた。
巡礼祭の際のルートは信徒の階位によって回る順路が異なっており中でも最高位である教皇『ニアス』が向かうルートは最も危険なルートであった。
その理由はホールの直ぐ側を掠めるがココ最近の出現数は増大の一途であり其の強さも増しており更に竜匪賊の問題が浮上するが巡礼祭のルートを守るために軍を動かして
国防を疎かにするのはよくないと考えて教皇『ニアス』の巡礼祭のルートで同行するのは神殿騎士団の精鋭に加えてメル、クルルシファー、そして外部協力要員として
ルクスが加わる事になったがこれもラフィ女王の陰謀なのかなと思いながらルクスは
『オルフェル』に向けてこう言った。
「報酬は教国から親王国経由で支払います、それにこの巡礼で護衛の任を受けたことをドラグナイトの評価として与えれましょう。如何ですか?」
そう聞くとルクスはこう思っていた。
「(正直な所旨味しかないんだよなあ、ドラグナイトの評価が上がれば色々と
任務の内容次第じゃあ報酬があがるし借金返済に丁度良さそうだし何よりも・・・
人助けと思えば楽だろうなあ。)」
そう思いながらルクスは教皇『ニアス』に向けてこう答えた。
「分かりました、巡礼の護衛確かに承りました。」
「おお!流石はわが国の同盟国の代表だ!!予定の詳細については『オルフェル』から聞くが良かろうて、明日から頼んだぞ。」
教皇『ニアス』はそう言って其の場を纏めようとして・・・クルルシファーは
そう言えばと教皇『ニアス』に向けてこう言った。
「九十九・A・ルクスは如何やら体を温かくしてくれる特殊な入れ物を
作っております、それについてのお話をしては如何でしょうか?」
「おお‼それは真か!!是非とも話を聞かせてくれぬか!?」
教皇『ニアス』はそれを聞いて目を輝かせているのを見てこのアマとルクスは
クルルシファーをじとりと見ているとクルルシファーは何やらそっぽを向いた
様子であったが仕方ないと思って油を温められる特殊な入れ物についての説明を
執り行った。
尚これが高評価だったらしく是非ともわが国での量産をと色々と更なる話し合いを
新王国で行いたいと言ってきたのはまあ閑話であった。
次回はその後。