最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 親に紹介しに行く・・・これは戦争です。


エインフォルク家に向かう

日が暮れ始めて先ほどよりも肌寒い外に身震いし始めたルクスを見てルクスは

取りあえずと言って油缶に新しく油を入れてシャカシャカと振った後に懐に入れると

暖かいなあと言う表情をするのを見てクルルシファーはルクスに対して・・・もこもこのケープを頭に被せるとこう言った。

 「この国じゃあ寒すぎると風邪何て粗末な問題じゃあ済まないわよ?それにこれから・・両親に会うんだから風邪ひいて鼻水垂らしながら行くのは無理があるでしょ?」

  「そうですよねえ・・・誰かさんのせいで。」

 「オホホ、ちゃんとお金は払うから宜しくねダーリン♪」

 「本当の本当にいい根性持ってるよないやマジで・・・!」

 ルクスの言葉にクルルシファーは知らんふりをしながらアルテリーゼが待機している

外まで互いに向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ルクスはクルルシファーと共に宿に向かってエインフォルク家訪問の準備を始めた、

伯爵令嬢であるクルルシファーの本家は巡礼祭に向けて聖都内にある

別の領地(当の本家は別の領地)に家族が移っているがためにそっちに行くのだ。

 ルクスはクルルシファーから用意してもらった黒の礼服に着替えて鏡越しから自身を

見ていた。

 「はあ・・・何でこうなったんだろう。」

 それにしても高そうだなあと思いながらこうも思っていた。

 「(もしかしてこれ今回の件終わったら売れるかな?)」

 そう思っていると外から・・・声が聞こえた。

 「ルクス君、着替え終わったかしら?」

 「ああクルルシファーさん、こちらは終わりましたよ?」

 「じゃあ・・・確認しましょうか?」

 そう言って出てきたクルルシファーは・・・綺麗であった。

 僅かに開かれた肩

 黒の淑やかなドレス

 首元や耳には小さな銀細工の付いた装飾品

 派手さが少ない装いなれど彼女が持っている怜悧さの魅力はまるで損なわれていない。 

 それは何処からどう見ても完璧な伯爵令嬢であった・・・まあ見た目はだが。

 「今貴方見た目だけはって思ってなかったかしら?」

 「いや何で今の分かったの何これ僕怖い!」

 ルクスが何やら怖い物を見るかのような目をするがクルルシファーは

ルクスに対してこう言った。

 「襟元が歪んでいるわよ貴方?直ぐに直しておきなさい??」

 「ああすみません!ええと・・・。」

 ルクスはそう言って襟元を正すとうんよく出来てるわとクルルシファーは

ルクスに向けてそう言うと・・・クルルシファーは扉の向こうに向けてこう言った。

 「覗き見何て悪趣味よアルテリーゼ?悔しかったら貴方にも恋人を作りなさいな。」

 「い・・・いえ私はご様子をって言うか私は何れお見合い結婚する予定ですからって

言うか何でそんな事聞くんですか?!」

 アルテリーゼが何やら慌てふためいた表情をしているのを見てクルルシファーは何やらにやにやと笑みを浮かべているのを見てそれじゃあとクルルシファーは

アルテリーゼに向けてこう言った。

 「それで?何しに来たのかしら??」

 そう聞くとアルテリーゼは慌てた様子でクルルシファーとルクスに向けてこう言った。

 「もうすぐ訪問のお時間です、あまり遅くなりますとご夕飯の時刻となりますので

お早めに。」

 そう言って立ち去るのを見届けたルクスとクルルシファーはアルテリーゼを見送った後ルクスはクルルシファーに向けてこう聞いた。

 「そう言えばだけど僕達との関係って・・・実家ではどういう風に

判断されてるんですか?」

 それを聞いてクルルシファーは・・・真顔で数秒間考えて・・・こう答えた。

 「そんなに細かい事気にしなくて良いじゃないの?さあ行きましょうルクス君。」

 「おいいいいいいいい!待て待て待てーー!!重要なんですけどって言うか僕達の関係一体ドンだけ誤解されてるんですかあああああ?!」

 「ルクス君一つ言っておくわ・・・そんな恥ずかしい事聞くだなんて破廉恥だわ。」

 「あんたの頭が破廉恥極まったるわーー!!」

 「それに私達の関係での名前は・・・正直言ってちょっと・・・ほんのちょっとよ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・盛っちゃってるのよ御免ね。」

 「最低だあんたって言うか盛ってるって何やってんだよあんたはーー!!」

 ルクスがそう言っている中クルルシファーはさあ速く行きましょうと言って其の儘

外に出るのを見どけた後ルクスは・・・はああと溜息付きながら外に出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから馬車に乗り換えて数分ほど走らせていると聖都の石造りの町並みから

教会を模した造りの家が多く見え始めた。

 恐らくここら辺は信仰の深い信徒で恐らくは貴族クラスの人間達が

住まう場所なんだろうと思っているとその中で最も一番大きい敷地内に向かうと

クルルシファーはルクスに向けてこう言った。

 「一応言っておくけど防寒の為に外側に回廊を設けているから見た目ほど

広いわけじゃないわ。」

 それを聞くもルクスはその屋敷を眺めていた。

 積もる雪を落とす為であろう斜めに尖った屋根が重なる3階建ての屋敷

 二階の窓が一階よりも多いのは冬に備えてであろうと考えられた。

 「ここがエインフォルク家の屋敷か・・・神殿騎士団と関りがあるって・・・

何もなければ良いんだろうけど。」

 そう呟きながらルクスは屋敷に向かって行った。




 次回は家に入ります。
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