巡礼祭2日目、同じ時間に起きたルクスは聖都の西側にアル霊園の護衛の為に機竜を
纏っているとナニカ感じが違う事を感じたルクスはクルルシファーに向けてこう聞いた。
「あのクルルシファーさん、何か雰囲気が可笑しいんですけど何かあるんですか
今日の巡礼祭?」
そう聞くとああそれはねとクルルシファーはこう答えた。
「今日のルートには『ホール』との距離がある程度だけど近いからアビスが出る
恐れがあるのよ。」
そう言うとクルルシファーは『ホール』についての説明を始めた。
「『ホール』は炭鉱の鉱山の様な形状をしているの、聖都の出入り口には
監視員がいるんだけど他にも穴があるかもしれないのよ。けど最近そのアビスが出る頻度が増し始めてね、だからこそメルの様に腕の立つドラグナイトが必要なのよ。今回貴方を
私が必要にしたのも其れが理由なのよ。」
「ああそう言う事で」
すかとルクスが言いかけて・・・メルが近づいてきたのだ。
「やっほーお兄チャーん、今日はこっち担当なんだねえメル嬉しい!」
そう言ってメルが近づくとクルルシファーはメルに向けてこう言った。
「メル、貴方確か神殿騎士団の一員なんでしょう?もう少し静かにした方が良いわよ。」
「大丈夫大丈夫、私については色々と優遇されてるしそれに・・・お兄ちゃんの
カード見たいから!」
「そう言えば見てたねえ、まだあるけどどうする?」
「う~~んとねえ、じゃあ今度はえくすとらでっき?だったよね、其れみたい!」
「それじゃあ見せるね。」
ルクスがそう言ってエクストラデッキのカードを見ようとするとどれどれと
クルルシファーも見ようとしていた。
するとそう言えばメルはルクスに向けてこう聞いた。
「そう言えばだけどお兄ちゃん、ユミル教国の信徒が他国の人間と結婚するのに
条件がいるって知ってた?」
「?」
ルクスは何だろうとエクストラデッキから『E・HERO』のカードを見せていると
クルルシファーはびくりと肩を揺らすがメルはこう続けた。
「ユミル教国の場合は教国の大祭の一つにその相手と参加させることが条件なのよ、
旧い貴族の家系なんかは未だにやっているらしいわよ?」
それを聞いてルクスはジト目でクルルシファーに視線を向けると・・・
クルルシファーはその視線を逸らすとルクスはこう思っていた。
「(このアマ・・・マジで一変しめたろか?)」
そう思っているとメルはそろそろ時間かなと言ってカードを手渡すとルクスに向けて
こう言った。
「じゃあねえお兄ちゃん!また霊園で合いましょう!!」
そう言って立ち去るメルを見送ったルクスはクルルシファーに視線を向けると・・・
クルルシファーは視線を逸らしながらこう言った。
「だって仕方ないじゃない!アルテリーゼが『今回の大祭にルクス様をお呼びくださいこれは必要な事なので早急にお願いいたします。』って手紙で然もどう見ても念入りに
力強くどう見ても脅迫しているのかしらレベルの筆圧だったんだから怖かったのよ
仕方ないじゃない!?」
「だからって僕に何も言わずに騙しやがって本当に本当に何考えてるんだアンタ
一変しめたるぞいやマジで!」
「ザケンじゃないわよ!こっちだって確かにその・・・騙してたって事は
分かってるけどこっちだって理由あるんだから仕方ないじゃない!!」
「仕方ないで済むか!こっちはそうとは知らずに妹さんたちにお土産色々と
やっちまったからこれ完全に認められてること間違いないじゃん逃げ道ないじゃん
どうすんだよ!」
「其れこそ知らないわよ貴女が勝手に火をつけたようなものなんだから自分で
消しなさいよネ!!」
「おいいいいいい!元々はあんたがアホナ依頼した事からが始まりなんだから
連帯責任だろうが!!」
「ああもう良いじゃない過ぎ去った事はもう忘れなさいほら貴方何時もこういう時に『かっとビング』とか言うじゃない今がその時でしょうが!!」
「時と場合によるわーー!!」
一番後方とはいえ大声でよくケンカしてんなこいつらと誰も知らない面々からすれば
そう思うであろうがそんな中神殿騎士の一人がこう言った。
「総員抜剣!前方の霊園よりアビスが一体出現!!種類は未だ不明なれど
神殿騎士5名でこれに対処せよ!!残る者達はドラグライドを身に纏い教皇猊下の護衛に徹せよ!?」
神殿騎士団長が大声でそう言うとザインがこう言った。
「それにしてもたった一体如きで5人もいるのか?一人で十分であろう。」
そう言っているとクルルシファーはこう返した。
「必要ならあるわね、この道から霊園迄は狭い坂道が続いてるから
敵に気づかれた時点で地の利がなくて危険よ。」
「ぬ・・・。」
「それでルクス君、今回貴方は確かギャラクシーアイズだったわね?敵の相手次第だと貴方の機体の武器の能力で無力させる必要性があるから私と来ない?」
クルルシファーの言葉に分かりましたと言うと・・・
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!
「「!」」
アビスを呼ぶ角笛の音色が当たりに響き渡りそして・・・数体のアビスが
飛びかかってきたのだ。
次回は襲撃戦。