「今度はキマイラってアビスのお代わりなんて誰が頼みやがったんだ畜生がーー!!」
ルクスはそう言いながら二アスに向かって襲いかかってくるキマイラに対して
向かって行くとキマイラは何と・・・近くにいた小柄な修道女の服を咥えて空に向けて
飛び立ったのだ。
「なあ!」
ルクスは嘘だろと言いながらキマイラを追いかけようとすると・・・メルの声が
聞こえた。
「ドライグ・グウィバー』・・・飛翔形態(ワイバーンモード)』
メルがそう呟くと同時に思念操作によって『ドライグ・グウィバー』が・・・
変形を始めたのだ。
脚部の車輪が格納されその代わりに大型のウイングバインダーが展開され
白と赤のカラーリングが逆転するのを見てマジかと思っていた、可変式で然もワイバーンとワイアームの性能が融合した機体・・・。
「あ、けどルーザーの機体って3種類の機体が融合しているし可変しない分
安定性あるか。」
じゃあ下位互換型だなと呟きながらルクスはクルルシファーと共にキマイラに向かおうとする手前で・・・メルの機体『ドライグ・グウィバー』のハルバードによって胴を
真っ二つに斬り裂かれたのだ。
「ぎ・・・ぎぃいいいいいいいいい!」
鈍い断末魔の残響を残してキマイラの体が・・・溶け崩れていくとメルは妖しく
微笑んでこう言った。
「あーあ、残念ね。もう敵は全部やっちゃったけど・・・けどまあ良いわ、
今日の手柄の数は私が圧倒的だね。」
メルはそう言いながら影を帯びた雰囲気を醸し出すのを見てルクスは
ぞっとしていると・・・イセリアがルクスに向けてこう言った。
「マスター、先ほどの女性はどう致すのですか?」
「え・・・・ああああああああ!」
ルクスはそれを聞いて慌てながら修道女を回収したのだ。
「はああ・・・大丈夫?」
「ううう・・・もうだめかと思いました。」
そう言う間にその頭を覆っていたヴェールが外れるとルクスは其れを見て・・・
目を大きく見開いていた。
ライトグリーンの頭髪を持つ年若い少女
だが・・・頭部子犬の様な機械の垂れ耳が付いた少女を見て・・・
ルクスは少女に向けてこう聞いた。
「君・・・もしかしてオートマタかい?」
「え・・・ああああああああ!」
少女はそれを聞いて慌ててヴェールを付けるとルクスに向けて・・・
「わ・・・わんわん!」
「・・・・・はい?」
ルクスは何で犬の物真似しているんだと思っていると少女はこう言った。
「ふ・・・(* ̄▽ ̄)フフフッ♪、こうしてアクセサリーとキャラ付けっぽくすれば
怪しまれません。お・・・お兄ちゃん『ネイ』を助けてくれて
ありがとうございますわん、大変感謝しているであります・・・わん!」
「君・・・ラ・クルシェ並みの脳味噌しかないでしょう?」
ギアスリーダーの馬鹿部門がもう一人いたんかいと言うと・・・『ネイ』は
それを聞いて驚いた様な様子でこう言った。
「えええ!お兄ちゃんお姉ちゃん達の事知っておられるのですか!!」
「・・・やっぱ君ギアスリーダーじゃん。」
「・・・・・あ。」
ルクスの言葉を聞いて『ネイ』はやばっと思っているが残念娘だなと思いながら
ルクスは『ネイ』に向けてこう言った。
「それで・・・君はまさかだけどホールのギアスリーダーかい?」
「はい・・・私はホールのギアスリーダー・・・『ネイ・ルーシュ』と申します。」
「普通君はホールの最深部にいるはずなんだけどもしかして何かしらの理由で・・・
閉め出されたの?」
「はい・・・気づいたらここにいたのですが・・・お願いです私をホールに
戻させてください『エクスファー』がいてくれるのでしたら私最深部に
行けるのですよーー!!」
『ネイ・ルーシュ』はルクスに向けてそう言いながら泣いていると
さてどうするべきかと思って・・・こう答えた。
「それじゃあ取りあえずは・・・黙っておくから戻るよ。」
「了解いたしました!」
『ネイ・ルーシュ』はそう言ってルクスと共に帰って行く中そう言えばと
ルクスは『ネイ・ルーシュ』に向けてこう聞いた。
「君・・・メルの事知っているかい?」
「メル様ですか?ハイ私は先代の教皇猊下からよく知っています。」
「じゃあさ・・・メルの事どれだけ知っているの?」
ルクスがそう聞くとメルについてを『ネイ・ルーシュ』はこう答えた。
「・・・ギザルド家は大貴族でしたが7年前のアビスの襲撃で滅びました、
当時はホールから十数体のアビスが溢れ出ました。あの時は未だ騎士団は未熟でしたから何とも出来ずにギザルド家を含んで確か・・・6家が滅びました、その後から
メル・ギザルドは後見人としてオルフェル様が面倒を見てくれてまして・・・
そこから今の地位・・・征伐者と言う名称を得る迄に至りました。
「最悪だ・・・完全に最悪じゃないか。」
ルクスは『ネイ・ルーシュ』の言葉を聞いてどうしようと思っていた、
何せメル・ギザルドの過去がアビスの復讐と言うありふれた・・・辛い理由で
あるからだ。
そして今後どうしようと思いながらルクスは『ネイ・ルーシュ』と共に戻って行った。
次回はその後。