次の日ルクスは早朝レリィのいる学園長室に来ていた、目的は今回執り行われる
サミットで何を話すことになるかについてであるがレリィ自身も
どんな話になるのかは分かっていない事から先ずはロードと呼ばれる創造主の一族から
情報を引き出す策略を練りながらルクスは途中で合流したリーシャと共に会議室に
入ると暫くして・・・見たことある面々が入って来た。
「ようルクス、今日はまあ取りあえず宜しくな。」
「ヤッホーお兄ちゃん、元気にしてた?」
「あれ?グライファーとメルじゃないの?今日はサミットの護衛?」
そう言ってルクスは他の面々を見るとまあなとグライファーはルクスに向けて
こう続けた。
「俺はあの公女様の護衛だぜ?あの公女俺を色々とこき使いやがってよ。」
全くと言うグライファーであったがそうでもなさそうな表情であったのを感じたルクスはツンデレだなあと思っているとメルを見てこう言った。
「メルあのさ・・・オルフェルさんとは?」
ルクスがそう聞くと目を背けて・・・こう言った。
「あの後からだけど・・・まあ色々と話してるわ、向こうからが殆どだけど私・・・
湿っぽい話はここ迄!取りあえずは仕事するわよ!!」
メルはそう言って離れるがルクスは其れを見て全くと思いながらリーシャの隣に立つと
周りを見渡して全員の顔ぶれを確認した。
新王国側からは指導者代行としてリーズシャルテ
七竜騎聖はルクス、補佐官はセリス
ヴァンハイム公国からは代行として公女ミルミエット
七竜騎聖はグライファー、補佐官はコーラル
ユミル教国からは教皇ニアス
七竜騎聖はメル、補佐官はクルルシファー
ヘイブルグ共和国からは指導者代行としてグニウス大臣
七竜騎聖はローザ・グランハイド、補佐官はカレンシア
ブラックンド王国の指導者代行は兼任として七竜騎聖のシングレン、
補佐官はツヴァイベルグ
マルカファル王国からは同じく兼任として七竜騎聖のマギアルカ、補佐官はロロット
彼女たちは精霊使い側からの指導者達に報告すると言う義務から彼女はある意味
オルデシア帝国からの指導者代行も兼任している。
以上がルクスが知っている面々であったが最後の1国が来ない事から何でと
思っていると会議室の向こうから声が聞こえると扉が開いて最初に入ってきたのは・・・目深い帽子を被った少女がまず入って来た。
「ちょ・・・ここまで来て名に帰ろうとしているんですか貴方は!早くは入って
来てください!!」
「嫌だ・・・入りたくない・・・知らない人・・・ばかり・・・!」
「いい加減にしなさい!貴方のその人見知りでどんだけ会議が長引くと!!」
そう言いながら目深い帽子を付けた少女が引っ張ってきたのは・・・鮮やかな褐色肌で緑がかった艶やかな黒髪と顔に紅い刺青が刻まれた少女が出てきた。
その独特な風貌は誰よりも際立たせるが少女は自身が注目を浴びている事に
気づいて・・・すっと視線を逸らすのを見て全員がこう思っていた。
『あ・・・こいつ人見知りする奴だ。』
全員が第一印象をそう判断すると目深い帽子を被った少女がこう言った。
「あ、遅くなりまして申し訳ないです。こっちの無口で人見知りが
トルキメス連邦の代表で七竜騎聖の『ソフィス・セプティ』と私が補佐官の
『ウルク・セプティ』と申しますです!」
そう言う中ルクスはあれと呟いて・・・こう思っていた。
「(誰なんだろう?間違いなく初対面なのに誰かに似ている様な・・・)。」
そう思いながらじとーーっと見ていると『ソフィス』はさっと目を泳がせて
顔を背けたのだ。
すると『ウルク』がああすみませんと言ってこう続けた。
「えー・・・『ソフィス』は見ての通りの人見知りなので話す際には
私が通訳として彼女の意思を出来る限り伝えますので。」
其れを聞いてああそうと全員が内心そう思っているとマギアルカがこう言った。
「まあなんとも奇妙な連中じゃが足手まといにならなければそれでよ、さてと各自が揃ったところで今のうちに全員の意思を統一する必要があるぞ?あのルインの
持ち主とか自称する奴らにどう接するのかだが」
「あの・・・すみません隊長様?」
マギアルカに向けてそう言うのはミルミエットでありどうしたと聞くとミルミエットがこう答えた。
「彼らがルインを管理していたという話・・・嘘であっても味方であったとしても
何故今?」
「そこじゃミルミエット嬢、今迄何も言わなかった奴らが何故今この状況になって
奴らがしゃしゃり出たのか・・・そして何よりも今まで儂らがルインを
攻略していながらも黙認していたのと変わらなかったのに何故今なのかと思ったが・・・儂らが考える事はルインやロードだけではない。竜匪賊に精霊使いに№・・・全く
儂らの時代は考えることが多いわい。」
マギアルカがそう言っていると・・・コツコツと足音が聞こえて扉が開くと
そこにいたのは・・・一人の少女であった。
純白のドレス
銀の長髪と左右非対称の双眸
人間離れしたその神秘的な美貌に全員が緊張する中・・・透き通った声が聞こえた。
「お待たせして申し訳ありません、各国の代表たる皆様方。」
次回はその内容