ヒステリカは全員に向けて3つの条件を提示しようとするとその前にとヒステリカは
ハルカ・シーマイヤに目を向けるとハイハイと言ってハルカ・シーマイヤは懐に手を入れて取り出したのは小さな機械の玉を見せると其処から・・・びしゅっと映像データが
出てきたのだ。
「これは・・・地図かのう?」
「その通り、僕がヒステリカ様の所にあった地図情報を元手に精霊側との地図を
同期させて見せた奴です。」
「あり得ない・・・これ程精密な地図がこの世に存在しているというのか・・・!」
グニウス大臣はハルカ・シーマイヤの言葉に対して呆然としながらそう言うが
質問してきたマギアルカは違う視点からその地図情報を見ていた。
「(精霊側とは海をまたいで繋がっていると思っておったが地続きの所もあるが・・・
何故今迄儂らは認識すら出来なかったのじゃ?!)」
まさか認識を何かしらで阻害されていたのかと思っているとハルカ・シーマイヤは
操作して次に見せたのは・・・その間にアルまるで赤い壁の様に存在するラインにこれはと聞くとヒステリカはこう答えた。
「この赤いラインはいわば壁・・・精霊側とこちら機龍側との間にアル認識疎外の結界が張られているのです。」
『!?』
其れを聞いて遂に全員が目を大きく見開いて驚くと更にヒステリカはこう続けた。
「この結界が一体いつからあるのか分かりません、ですが私達は嘗て
機竜・精霊どちらの使い手も存在しておりました。」
私に精霊使いとしての素質があるのは其処からですと言うが全員が呆然する中
ヒステリカは更にこう続けた。
「嘗て初期アーカディア帝国崩壊より少し前我々はとある国と言うよりも種族・・・
エルフィム族の集落から精霊魔法を学びその過程でフギルと同じように
男性でありながらも精霊と心を通わせる存在、精霊側では魔王と呼ばれていたようですが私達は彼を『霊童』・・・精霊の童と呼んでいた存在『スライマン』と交流し互いに
技術及び文化交流を成しておりましたが・・・当時勢力のあった精霊側の王国は
其のエルフィム族の村を滅ぼした事から我々は彼等との国交を断絶しました、そして
崩壊後我々機竜側は精霊側に関するあらゆる情報をアヴァロンに隠しその真実を
隠しました。無論その後も幾度もの世代に於いてこの結界が弱まったと同時に密かに
他国と・・・精霊側との国交をしようと考えていたようですがどちらも
向こう側からの妨害によって其れは無くなり何時しか忘れ去られていきました。」
ですがとヒステリカは全員に向けてこう言った。
「これは好機なのです、今もう一度手を取り合う事で過去の失敗が帳消しとなり我々は向こうの国との国交を再開し再び互いに歩める時代に来たのです。どうか皆様に
ご協力したくここに参りました、今こちらには精霊側との密接なつながりを持つ国が
2つほどあると聞きます。この事は早急に情報共有を行う様によろしく
お願いいたします。」
其れを聞いてマギアルカはこう答えた。
「相分かった、コチラハ表裏問わず報告し共同戦線を張るように通じよう。
そちらも良いなヘイブルグ共和国の。」
其れを聞いてローザは・・・鼻をふんと一息出すだけで後は何も言わなかった。
「それでは皆様に3つの条件提示を説明させております。」
改めてですがと言ってその条件を述べた。
①竜匪賊の討伐
②第七遺跡ムーンの現在位置の把握と捜索
「そして3番目ですが・・・其れはこの代表面々の中に裏切者の討伐又は始末です。」
『!?』
其れを聞いて今度はそれぞれの面々が互いを見ているとちょっと待てと
シングレンはヒステリカに向けてこう言った。
「心外だな嘗ての女帝よ?我々に裏切者・・・つまりは竜匪賊の
手先がいるという事か?」
「御幣があって申し訳ござい有りませんがこれは大切なのです、現段階においても
そうですが我々は同盟を結ぶにおいて最も必要なのは信頼です。もし次にルインの
探索の際に虚偽情報又は宝物を奪い取ろうとするのならば私達は其の者達と
そこに所属する国家その物を敵として断罪する事となりましょう。」
「つまりそれは・・・情報の共有と同時に互いに互いを監視し合うという事で
良いのかな?」
「その通りでございますルクス殿、貴方は矢張りそこにおられる指導者代行・・・
そこでお太りになっている方々とは大違いですね。」
「!」
其れを聞いてグニウス大臣だけではなく他の面々もぎくりと肩を揺らす中こう続けた。
「無論異世界に行ったとするならばその情報を七竜騎聖全体に共有させて互いに
持って来た技術を何処かで監視又は解析し纏める組織形態を作る必要があります。」
「其れならば我がアディスマータ新王国がうってつけだ、こちらは既にコイル開発に伴ってブラックンド王国共同土地提供ユミル教国にて研究所および実験施設の盟約を
結んでいる。」
「な!そんな大事な事わが国には一度も」
「黙れヘイブルグ共和国、貴様らには前科があるしこれは政治的取引所以だ。
既に互いの国との取引は済んでいる。」
後はこっちの大臣と話すことだなと言ってグニウス大臣は貴様らと・・・
顔面赤面になっているが其れでしたらとヒステリカはリーズシャルテに向けて
こう言った。
「良いでしょう、情報の取り纏めはそちらの国にて執り行う事で相違はありますか?」
其れを聞いてグニウス大臣は反対だと言うがそれ以外は無言となっている、
つまりは賛同したに等しい。
するとルクスがヒステリカに向けてこう聞いた。
「ヒステリカさん一つ良いでしょうか?」
「何でしょうか?」
「僕達は互いに監視し合います、ですがもしそちらが裏切った時は・・・
貴方方も攻められる覚悟はあるという事で良いでしょうか?」
『!』
其れを聞いて全員がヒステリカに目を向けるとヒステリカはこう答えた。
「無論です、この覚悟無ければ私はこの様な事は申しません。」
ヒステリカの言葉に言質は取りましたとルクスはデュエルディスクを取り出すと
其れはと言ってこう続けた。
「これは向こうの世界で手に入れた物です、これには録音と言う声を記録する
システムがありますのでもししらばっくれたとしてもこれに記録されていますので
悪しからず。」
其れとも聞きますかと聞くといいえと答えてヒステリカはこう続けた。
「用心に越したことはありません、やはりあなたはフギルが見込んだ弟ですね。」
そう言うとそれではとマギアルカは全員に向けてこう言った。
「それでは具体的な話し合いはまた後日という訳で・・・総員解散じゃ!」
そう言って締めくくろうとした瞬間に今迄黙っていたフギル葉全員に向けて
こう言った。
「待て、俺はお前達を完全に認めていない。」
フギルのその意味。