「然しとんでもない事になったわねクルルシファー、これってつまりは精霊側と私達側の戦争が公になったって事で良いのかしら?」
「そうね、けど事はそう単純じゃないわ。聖蝕の存在に異界の天使の存在、
其れを止めるためには精霊神龍の片割れ・・・メサイアだったわね。
其れを探すためにアヴァロンに行かなければいけないだなんてね。」
全く面倒よねえとクルルシファーはそう言っていると確かにねとメルは
そう言いながらこう続けた。
「先ずは残った6つの内確認している5つのルインの機能を停止しながらムーンを
見つける、そしてアヴァロンに行ってメサイアを見つける。簡単そうに見えて難しそうね、おまけに竜匪賊に裏切者の殺し依頼・・・全く面倒な事がオンパレードね。」
「けどまあ良いじゃない?私はアビスを手当たり次第に倒せれるんだから
それで良いわ。」
メルはそう言って仕事って大事よねえと言うとそう言えばとクルルシファーは
メルに向けてこう聞いた。
「貴方・・・母親とはちゃんと話しているの?」
「・・・まあ色々とあるけど・・・やっぱり放さないといけないのかなって。」
「話したほうが良いわよ・・・何時か何時かと考えて遠回しにして
後悔するよりかはね。」
クルルシファーはそう言って離れるのを見てメルはそうなのかなあって思いながら
オルフェルを見てこう思っていた。
「(遠回しにして後悔するよりかはねえ・・・私達はまだ戻れるのかなあ。)」
そう思いながらオルフェルは其の儘立ち去って行った。
そして数日後、アカデミーでは・・・学園祭が執り行われた。
「アカデミーの皆、準備は良いかしら?毎日毎日厳しい訓練と任務お疲れ様。でも・・たった一度の青春をそんな事の為に消費させたくない!息抜きも必要だし今日は
クロスフィードの人々と共に大いにこの学園祭を盛り上げましょう!」
わああああああ!っとレリィの挨拶が終わると同時に生徒達の歓声が最高潮に
達していた、無数の模擬店や特設のステージで行われるであろう数々の催し物。
数日間の日程と模擬店の居場所や地図がでかでかとあちこちに貼られていた。
だがそんな中生徒達は多くの一般志願者から構成された店舗関係者と共に・・・
阿鼻叫喚の悲鳴を上げていた。
「材料が足りないよーー!はあ許可?そんなの後出しで良いから食堂の倉庫と
志願者が持って来た物持って来てよーー!」
「そっちはルクス様が既に予備材料を第2食堂倉庫に一か所に纏めてある、
資料があるからそっちに向かえ。」
「入場チケットの横流しは禁止って・・・はあ!既に偽造品が流れてるって
嘘でしょ!!」
「先ほど主様からですが入場チケットには特殊な押印が
押されているらしいようですので、コチラハ其れを書き写した紙ですので入場監視者に
渡して置いて下さいまし?」
「はあ!今年の不法侵入者は地下からって早く自警団とトライアドに連絡して!!」
「そちらは私が参ります!自警団と騎士団には巡回を続けさせて下さい!!」
生徒達の対応はサニア、夜架、セリスティアがそれぞれルクスから貰った資料を元手に対応していると・・・何故か総責任者となっているルクスはこう言った。
「ああもう何でこんなに忙しいんだよってえ、何?志願者の人達との仕事区分について聞いて欲しいってそっちはラ・クルシェとクランリーゼがやる事になってるからそっちに回して!!」
ルクスはそう言いながら透流に向けてそう言うとはい分かりました!と言いながら
走って行くとティルファーが出てきてこう言った。
「うわ凄い量の資料だねって言うか・・・これ悪いけど追加ね。中身は資材の分配。」
「そっちに置いといて!資材については前にあったアトリエの跡地倉庫に
置いといて!!」
そう言うとルクスは近くにアル紅茶の入ったコップを取って一飲みするとさてとと
言ってこう続けた。
「僕はこれから喫茶店の準備に行くからクランリーゼが帰ってきたらこっちで
指揮しといて。」
それじゃあと言って出て行くと其れを遠目で見ていたアイリは全くとノクトと共に
こう言った。
「全く兄さんは忙しすぎです、私達も一応は手伝うとはいえこれはもう大変です。」
「YES、まあ休憩時間の時に透流と遊べれると思えば多少は我慢できます。」
ふふんと鼻息を荒らすノクトを見てあらあらとアイリはノクトに向けてこう言った。
「透流と回るのは私ですよ?其れに・・・ノクトは仕事でお忙しいでしょう?」
「NO、トライアドの仕事にも一応は空きがありますので回るには十分です。・・・
負けませんよアイリ。」
「こちらもですよ・・・ノクト。」
互いにそう言うとアイリとノクトの背後に・・・片や筋肉ムキムキで胸に
七つの傷を持つ男性
片や和服を着て長い白の髭を生やした大柄の男性が互いに睨み合っているのを見て
周りにいる女生徒たちは修羅場かしらとか男を掛けた戦い・・・
これは面白くなりそうねと言いながらその光景を眺めていた。
「何だろう・・・背中に寒気を感じる。」
透流はそう言いながら学園祭の準備を始めた。
次回は・・・副隊長と話す。