最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 試合が始まります。


試合開始

「作戦は?どうするの?」

 ミーシャがそう聞くとアノスは現状2人ではやる事など無いと答えた、

何せサーシャの所には既に30人・・・つまりは過半数の生徒が集まっているのだ、そんな中アノスはどうするべきかと考えていると・・・ミーシャはアノスに対してこう進言した。

 「私のクラスは築城主(ガーディアン)、『創造建築(アイリス)』の魔法が得意。」

 さて、ここで『魔王軍(ガイズ)』についての説明を始めよう。

 『魔王軍(ガイズ)』と呼ばれるこの魔法は集団を率いて戦う際、全体の戦闘能力を

底上げするために生み出された軍勢魔法である。

 術者である本人を魔王(キング)として更に6つ配下に役職を与えられる。

 先ほどミーシャが言った築城主(ガーディアン)は城やダンジョンの建築と言った

拠点建造。

 魔法攻撃及び防御魔法に秀でる魔導士(メイジ)

 負傷兵の治療を行うことが出来る治癒士(ヒーラー)

 モンスターを使役することが出来る召喚士(サモナー)

 魔剣を扱い近接格闘を主立つ魔剣士(キャバリエ)

 呪いや呪術を扱いデバフを与える呪術師(シャーマン)

 だがこれは魔王であるキングが死亡ないしは魔力が枯渇する事で機能しなくなり

この魔法効果を喪った時点で負けとなっている。

 「『創造建築(アイリス)』で魔王城を建築する、魔王城は加護により魔王(キング)の能力が底上げされる。籠城には有利。」

 妥当で安全な作戦のように感じるがアノスはだがと言ってこう続けた。

 「恐らくサーシャはそう来ると読んでいるぞ?」

 「じゃあ・・・どうするの?」

 ミーシャがそう聞くとアノスはそうだなと言ってこう答えた。

 「向こうが絶対に予想していない戦術で裏をかく。」

 「・・・どんな?」

 「お前も知っていると思うだろうが魔王(キング)は配下に魔力を分け与える分単独では弱くなるのが弱点だがこちらの城を囮とし俺が単独で敵の魔王城に乗り込むと言う

方法なのだがどう思う?」

 アノスはミーシャに対してそう聞くとミーシャは暫く逡巡して・・・こう答えた。

 「・・・無謀。」

 「だが裏を掻くことは出来る、普通ならばこんな事をした所で集中砲火を

浴びせられるが人員が限られている以上搦め手で戦わなければ勝機は無い。」

 それを聞いてミーシャはアノスの作戦が確かにそうだと思っていた、コチラハ2人、

相手は30人ともなれば確かに搦め手が最も重要な手段ともいえよう。

 ハイリスクハイリターン、これが必要だと感じたミーシャはアノスに対して

こう言った。

 「・・・分かった、気を付けて。」

 「囮は任せたぞ、俺は手加減は得意じゃないからサーシャについては

どうも出来んぞ?」

 少々笑みを浮かべながらアノスは向かおうとすると・・・ミーシャはこう返した。

 「・・・アノスが。」

 「俺に気を付けてだと??」

 「・・・おかしい?」

 ミーシャはアノスに対して小首を傾げるとアノスはこう思っていた。

 「(まさか俺が心配される日が来るとはな、だが・・・これが友達と言う物か。

いやはや中々どうして新鮮な感覚だな。)」

 そう思いながらアノスはミーシャに対してこう言った。

 「ミーシャも気を付けろよ、俺に何かあったら即座に降伏信号を出すんだ。」

 「ん、分かった。」

 ミーシャと手を振って別れたアノスは真っすぐサーシャ班のいる東側の陣地に

向かって行った。

 そして暫くして西の森の奥に3か所の巨大な城が出来上がっていた。

 30人ものの生徒がサーシャ班であるため恐らくはこの3つの城の内2つが囮で本陣を叩けばいいと思うが一つ倒せば残りから生徒が来るだろうそうならないように

するためにはとアノスはある事を考えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「サーシャ様、敵陣も3つの城が建てられました。」

 「恐らく2つは罠ヨ、私たちと同じで何処かに本陣があるはずよ?魔王(キング)は

其処にいると言って良いわね。」

 サーシャは生徒の一人からの言葉に対してそう答えるとこう続けた。

 「いいえ、ミーシャが此の短時間で魔王城を想像する事は無理なはずよ。

時間稼ぎされては困るわ、前衛は魔剣士(キャバリエ)、中衛は治癒士(ヒーラー)が

担当し魔剣士(キャバリエ)の回復をして後衛は召喚士(サモナー)がそれぞれの

魔王城に向かってちょうだい。」

 「了解、其れでは第1、第2をそれぞれの部隊に攻撃させます。各員準備を。」

 生徒の言葉を外にいるアノスは・・・魔眼を使って『思念通信(リークス)』で

通信傍受すると成程なとアノスは『転移(ボトム)』でサーシャ班が建てた魔王城の

目の前に姿を見せた。

 すると未だ繋がっているが為に『思念通信(リークス)』越しで生徒達の

悲鳴じみた報告が聞こえた。

 「さ・・・サーシャ様!」

 「どうかしたかしら?」

 「魔王(キング)・・・アノス・ヴォルディゴートがいきなりこの城の前に

現れました。

 「はあ!一体どうやって?!」

 「分かりません!呪術師(シャーマン)』が注意深く自陣の魔力の流を見ていましたが本当にいきなり現れたという報告が!!」

 「あいつ・・・私たちが知らない魔法を使ったって言う事!」

 サーシャがそう言って報告を整理しようとする中・・・ミーシャは魔王城にて

何かを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「何・・・ナニカが・・・来る?」




 次回は結果。
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