「一体どうやってここに来れたの!まるで『転移(ガトム)』で・・・いえ待って其れは今や喪われたロストマジックの・・・でもそれ以外にこの状況の」
サーシャがそう呟いていると其れを『思念通信(リークス)』にて聞いていたアノスは
成程なと感心していた。
他の面々よりかは思考は柔軟だなと感心していると・・・サーシャは全員の大して
こう言った。
「まあ良いわ、どのみち魔王(キング)が単独で乗り込んでくるなんて殺してくれとか言っている様なものだものね。裏を掻いたつもりかもしれないけど無謀と戦術を
はき違えてるわ、総員魔王(キング)を討つ為全戦力で向かいなさい!数の暴力を
思い知らせてあげるわ!」
そう言うと・・・アノスは『思念通信(リークス)』でこう言った。
『其れは如何かな?』
『『『!』』』
それを聞いて全員がびくりとしてサーシャ班の一人がこう言った。
「な・・・どういう事だ!何故『思念通信(リークス)』に奴の声が
聞こえるんだ!!」
「わ・・・分かりません!魔法陣の問題はなく聞こえるはずがアリマセン!!」
「だが実際に聞こえているぞ!原因の解析を急ぐんだ!!『 思念通信(リークス)』が傍受されている様可能性が」
『当たり前だろ?俺が組み立てた魔法陣でお前達の『思念通信(リークス)』を
傍受しているんだ、貴様らの魔法陣の再現率は大体89%弱。この程度など
傍受してくださいと言っている様なものだぞ。』
「バカな・・・再現率89%なら国家レベルの秘匿通信のはずだぞ!其れが
傍受できるなど」
『だが出来ている、其れが答えだ。』
それを聞いてサーシャは嘘でしょと言っている中こう思っていた。
「(嘘でしょ?魔法陣の魔法を使うための魔法術式が組み込まれていて理論術式と
実行術式があるのよ?この2つを相手取って其れを解析して更に発展するだなんて
こいつの頭何で出来てんのよ!!)」
ミーシャはそう思っていた。
理論術式はその魔法を使うために最適化された魔法術式なのだが実践ともなれば
中々この理論魔法陣をそっくりそのまま等不可能なのだ。使い手や環境に応じて
劣化してしまい当時では当たり前だった魔法はロストマジックの一つに該当されるのだ。
そして理論術式の何割ぐらいの効力があり其れがどれだけの再現性を保っているのかを示す値が再現率又は実効値である。
するとミーシャは全員に対してこう言った。
「奴の言葉に騙されるな!何か原因があるはずだ!!」
『俺はちゃんと丁寧に説明したはずなのだが?』
「そんな事問題ないわ。」
サーシャがそう言うと更にこう続けた。
「幾ら『思念通信(リークス)』が傍受されたとしても向こうは魔王(キング)
単独だもの、この城は築城主(ガーディアン)7人がかりで創造したこの魔王城を
第一層で向かい討つわ!そこで終わりよ。」
サーシャがそう言うのを聞いて成程なとアノスがそう言って・・・魔王城の外壁に
手を掛けるとこう言った。
「随分と軽そうな城だな。」
『どこが軽そうなのよ!反魔法が多重にかけられているのよ!!』
「魔法程度を絶対に警戒するとはまだまだ半人前だな、戦闘と言うのは
魔法だけではなく・・・力も加える事も忘れないほうが良いぞ。」
アノスはそう言うと片手で城の壁をめり込ませるとこう言った。
「よく覚えておくが良い、城で最も大切なのは魔法と力どちらにも対応できる
重厚な奴が良いのだと。」
そう言うとががが・・・どおおおおおおおおお!と言う音と共に魔王城が地面から
抜けていくとサーシャ班の面々がこう言った。
「な・・・何が起きているの!呪術師(シャーマン)何が起きているの!!」
サーシャがそう言うとサーシャ班の一人がこう答えた。
「し・・・信じられません!奴は・・・アノス・ヴォルディゴードがこの城を
持ち上げようとしています!!」
「な・・・そ・・・そんな事が出来るわけが!」
サーシャがそう言って驚いていると・・・アノスは魔王城を持ち上げてこう言った。
「お前達とは自力が違うんだ、其れにお前は30人くらいの面々を魔王軍(ガノス)で
部下達の力を上げさせるのに対して俺は一人。其れなりに力は温存しているし
お前とは力が違うのだ。」
そう言ってゆっくりと体を回転させて持ち上げた魔王城は其れに伴って・・・
くるくると回り始めたのだ。
「きゃ・・・きゃああああああああああああああああああ!」
「化け物かあいつは!城を持ち上げただけじゃなくて振り回すダ何て
一体どれだけの魔力を使って肉体を強化させているんだ!!」
「や・・・止めろーーーーーーーーーー!何する気だ止めろーーーーーーーーーー!」
「これしきの事で情けないな、平和に慣れ過ぎていて体の鍛え方が成っていない。
強い魔法を使うには先ず体力を上げないなとやっていけんぞ。」
そう言ってアノスはさてとと言ってこう続けた。
「うまく受け身を取った方が良いぞ?でないと死んでしまうぞ??」
そう言って其の儘アノスは魔王城を思いっきりスイングして・・・
叩きつけられたのであった。
そして城にいるサーシャはと言うと?