最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 たとえ無理でも・・・成し遂げられる意地がある。


無茶も道理もすっ飛ばす。

「きゃああああああああああああああああああ!」

 「喧しいな、矢張りリークスは切っておいた方が良かったな。」

 サーシャの悲鳴にアノスは地面に叩きつけられた魔王城を見た、如何やら

半壊したようであるがまだ生きているだろうなと考えているアノスは次は何をして

来るのかと思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そ・・・損害報告を?」

 サーシャがそう言うと生徒の一人がこう言った。

 「城の戦力が半壊・・・現在4割弱が戦闘不能、更に5割がたが先ほどアノスに対して

攻撃しようと無断で出て行きました。」

 「何ですって!5割って残りの戦闘員の殆どじゃないの!!止めさせなさい!?」

 「駄目です!先ほどの衝撃でリークスの使用に必要な魔力が補給できません!!」

 「・・・糞・・・!」

 サーシャはそう言って・・・今の状況をどうするか考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「成程な、こいつらは自分の意思で俺様に立ち向かったのか?」

 アノスはそう言って周りにいる面々の・・・倒れ伏したサーシャ班の兵力を

眺めていた。

 あの後真っ先にアノスに対して向かってきたのだが暖簾に腕押し、敵を

ちぎっては投げちぎっては投げと言わんばかりに戦い全員を戦闘不能に追い込むと

さてととアノスはリークスを繋げ直した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「全員・・・戦闘不能。」

 「そんな・・・何てことを。」

 サーシャは生徒の報告に頭を抱えていた、最初は30人ものの勢力であったのに今やたった数人に迄減ったこの状況の中をどうするか考えている中待てよと思っていた。

 「(あいつがもしロストマジックを使ったとしても今の城を投げ飛ばす程の

肉体強化に加えてあれ程の戦力が倒れた・・・つまりそれ相応の魔力を消費したと

言う事・・・其れに私もさっきまでの戦力消費でガイズに使われていた分の魔力が

戻って来た・・・今ならあれが使えるわね。)」

 そう思いながら残った生徒達に対してサーシャはこう提案した。

 「『煉獄殲滅砲(ジオ・グレイズ)』を使うわ。」

 「し・・・然しサーシャ様!『煉獄殲滅砲(ジオ・グレイズ)』は魔王城の加護と

メイジ隊の魔力を総動員したとしても成功率はたったの2割とも行きません!」

 「其れに失敗すれば魔王城が崩壊してしまいます!」

 生徒達が反対していた、更に言えば残存している面々が総力を結集したとしても

成功率は経った・・・8%しかなく失敗すればフィードバックが起きて敗北が

決定してしまうと言う正に背水の陣とも言える中サーシャは生徒達に対してこう言った。

 「怖気づいている場合じゃないわよ!敵の力を認めなさい、幾ら雑種で幾ら

不適合者と言えども相手は魔王城を投げ飛ばすとか言う化け物ヨ!

生半可な魔法じゃあいつの餌食よ!」

 サーシャの指摘は多くの生徒達が押し黙ったのだ、そのカリスマは正に次の魔王に

成り得る存在だとリークスで聞いていたアノスは確信していた。

 『焔属性最上級魔法〈獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)〉でなければ間違いなく奴には

勝てない、確かにこっちは負傷者タシテたった15人。だけど向こうはたったの一人よ!これで負けたら私たちは末代まで恥さらしとして名が残るわ!!総員力を尽くして

臨みなさい、貴方達の全てを私に貸して欲しいの!?そして生涯最高の魔法と

皇族としての誇りをあの雑種に・・・いえ、不適合者に見せつけるわよ!」

 それを聞いて生徒達は希望の光が見えたかのような感じで・・・声を上げた。

 「「「了解!」」」

 するとその瞬間に魔王城に魔力粒子が立ち上がるのが見えたアノスは

『煉獄殲滅砲(ジオ・グレイズ)』を使う気だなと感じたアノスはどれ程の物かを

見てみようかと思いながら着陸した。

 「(サーシャ・ネクロン)、お前のそのカリスマ。そして何よりもその強い意志と

これだけの魔法を使いこなそうと言う其の度胸・・・俺が嘗て魔王だった時にいて

欲しかった存在だ。)」

 この1週間全員と共に実戦レベルまで押し上げる事に成功したサーシャは全員に対してこう言った。

 「覚悟は良いかしら皆?私に預けてくれる?その心も・・・思いも・・・全てを!」

 それを聞いて生徒達はこう返した。

 「はい。」

 「信じておりますサーシャ様。」

 「俺達の残ったありったけの魔力を全部使って下さい。」

 「勝ちましょう・・・。」

 「俺達皇族の力を見せつけましょう!」

 そう言って全員の意思が一つに集まって行くのが見えた。

 ガイズ最大の特徴はそれぞれのクラスの特性を生かすだけではなく発動する集団魔法をリーダーが使う際に魔力を10倍以上に引き上げることが出来るのだ。

 これを使えば格上の相手であったとしても一矢報いることが出来るのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「行くわよーーーーーーーーーー!『煉獄殲滅砲(ジオ・グレイズ)』!!」

 そう言うと同時に魔王城の正面に砲門の様な魔法陣が浮かび上がると暫くして

放たれた・・・黒い太陽の如き巨大な光がアノスに向けて襲いかかるが其れに対して

アノスは見事だと言って・・・その手を翳して小さな炎を出して放ちそして・・・

『煉獄殲滅砲(ジオ・グレイズ)』とぶつかり最後には・・・

『煉獄殲滅砲(ジオ・グレイズ)』は小さな穴を空いて其の儘消えて行った。




 その後です。
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