あの後アノスとルクスはミーシャとセリスが待っている部屋に入るとセリスは
ルクスに目を向けるとこう言った。
「ルクス!大丈夫でしたか!!体に異常とかええとその!?」
「大丈夫ですよセリス先輩、其れとですが恐らくですけどここは僕達がいる世界とは違うかもしれません。」
「世界・・・ですか?」
セリスはルクスの説明を聞くと成程ですかと言ってこう続けた。
「前にですがリーシャ様と共に行った事があると言っておりましたがここが
そうなのですか?」
そう聞くがいやこっちは全く方向性が違いますよと言うルクスの言葉に成程と言いながら今後についてを話し合い始めた。
「先ずは情報収集ですが食事及び住居、つまりは拠点ですがどうします?」
資金もありませんしと言っていると・・・その言葉にアノスがこう言った。
「其れについては俺の家で話そう、貴様らの存在はまず間違いなく厄介事に
なりそうだからな。」
アノスがそう言うと・・・こう言った。
「ガノス。」
その言葉と共にルクス達の周りが光で包まれそして・・・消えて行ったのだ。
「あれ・・・ここって城じゃ?」
ルクスがそう呟くと目の前にアル建築物が見えた、木造建築で二階部分の
住居となっていた店名『太陽の風』と書かれていた。
「ここが俺の家だ。」
「「・・・・え?」」
ルクスとセリスはアノスの言葉を聞いて一体どうやってと思っているとああとアノスはこう説明した。
「ここ迄は俺が転移魔法で向かわせた、歩くのは面倒だからな。」
「「・・・・。」」
「ああそれとだがお前達が持っていたドラグライドとやらの鎧とソードデバイスは
別空間に保存してあるから心配いらんぞ。」
「「・・・・・。」」
それを聞くもルクスとセリスは何でこんな所にいるんだろうと思っていると・・・まああがれとアノスはルクスとセリスとミーシャを案内させてこう言った。
「只今。」
「お帰りアノスちゃ~~ン、今日は速かったけどどうしたの学校?」
「ああ、色々あったから取りあえず客を連れて来たんだ。」
「アノスちゃんがお客さんってミーシャチャン以外にお友達連れてきたの!」
「いや、友達と言えば如何か分からぬが・・・行き場所が無い奴らだから
当座の間の拠点としたいのだが。」
「行き場所が無いねえ・・・良いわよ♪、アノスちゃんが助けたいって言うなら。」
その声を聴いている中ルクスとセリスは互いにこう言った。
「何かですけどセリス先輩、中の人って母親って聞いているけど・・・
若く聞こえません?」
「そうですね、ルクス・・・何やら若く聞こえますね。」
互いにそう言っているとアノスが家から出てきてこう言った。
「入っていいらしいぞ、母さんが見てみたいと言っているからな。」
そう言っているとではと言ってルクスとセリスが入って初めて見たのは・・・
・・・・・明らかに20代前半位の若さを持つゆるふわな女性がそこにいた。
「あっらあ、アノスちゃんが言ってた人達って貴方達?初めまして。アノスちゃんの
母親の『イザベラ』よ、行き場所が無いって聞いてるからお部屋は後で
何とかするわね。」
「ええと・・・聞いて良いでしょうか『イザベラ』さん。」
「あら何かしら?」
「・・・どうして僕達の事を信じるんですか?初対面なのに??」
そう聞くとああそれねと『イザベラ』は笑顔でこう答えた。
「簡単よ、アノスちゃんが何とかして欲しいって言ってたからね。あの子が助けて
欲しいって言ったから・・・其れだけ。」
それを聞いてルクスは・・・遊馬の姉でもある明里の事を思いだした、遊馬が自身を
家に連れて来て暫く経っての事であった。
『あの・・・一つ聞いて良いですか?』
『?何かしら??』
『どうして僕をこの家に置いてくれるんですか?僕は貴方達とは
関係ないはずなのに?』
ルクスの言葉を聞くとああそれねと言って明里はこう答えた。
『簡単よ、アンタの目が寂しそうだったから。其れにあんたは遊馬とは違った意味で
危なっかしそうだったからね、其れに・・・アンタまだガキなんだからちょっとは
甘えな!』
ガキなんだからねと念を押すように言っているがそれを聞いたルクスはこう呟いた。
『ありがとうございます。・・・明里・・・姉さん。』
その事を思いだしたルクスは懐かしいなと思っていると部屋の向こうから・・・男性が姿を見せた。
こちらも20代前半位で若く何よりも・・・少し前までは不漁だったのかなと
言わんばかりの風体であったことからアノスの父親かなと思っていると君達はと聞くので『イザベラ』が自己紹介するとそうかそうかと男性はこう答えた。
「俺はアノスの父親だ、ココは鍛冶屋だから男手が欲しかったところだったんだ!まあ居場所が見つかるまではゆっくりすると良い!!」
それを聞いてええとと思っているルクスであったがアノスは気にするなと言う
表情でこう言った。
「今日は母さんが手料理を作ってくれる、班別対抗戦の事は今さっき伝えたら
嬉しがっててな。俺はこれからサーシャを連れてくるから一旦ミーシャと共に
学院に戻る。」
ではなと言ってミーシャと共に消えたのを見てルクスは・・・今後どうしようかと
考えていた。
次回は・・・宴会。