アディスマータ新王国
嘗てはアーカディア帝国と呼ばれていたが3年前の革命により新国家として
生まれ変わり男女平等を掲げている。
ある日の事空から108の流星が世界中に散らばるという現象が起きた。
それは新王国だけではなく世界連合加盟国及び非加盟国にも同じ現象が見られた。
その中の1つの星が城塞都市「クロスフィード」の王城に落ちた途端兵士が皆余りの衝撃に何事かと思い落ちた場所にへと向かった。
そこにはこの世界にしか存在しない兵器「装甲機龍」が存在していた。
すると砂ぼこりの中に人影があったので全員が武器を構えた。
「!!」
そして砂埃が晴れるとそこにいたのは・・・ハートランドシティから帰ってきた
ルクス・アーカディアであった。
「痛たたたた・・・ここって・・・どこ?」
「「「「「は?????」」」」」
全員がその疑問に疑問で答えた。
見た目は中性的で人が好さそうな顔をしているが兵士の一人が彼の髪の色を見てこう言った。
「そ、その灰色のような銀髪は・・・貴様アーカディア皇家だな!!」
その言葉を聞いて全員が武器を構えなおすのを見てルクスが取った行動は・・・両手を挙げての降伏のポーズだった。
「こいつを牢屋に連れ出せ。抵抗するなら殴っても構わん。」
「はっ!!」
男性2人がルクスの両腕を掴んでそのまま連れ出した。
「何でこうなったんだ?」
ルクスは今両手を拘束され、持ち物であるデュエルディスクとデッキ、嘗て持っていた剣も没収され簡易的な独房の中にいた。
「なんでよりにもよってヤバい予感丸だしな所に落ちるんだろうな・・・僕って
疫病神が付いているのかな?」
はーっと溜息ついている中何やら物音がしてきたのでそれを見るとそこには2人の
女性と少女がいた。
女性の方は宝石はそれなりの価値があるようだがドレスは普通のタイプであり質素な感じがするがそれすらも感じないほどのカリスマ性を持っていた。
もう一人はルクスと同じ銀髪の髪を持ち首には黒い首輪が付いていた。
そして女性の方がルクスに向かってこう言った。
「・・・久しぶりですね。ルクス・アーカディア。」
「・・・お久しぶりです。ラフィさん。」
するとルクスの言葉に傍にいた兵士の一人が大声で言った。
「無礼者!!貴様このお方をどなたと心得るか!!この新王国女王
「ラフィ・アディスマータ」であられるお方だぞ!!その口斬り捨てて!!」
「良いのです。どうやら彼は何もわかっていないそうなので私が説明しますので皆は少し離れてください。」
その言葉に兵士の一人が慌ててこう言った。
「お待ちくださいアディスマータ女王陛下!!この二人は只の子供では
ありません!!あのアーカディア皇家の子供ですよ!!
陛下を一人になどできません!!」
その言葉を聞いた後ラフィは素知らぬ顔でこう言った。
「大丈夫ですよ。私は彼らを信じています。それが理由です。」
「然し!!・・・わかりました。では剣を置いておきますので何かあったらそれを使ってください。」
そう言って兵士が部屋から出るとラフィはルクスにこう言った。
「ごめんなさいね。今の私は女王陛下の身だから好き勝手することが
出来ないのよね。」
「いいですよ。僕も覚悟の上であの戦いに参戦したんだから。」
そしてルクスが少女の方を見ると懐かしがるような顔でこう言った。
「久しぶりだねアイリ。背も伸びたしあのころよりも綺麗になったね。」
そう言うと少女、アイリはルクスに向かってこう言った。
「馬鹿・・・馬鹿ですよ兄さんは!!今まで何処で何やっていたんですか?
心配したんですよ!!死んじゃったかもしれないと思って・・・私・・・私。」
途中から泣き出しているアイリの顔をラフィ女王陛下が涙を拭きとった後ラフィはルクスにこう聞いた。
「あの革命の後あなたとあなたの機竜を探したけど何処にも存在しないという報告がありましたがこの3年の間の事を話してくれますねルクス。」
ルクスは少し考えると気まずそうにこう言った。
「あのー、信じてくれるかどうか分からないけど僕・・・
異世界に行っていたんだよねー。」
「「・・・ハイ?」」
二人はルクスの言葉に何それって感じで答えた。
あの後ルクスは二人に洗いざらい話した。
あの革命の後ハートランドシティという町で九十九家にお世話になった事。
デュエル・モンスターズの事。
あの世界の科学技術や法律についての事。
そしてNoの事も全部話した。
最初は信じていなかった二人もルクスが持っていた音楽再生機や何故か一緒にあった鞄の教科書の中身やデッキのカードを見せたりデュエル・ディスクを説明した。
話が終わるとラフィはルクスにこう言った。
「正直言えば信じられませんがあれを見ると真実というのは
間違いないようですね。」
そして一息入れるとラフィはアイリに目線で伝えるとアイリも頷いてこう言った。
「兄さん。私のこの首輪は新王国の中世の証であり旧帝国の罪人の証なんです。私は今この国の予算の五分の一を返済するために頑張っています。ですが私一人だけでは
出来ることと言えば内職や古代文書の解読程度であり高が知れています。・・・だから兄さんにはこの国の雑用全般を担当してほしいんですがどうします?」
「良いよ。」
「ですよねそんなに早く返事がって早!!」
ルクスのあっさりとした言葉にアイリが驚いた。
「だってこれもこの国に大切なことだし、それにアイリにはこれまで苦労した分
頑張らなきゃって思うしね。それに僕も諦めずにかっとビングしなきゃ
いけないしね。」
「かっとビング?」
ルクスの言葉にアイリが首を傾げるとルクスは笑ってこう言った。
「どんな時でも諦めない、そしてどんな時でも必ず成し遂げるって言う
魔法の言葉だよ。」
そしてラフィはルクスの牢の鍵を外すと懐から首輪が出てきた。
「それではルクス・アーカディア。汝を『雑用王子』としてこの国に奉仕することを命じます。」
そして首輪が付けられるとルクスはこう言った。
「はい、ラフィ女王陛下。」
ここに「雑用王子」ルクスが生まれた。
さてと・・・始めますっか。