「大丈夫ですか?リーシャ様!!」
ルクスがリーズシャルテとベルベット・バルトの間に入って
ベルベット・バルトの顔に蹴りを喰らわしたのだ。
因みにルクスはリーズシャルテの方を向いていない。
・・・だって裸なんだもん。
ルクスはリーズシャルテの安否を確かめるとリーズシャルテは泣きながらか細い声でこう言った。
「・・・何で私なの・・・?」
「へ?」
リーズシャルテは泣きながらそう言っていたのでルクスはその言葉の意味を
聞いていた。
「私は只・・・父の・・・妹の代替え品なだけなのに・・・王女らしく振舞え・・・民が求めるモノになれ・・・もうヤダ・・・。」
リーズシャルテの独白は無意識なのだろうか分からないがそれはこれまで
リーズシャルテが溜めていたモノだろう。
するとリーズシャルテはこう呟いた。
「もう・・・ニゲタイヨ・・・。」
「あ?」
するとルクスは少し口調が変わった。
「ナゲダシタイヨ・・・。」
「アア“?」
それは少しずつ・・・
「モウ・・・ドウニデモナリタイヨ。」
ープチッーー
何か切れる音がしたなと思ったらルクスはリーズシャルテの方を向いた。
「・・・ルクス・・・?」
リーズシャルテは光のない目でそう言うとルクスはソード・デバイスを鞘ごと
取って・・・。
「歯、食いしばれ。」
「へ?・・・へぶっ!!」
ルクスの言葉にリーズシャルテはすってんきょうな声を出すと・・・そのまま鞘ごと頭に打ち付けた。
『『『『『エーーーーー!!!!!』』』』』
あまりの事にお前かよーーと反乱軍が絶叫しながらそう思った。
リーズシャルテが悶絶する中ルクスはリーズシャルテの胸ぐら掴んでこう言った。
「逃げたいだ?・・・投げ出したいだ?・・・どうにでもなりたいだ?・・・ふざけんじゃねえぞこの馬鹿王女が!!!」
「ル・・・ルクス?」
あまりの変貌っぷりにリーズシャルテはぽかんとしている中ルクスはこう続けた。
「民がどう思っていようが周りがどう言おうがな・・・あんたはあんたなんだよリーズシャルテ・アディスマータ!!!!」
その言葉にリーズシャルテは泣きながらこう言った。
「お前に・・・お前に何が分かるんだこの雑用王子!!!」
さらにこう続けた。
「お前にはわかるか!!??旧帝国の奴隷になっていて子供を身籠っていたと
分かった時の絶望感を!!・・・堕ろしてしまった子供に対する自分の
不甲斐無さを!!・・・それらを隠して迄女王になれと言われる私の気持を!!・・・皆を騙して大人たちの操り人形として踊るしかない・・・私の気持ちなんて
誰も分からないんだ!!!」
するとルクスはこう怒鳴った。
「ああわからないよ!!でもな!!あんたが王女になると決めたのは民でも・・・臣下でもない・・・あんた自身なんだよ!!!」
そしてルクスはこう続けた。
「あんたの背中にはな!!新王国にいる大勢に人の命を背負ってんだ!!それを丸投げして逃げるなんてな旧帝国の人間と同じことだとなんで分からないんだ!!」
「!!」
リーズシャルテは言葉を詰めるがルクスに対してこう言った。
「じゃあ・・・どうすれば・・・どうすればいいんだ!!如何すれば良かったんだ
私は!!!」
するとルクスはこう言った。
「誰かを頼れ!!」
「へ?」
そしてルクスはこう続けた。
「頼るって言っても丸投げじゃなくて自分で考えてどうしようもない時は・・・隣にいる仲間や・・・周りの人達・・・そして僕を頼れ!!」
そしてルクスは反乱軍の方に向き直すとこう言った。
「僕は知っている・・・自分の為に・・・誰かのために・・・目的のために・・・未来のために・・・そして!!」
ルクスは遊馬を思い出した。
どれだけ傷だらけになっても立ち上がった自分にとって弟のような存在を・・・
そしてその言葉を・・・。
『かっとビングだ!!俺!!』
ルクスは叫ぶように・・・天に向かってこう吠えた。
「自分の限界を超えて立ち上がろうとした人間のように・・・立ち上がれ!!
リーズシャルテ・アディスマーターーー!!!」
すると≪フォース・トリニクス≫が輝き始めた。
「な、何だこの光は!!??」
ベルベット・バルトが驚く中ルクスはこう叫んだ。
「うおおおおおおお!!!!!!かっとビングだ!!僕!!!!」
そして≪フォース・トリニクス≫から声が聞こえた。
〈アナザーフェイズ起動。・・・コード『ファルコン』〉
等々ルクスの本領発揮!!