授業の後アノスとアイヴィスは廊下にて話し合いをしていた、内容は授業中にてアノスがアイヴィスの失われた記憶についてを話していたのだ。
「・・・つまりだ、お前が我が主、暴虐の魔王だと言うのか?」
「そうだ、真名は『アノス・ヴォルディゴート』なのだが其れが何者かによって
『アヴォス・ディルヘヴィア』と挿げ替えられていたのだ。」
「その何者なのかは分かっているのか貴公は?」
「未だ分からないが恐らくは貴様の記憶を消した奴と同じ相手だろう。」
「成程な・・・だがその記憶を消したのは貴様自身である事だと分かっているのか?」
Aアイヴィスは殺気を込め乍らそう聞くがアノスはどこ吹く風と言わんばかりに
こう返した。
「残念だが俺がやっていない証拠は見せられぬ。」
「確かに貴様は有能だ、だが時にその有能さが暴虐の魔王に・・・我が主に
仇なすものだと確信すればその時は・・・如何にあの融合魔法を完成させた貴様だとしても容赦はせぬぞ。」
「成程な、確かに貴様の言う事は真実だ。『レバイド』を使えるのは現時点で
俺様だけだからな、だがそれでも俺様が記憶を消したところで何の得があるという
話となるがな。」
アノスがそう言ってアイヴィスに対して賞賛の声を上げるとアイヴィスは
だがと言ってこう続けた。
「其方からは懐かしさを・・・暖かさを感じる、だから今後私は貴様に対しては
中立とさせて貰う。」
良いなと言うアイヴィスの言葉にアノスはそうかと答えると互いに立ち去って行った。
するとエミリアが姿を現すとアノスに向けてこう言った。
「アノス君落とし物ですよ。」
そう言って其の手に渡そうとしたのは六芒星が描かれた校章であったが一体誰がと聞くとエミリアはこう返した。
「貴方の班の班員ですよ。」
「どっちだ?」
アノスがそう聞くとエミリアはこう答えた。
「・・・サーシャさんでは無い方です。」
「然し俺様を使い走りにするのは怠慢であろう?自分で渡せば良かろう。」
アノスがエミリアに対してそう言うとエミリアは何かしら困ったかのような
表情をするのでまあ良いだろうと言って貰って渡して置くと言ってもらい受けると
エミリアはこう言った。
「午後はダンジョンにて試験があありますから教蓮場ではなく地下ダンジョンの
入り口に集合して下さいね。」
それを聞いて了承したと答えてアノスはサーシャの魔力を追おうとして
力を使おうとする前に・・・そういえばと思ってアノスはルクスに対して魔力で
伝わせると・・・ある事を伝えようと意識を繋げた。
ーールクス、聞こえているか?
「今のって・・・頭の中で声が聞こえる?」
ーーそうだ、お前の精霊刻印の魔力と繋げておいたのだ。お前に聞きたいことが
あるのだが。
「ええと・・・今なら休憩中だけど一体何?」
ルクスがそう聞くとアノスはこう答えた。
ーー今さっきだがお前達が言っていた№とやらを見つけたのだ。
「№!それ・・・何処にあったの!誰が使ってたの!?」
容体とかはと聞いてくるのでアノスはさっき見た事を使えると恐らくとルクスは
こう答えた。
「そいつは『№ 16 色の支配者 ショック・ルーラー』だと思うよ。」
ーーほお、名前が分かるなら話が早いな。
「あいつは昔弟が戦っていた奴の№だよ、幻覚を使ったデュエリスト何だけどそいつが使った№のお能力は当てたカードの種類の能力を使えるカードだったはずだよ。」
ーー当てた種類の封印か。成程其れは厄介だな。魔法に対して発動されれば
こっちは無力化しそうだな。
「相手は分かる?」
ーーああ、アイヴィス・ネクロンと言う七魔皇老の一人だ。如何やら奴は記憶を
消されていることが分かってな、もし何かしらの事が分かればまた伝える。
アノスの言葉を聞いて分かったと答えたルクスはまさかこの世界にもと思いながら
ルクスは仕事を再開した。
「さて・・・ミーシャを見つけるか。」
アノスはそう言って其のまま魔力探知を始めた。
するとデルゾゲードの中庭に向かうとそこにはサーシャとミーシャの姿が見てとれた。
すると何やら生徒達が話し合いをしているのを見て何が起きていると思って居ると
その話の内容が聞こえたのだ。
「残念だけど私はどうしようもないわ、班に入りたいのならアノスに直接言って
ちょうだい。」
「ですがサーシャ様、あの不適合者は全く取り合う気が無いんですよ。
サーシャ様の方から口添えを」
「じゃあ私が何言っても聞かないわよ。」
「サーシャ様、あんな不適合者の班員の儘で満足なのですか!あんな奴サーシャ様が
本気を出せば」
「契約だから仕方ない事ヨ、其れにアノスの事を未だに只の不適合者だと
侮っているんならその考えを改めた方が良いわよ。そんなに言うんだったら貴方・・・
あの時アノスが指摘したとおりに融合魔法を完成させれるのかしら?」
「そ・・・其れは。」
「じゃあ行きなさい、貴方達程度じゃ話にもならないわ。」
サーシャの言葉を聞いて生徒が立ち去るのを見届けたアノスはさてとと言って
ミーシャの落とし物を持って中庭に向かって行った。
次回は渡して。