「ミーシャ、落とし物だ。」
アノスはミーシャに校章を手渡すとミーシャはありがとうと答えて受け取るとミーシャは迎えに来たのと聞くとアノスは頭を?にしていると午後の事を聞いてああそうだったなと
言うとやっぱ聞いてなかったのねとサーシャがそう言うので説明を始めた。
午後の実習であるダンジョン試験はデルゾゲートの地下深くにある迷宮に挑むための
物であり班別対抗試験同様班で行動しダンジョンに置かれている魔法具や武器、防具などを集めて其の得点を競うものである。
迷宮探索の技術を訓練するという大義名分であるがアノスは其れを全然
聞いていなかった。
「・・・そう言う訳ではなかったが丁度いいかも知れんな。」
「?」
ミーシャはアノスの言葉に何を言っているんだろうと思って居るとさてとと
サーシャはアノスに対してこう言った。
「最下層にアルと言われる『王笏』、『ガイズ』の魔法強化をしてくれるって
噂なんだけど其れって本当なの?」
サーシャはアノスに対してそう呟いているとアノスはこう答えた。
「あるぞ、まあ誰かが・・・持ち去っていなければな。」
「・・・また適当な事言って、そろそろ時間なのだから行くわよ。」
そう言って向かうサーシャに対してミーシャはアノスに対してこう言った。
「アノス一つ聞いて良い?」
「何だ?」
「どうして分かるの?見たことあるの??」
そう聞くとアノスは知れっとこう答えた。
「あそこは俺の城だからな。」
「?」
ミーシャはその言葉に小首を傾げていると三人は其の儘ダンジョンに向かって行った。
ダンジョンに辿り着くと既に多くの生徒達が着いておりエミリアが前に立つと
全員に対してこう言った。
「それではこれよりダンジョン試験を始めます、尚ダンジョンで班員が手に入れた
アイテムの所有権は班リーダーにあります。制限時間は明日の朝9時、それ以前に戻った生徒達は帰宅して構いません。尚ギブアップするものは『リークス』で先生に
伝えておくように。」
そういうとエミリアが地下ダンジョンの扉を開くとこう言った。
「貴方達に始祖の祝福があらんことを。」
その合図と共に大勢の生徒達が一斉になだれ込むと其れを見ていたアノスはゆっくりと歩くのを見てサーシャはアノスに対してこう言った。
「ちょちょっとアノス!先を越されあるわよ!!ダンジョン試験は早い者勝ちの
勝負なんだから!?こんな悠長に歩いている場合じゃ」
「その心配はない。」
「心配って」
「行きたいんなら先に行っても良いぞ?」
アノスがサーシャに対してそう言うとサーシャはむむむと言ってこう返した。
「一人で行っても仕方ないしそれに今のリーダーはアンタなんだから。」
ぷいっと振り返ってサーシャは少し先を歩いているとアノスはサーシャ達を
道案内していた。
「そこを右だ。」
「あんた何で分かるのよ?」
「来たことがあるからだ。」
それを聞いてサーシャは今一つ信じられない表情をしている中ミーシャは
アノスに対してこう聞いた。
「訊いても良い?」
「どうした?」
「誕生日・・・何を上げれば良いと思う?」
ミーシャはそう言いながらサーシャを見ているとアノスはサーシャかと聞くと
ミーシャはこくりと頷いてこう続けた。
「・・・明日。」
「そうか、ならばサーシャよ一つ聞いて良いか?」
アノスはミーシャに対してそう聞くとミーシャは何と聞いてくるのでアノスは
サーシャに対してこう聞いた。
「お前は今欲しい物はあるか?」
そう聞くとサーシャはこう答えた。
「そんなの決まってるじゃない?この試験で一番になる事に決まってるわ。」
それを聞いてアノスはミーシャに対してだそうだというとミーシャは困った
表情をしているのでアノスは一番程度ならばプレゼント出来るがなと思って居るが
ミーシャはこう呟いた。
「一生忘れられないものが良いな。」
それを見て随分とハードルが高いなと感じたアノスは全くと呆れた表情をするアノスはこう提案した。
「ならば仲直りできそうなものが良いだろうな、何かないか奴が好きそうな物は?」
アノスがそう聞くとミーシャは暫く考えて・・・こう答えた。
「洋服・・・サーシャは赤いのが好き。」
「赤か・・・ふむ、心当たりがあるぞ。」
「ほんと?」
ミーシャがそう聞くとアノスはそうだと言ってこう続けた。
「丁度ここの地下にアル、未だ残っていたらお前にやろう。」
それを聞いてミーシャは・・・珍しく微笑んでこう言った。
「ありがとうアノス。」
「所で話は変わるがお前の誕生日は何時だ?」
アノスがそう聞くとミーシャはこう答えた。
「・・・明日。」
「成程丁度いいな・・・何が欲しい?」
それを聞いてミーシャは何やら暫く考えるとこう答えた。
「・・・いらない・・・多分明日は会えないから。」
それを聞いてそうかと思いながら何を押し付けてやろうとアノスはそう考えていると
アノスはミーシャにたいしてこうも聞いた。
「ミーシャは明日で幾つだ?」
「・・・15.」
それを聞いてそうかと答えるがアノスは更にこう思っていた。
「(成程な、サーシャは魔王の生まれ変わりと噂されているとこの言葉と今迄を見て
魔王は赤子として『生まれた』ではなく既に『生まれていて』力を持った強い器に
転生するか或いは生まれて暫くして力が目覚めると言った処か・・・俺が転生について
伝えていなかった事で赤子から生まれたのは魔王では無いという考えなのか?となれば
魔王学院の有り様にも疑問が出るぞ?あそこは何れ蘇る魔王を見つける場所としてが
始まりなのにまるでそれを・・・いや、俺様が蘇った事を認めさせないという事か?
何のためにか分からぬが暫くは観察を続行すべきだな。)」
次回へと続く。