最弱無敗の決闘機竜   作:caose

46 / 378
 走れルクス!!
 君の貞操が掛かっているぞ!!
 ルクス「ちょっと!縁起悪いでしょ!!」


ゲーム開始。

 あの後ルクスはレリィの策略によるイベントにより逃げなければならなかった。

 捕まれば一週間どんな命令が出るのか分からなかったからだ。

 それを思うとゾッとしかしなかったルクスは三階の廊下の角に身を潜めた。

 今や生徒は全てが敵だらけであり人気が失せた後ホッとしたのも束の間・・・。

 「見つけた!!」

 「やばっ!!」

 廊下の角に偶然居合わせた女生徒に見つかってしまったのだ。

 「皆の者出会え!出合え!!」

 「ちょっと何で三年生までいるのよ!?」

 「私だってああいう子を命令したいのよ!!」

 「あんた煩悩入ってない?」

 一部欲望に忠実な人間がいたが次々と女生徒達がやってきた。

 然もよく見ると色々なものを持っていた。

 護身用の棍棒、捕縛用のロープ、巨大な投網・・・手枷や首輪と言ったものまで

あった。

 「ちょっと!!それでどういう動物を捕まえるんだよ!!」

 「「「「「貴方よ!!」」」」」

 「手枷や首輪で何する気だこの人達はーー!!」

 色々とツッコミを連発するルクスであった。

 そして前にも女生徒達が壁のように立ち塞いだ。

 「ふふふふふふ・・・もう逃げられないわよ。」

 「そうそう。普段はリーシャ様やいろんな人たちの相手だけじゃなくて

『シヴァレス』の仕事でご無沙汰してるからこれを期にあなたを・・・ぐふふふふ。」

 「・・・ちょっとあんた怖い。」

 もうヤバい通り越してるような連中がちらほらといるがそうしてる間にも逃げ道が

塞がれて行った。

 「くそ!!(どこかに逃げ道がないのか!!??)」

 そう思って周りを見るとルクスは窓を見るや否やそのカギに手をかけて・・・

飛び降りた。

 「ちょっと!!ここ三階よ!!」

 そして外を見ると・・・外壁を蹴り降りながら向かいの木の幹を鉄棒代わりに

回った後空中捻り回転をして着地をした。

 「「「「「おおおおおおおお!!!!!!」」」」」」

 前と同じように女生徒達は拍手喝采すると・・・それを見逃さなかったルクスは

走って逃げた。

 そして走っているとそれを他の女生徒が集まってきた。

 「皆こっちよー!!」

 「捕まえろーーー!!!」

 ルクスは逆方向に逃げた。

 さっき迄追っていた女生徒達も加わっての・・・。

 「ちょっと待ってよ!!さっきよりも増えてるし!!ってか何でこんなに容赦が

ないんじゃあーーー!!!」

 ルクスの叫びは少女達の声で何も聞こえなかった。

 

 

 

 そして四十分後・・・

 「はあっ・・・はあっ・・・。」

 体力はまだ残っている・・・そう・・・肉体的には・・・。

 精神的な体力が残っているのか心配される中ルクスは木の藪に入っていた。

 暫くはここにいようと思っていたルクスだったが・・・世の中そんなに甘くない。

 「おい。」

 「?・・・ぎゃ・・・っぷ!!!」

 ルクスは後ろかの声に驚く寸前に口を閉ざした。

 そこにいたのはリーズシャルテだったのだ。

 もう終わったと思ったルクスであったがリーズシャルテは耳元でこう囁いた。

 「こっちへ来い。」

 そう言われてそのままアトリエにへと向かった。

 ここは所長でもあるリーズシャルテの権限により限られた人間(ルクスも含む)しか

入れない為学園の中で最も安全な場所なのだ。

 それに・・・

 「(まあ、普段から依頼を受けてるリーシャ様ならこう言うゲームには参加しないだろうな。」

 とルクスはそう思っていた。

 するとルクスはリーズシャルテが分解したであろう機竜を見た。

 「ああ・・・ちょっと実験でな。」

 「実験?」

 するとリーズシャルテはソード・デバイスを手に取ってこう命令した。

 「捕獲しろ!≪アームド・ワイアーム≫!」

 すると作業台の上に置いてあった機竜が巨大な腕になった。

 「なっ!!」

 そしてそれはルクスを捕まえた。

 「何ですか!!これは!!??」

 するとリーズシャルテはルクスにこう言った。

 「いやー。新しい技術としてな、機竜を変形する研究をしていたんだ。そしたらあるお願いをされてな。すまんルクス。」

 リーズシャルテはルクスに平謝りするとルクスはこう聞いた。

 「お願いって何ですかそれ!!」

 するとリーズシャルテは影になっている所からこう言った。

 「おい、ご指名だぞ。」

 そう言って影から出てきたのは・・・ノクトだった。

 「ノクト!!何で!!??」

 ルクスはそう聞くとノクトはこう返した。

 「YES 、今回私はゲームに関係ないですがある事が聞きたくてリーシャ様に協力してくれたんです。」

 そう言うとルクスは苦笑いでこう言った。

 「・・・ええと・・・聞きたければ普通に聞けばいいのに・・・

何、聞いたいことって?」 

 「YES 、それでは聞きます。」

 ルクスの問いにノクトはいつもの調子で答えた後沈痛な面持ちでこう聞いた。

 「ルクスさん・・・あなたは・・・『黒き英雄』何ですか?」




 その正体に対する答えは・・・希望か・・・絶望か・・・。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。