知るかそんなもん。
何だか色々なものがなくなったような感じがするルクスはと言うと前屈みになって
逃走していた。(だって色々とタチそうだったもんね)
「危なかったーー・・・。危うく・・・暴発しそうだったよ。」
ナニがとは言わないがまああんなに触られればそうなるよね。
現在ルクスは機竜格納庫の後ろ側にある草木の中に入って頃合いを見計らっていた。
「時間は格納庫の時計が正しかったら後二十分でタイムアップなんだ。・・・
絶対逃げ切ってやる。」
そしてあの自由人の頭に拳骨喰らわすと誓っている中・・・また不幸なことが
起きた。
「・・・あ、ルーちゃんだ。」
「どひゃあ!!って・・・フィルフィ!?何でここにいるの!?」
ルクスはいつの間にか後ろにいたフィルフィ(ラスクを齧り乍ら)に向かって
驚きながらも聞くとフィルフィは少しだけむっとした顔でこう言った。
「フィーちゃん、でしょ?」
「え?ここでも!?」
ルクスの言葉にフィルフィはコクっと首を振った。
「ごめんねフィーちゃん。・・・でも何でこんなイベントに参加してんの?」
正直フィルフィはこう言うイベントには興味がなかったはずだと思っていると
フィルフィはこう答えた。
「・・・ケーキ・・・。」
「・・・はい?」
ルクスはフィルフィの言葉にあっけからんな事を言うとフィルフィはこう続けた。
「お姉ちゃんがね『ルクス君捕まえてくれたら~~ご褒美にケーキ出すからね~~』
って言ったから。」
「ケーキに釣られて参加するって君どんだけ甘党食いしん坊なんだよ!!」
ルクスは地面を叩きながら突っ込んだ。
「そういうわけだからねルーちゃん。いくよ?」
そう言いながらもゆっくりとフィルフィが構えるがルクスは正直言ってフィルフィの格闘センスを過小評価していた。
実際にフィルフィは神装機竜を持っているが展開した所を見たことがない為演習に
参加しないことから強引に通り抜けようと考えた。
「フィーちゃん。危ないから・・・気を付けてね!」
ルクスはそう言いながら走り出すとフィルフィはルクスが手前に来たことを
確認するとこう言った。
「じゃあ怪我させないようにするね。」
そう言った瞬間・・・ルクスは地面に伏せられていた。
「え?」
現在ルクスは両手両足の関節を極めているため動くことが出来ず然も・・・
「ぐおおおお・・・動けない・・・。」
力任せに解こうとしても大人と子供の力の差のような感じがして動けなかった。
「一応武術習ってたんだ。七年くらいかな?」
「へえーー。そうなんだ・・・。」
それを聞いた後ルクスは心の中でこう叫んでいた。
「(いやいや待てよ!!こんなに強いってどんだけパワーあんのフィーちゃんって誰だよ教えたの!!世紀末の覇者か!?梁○泊の長老か!!??)」
・・・一方教えた人はと言うと・・・
「ぶえっくし!!誰かが噂してるのかのーー。!!もしかしたらイケメンが
儂の噂を!!ぐへへへへへへへ・・・。」
世界連合非加盟国の何処かの森の中で馬と一緒にどこかに行っているこの
黙っていれば美少女なのがフィルフィの師匠「マギアルカ・ゼン・ヴァンフリーク」であり見た目は美少女だが実際はフィルフィの姉でもあるレリィの旧友であると同時に
同い年と言う熟・・・
「ア‘ア‘!!」
・・・いえ美女である。
然もヴァンフリーク商会の当主でもあり裏ではギルゾレイク・ファミリーのボスと
言う二つの顔を持っている。
そんな彼女が何故非加盟国にいるのかと言うと・・・
「ボス~~。ほんとにこの辺り何ですか?」
そうぶうたらたらしているのは鍔の伸びた黒い帽子を被ったまだ十四歳の幼さが残る少年がそう聞くとマギアルカはこう返した。
「そう言うなアルマよ。もう直に着くわい。」
この少年アルマ・ギルゾレイクと言いコードネームで正体を知っているのは
マギアルカ本人だけだがその勝利に対する貪欲性と荒々しい戦いっぷりから
≪ワイバーン≫の強化版≪エクス・ワイバーン≫を受領するほどの腕前でもある。
「然しこんな非加盟国に神装機竜なんてあるんですか?」
そう非加盟国は機竜が存在せずその力は二十年近く前の自分達の軍備力に相当するのだがマギアルカはアルマにこう言った。
「ああそうじゃ、昔大きな戦いがあってのーそれで遺跡にはなかった機竜が発掘されとるんじゃ。これから行くところはそいつが封印されとる場所らしい。」
マギアルカは裏からの確かな情報を頼りにある所へと向かった。
同じ時にある機竜を持った少年を弟子にするという出会いがあるとは
知らずに・・・。
そして新王国へと戻って・・・
未だフィルフィに捕まっているルクスはというと・・・いろんな意味でピンチが
待っていた。
「よかったねルーちゃん。一緒にケーキ食べれるね。」
その時フィルフィは知ってか知らずか自分の胸をルクスの背中に当てるという色んな意味でのルクスの試練があった。
「(うわあああーーーー!!フィルフィのってやっぱ大きくって柔らか・・・ってこの状況いつまで続くのって沈まれーーー!!
僕のソード・デバイス(意味深)!!!!)」
普通の男性が見たら羨ましくなりそうな光景だがルクスにとっては
最悪な展開なのである。
するとルクスの胸元から赤い依頼書が落ちているのに気付いてフィルフィが
取ろうとした。
「あ、依頼書・・・。」
その時力が緩んだことに気づいたルクスは拘束を無理やり解いて煩悩からも
脱出した。
「ごめんね!!フィルフィ!!」
そのまま脱兎の如く依頼書を回収してルクスはまた前屈みになって逃げた。
・・・タッテルカラネ。
「余計なお世話だーーー!!!」
このお話の中には自分が現在執筆停止している小説の今後のアイディアが
入っています。