「ねえ、ルクス君。一緒にお昼、食べても良いかしら?」
「あ、うん良いよ。」
ルクスが遺跡調査の事を考えている中クルルシファーが昼食を一緒に食べないかと誘ったところルクスはそれに同意するがそれは恋人役と言う設定だが周りの女生徒達がざわめき立った。
「やはり冗談じゃなかったのね。クルルシファーさん。」
「あの彼女がここ迄積極的になれるなんて・・・。」
「本気ね彼女。」
「(このやり取りめっちゃ注目されとるし!!)」
然もこれは昼休みが終わるまで続くのだ。
そして午後の授業は演習場で行われる実戦形式であった。
「それでは、今日は二週間後に行われる校内選抜戦へ向けての実技演習だが・・。」
ライグリィ教官は遺跡調査に伴う国家間の取り決めにより数か月に一度行われる校外対抗戦の為出場者を決めるための訓練をするのだが何やらあまり気乗りが
しないようだ。
「本日は王都の軍から三名のドラグナイトが臨時講師として来ているからこの機会にしっかりと学ぶように。」
ライグリィ教官の紹介と同時にきたのは装衣の上に正規軍のマントを着た厳つい顔の男性三人だったが彼らは装衣を纏った女生徒達をジロジロと見るとこう言った。
「ふん、設立して間もない女生徒だけのアカデミーか。普段からまともな訓練をしていないとみるな。」
「まだ、教育課程中ですので。」
ライグリィ教官は男性の一人に対して事務的口調で言うと他の男性たちが
こう言った。
「いやいやライグリィ殿。戦いの厳しさを伝えて女如きが男に敵うはずないと
教えるべきです。」
「そうですとも。二週間前の軍事演習程度で調子に乗られては困りますぞ。この機会に実践の厳しさをしっかり指導しなくては。」
その言葉に全生徒の表情が強張るとライグリィ教官が毅然とした態度でこう言った。
「危険な真似をしてはなりませんよ。私の生徒ですから。」
然し男の一人がこう言った。
「勿論気を付けますが・・・本場の訓練は少し手荒いですよ。」
その後訓練が始まったが男性陣の荒っぽい絡み方でライグリィ教官は落ち着かない
様子で見守っていた。
それを見ていたルクスは嫌な顔でこう言った。
「あいつらホントに軍人か?」
するとクルルシファーがルクスにこう言った。
「あの臨時教官たちは前々からここに来たかったらしいわよ。」
目的が何なのかわかるかしらと聞くとルクスはこう答えた。
「ドラグナイトは元々男性の花形でしたからね。それに女性が優位だという事で踏み込んできたのが気に入らないからでしょう。」
幼稚な発想ですけどねというとクルルシファーはにっこりと笑ってこう言った。
「正解よ。さらに言えば彼らはこの間の演習で『シヴァレス』団長の
『セリスティア・ラルグリス』が圧倒的な実力差で勝ったからそれもあって今回に
至るってわけよ。」
それを聞いたルクスは阿保らしいなと思っている中クルルシファーはこう言った。
「結局人間なんて簡単には変われないってことよ。」
ルクス「次回は僕が彼らをぼっこぼこに殴り飛ばすよ。」
作者「手加減0でね。」