最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 世の中って・・・滅多に起こらない人ほど怖いよね。


彼らが踏んだのは暴竜の尻尾

「きゃあああっ!!」

 機竜を纏った女生徒の一人が撃ち落とされ、地面に墜落したのだ。

 「ハハハハハ!!士官候補生もこの程度とわな!!」

 彼ら男性三人は指導と称して無理やり模擬戦を行っていたのだ。

 それにとうとう腹を立てた≪ワイアーム≫を纏った女生徒がこう言った。

 「ちょっと!いい加減にしてくださいよ!!さっきから見ていれば授業で

習っていない攻撃したり倒れた生徒に追撃するなんてこんなの訓練じゃありません!」

 すると男の一人が嘲りの笑顔を浮かべてこう言った。

 「はん!流石新王国のお嬢様だ!!戦いの特訓でも自分達を気遣えと

言っているのか?貴様ら全員放課後までたっぷり可愛がってやるぜ!!」

 すると啖呵を切った女生徒が男性に向かって一直線にブレードを振るが・・・相手方は上手く引いて装甲の手首を切り裂いた。

 「えっ?」

 女生徒の声と共に男性はこう言った。

 「修行が足りないぜ。お嬢様。」

 そのまま武器を振り落とそうとすると・・・バシッとドラグライドの腕が何かに

掴まれた。

 「ん・・・何だお前は?」

 「いい加減にしろよドクズガ。」

 ルクスの機竜≪ライズ・ワイバーン≫がそれを止めるとルクスがそう言ったことに

男性がこう言った。

 「はっ!誰かと思えば旧帝国の雑用皇子か。草むしりでもしに来たのか?」

 人を小ばかにした態度にルクスはこう返した。

 「そういうあなたはこの間の模擬演習でその女風情にコテンパンにやられた

雑魚でしょ。」

 「なっ!!」

 そう言いながら男性が下がって行くのを見ながらルクスはこう続けた。

 「しかしまあ大の男が揃いも揃って女生徒に鬱憤晴らしでこんな所に来るなって余程閑職な所なんでしょうね。」

 「何だと!!」

 「俺達は新王国の軍人なんだぞ!!」

 「この咎人の雑用皇子風情が!!」

 男たちがルクスに対して罵倒を浴びせるとルクスは素知らぬ顔でこう言った。

 「それならあんたらは新王国に負けてその新王国に尻尾振ってる駄犬でしょう。」

 「「「何!!!」」」

 ルクスの罵倒が男たちの怒りを露わにすると周りにいる少女達が笑いを

押し殺していた。

 「ぷぷぷ・・・。」

 「駄犬って・・・。」

 それを見た男たちはルクスに向かってこう言った。

 「なら決闘しようぜ。俺達三人相手にな。ああそれと俺達は・・・。」

 「三人もいながら尚もハンデ貰おうとするなんて旧帝国時代でも余程の

雑魚だったんですね。」

 リーダー格の男が何かを言いかけるとルクスは考えを呼んだだけではなく更に挑発も行ったのである。

 するとリーダー格の男が真っ赤になってこう怒鳴った。

 「手前!!ぶっ殺してやる!!」

 すると≪ワイバーン≫を纏った痩せた男が上空からルクスの背後に入ろうとした瞬間

ルクスはそれを察知して背部のキャノンを展開して射撃した。

 「ドワッ!!」

 男がそれを避けた瞬間目の前にルクスがいたことに気づいた瞬間肘をそのまま相手の顔の顎に叩きつけた。

 「グフェッ!!」

 そしてルクスはそのまま回し蹴りの応用でそのまま叩き落した。

 「グギャッ!!」

 次にルクスはそのまま上空から筋肉質の纏った≪ワイアーム≫目掛けて

突っ込んできた。

 「馬鹿メ!!」

 男がキャノンをルクスに照準を合わせようとするとまたルクスが消えた。

 「ど、どこだ!!」

 「ここだよのろま。」

 男が慌ててルクスを探すと後ろからルクスの声がしたので後ろを向くとブレスガンを構えていたルクスがそこにいた。

 そしてルクスは前に行こうとする男よりも先に≪ワイアーム≫の車輪に目がけて

撃ちまくった。

 「ドワッ!!」

 ≪ワイアーム≫の車輪が壊れたことで移動速度が落ちてしまいその間にルクスは足を

前にして・・・飛び蹴りのように相手目掛けて蹴った。

 「グフェッ!!」

 そしてそのまま観客席の壁に目掛けて突っ込んだ。

 「うおえ・・・」

 そしてルクスは≪ドレイク≫を纏っている男を見てこう言った。

 「まだやるか?」

 「ぐっ・・・。」

 男は歯ぎしりをしてルクスを見ているが周りの男たちも流石に恐怖した。

 これまでのルクスはカウンターに特化した戦術を基本としており「最弱無敗」もそれから起因しているが男たちはルクスの攻撃力を軽視していたため他のドラグナイト達のようにルクスの攻撃力の高さを理解していなかった。

 今やルクスは「最弱無敗」ではなく「最速最強」が素晴らしいほどの力であった。

 

 

 

 「いやー。相変わらず見ほれるねぇ。ルクっちの速さは。」

 観客席の前で障壁係を担当するティルファーが観戦しながらそう呟くと

ティルファーがこう考えた。

 「そういやなんでルクっちって何でああやって消えたりできるんだろう。」

 「それは彼の飛行方法が特殊だからよ。」

 その言葉にクルルシファーがそう答えた。

 「え・・・どゆこと。」

 「本来≪ワイバーン≫は推進出力を上下させながら相手に合わせるけどルクス君はそれに上昇と下降に加えて相手の視線に応じて縦横にもブレさせることで相手の視線を混乱させることで見えない状況が出来るのよ。」

 ティルファーの疑問に答えたクルルシファーだったが内心冷や汗をかきながら

彼女はこう思っていた。

 「(でも普通そんなこと出来ないしやれって言われても成功率は1、2割

あるかないかだしそれに私の神装も対応できるか困ったものね。)」

 「この分だとルクスが勝つな。・・・だが嫌な予感がするな。」

 リーズシャルテがそう口ずさむとそれが確信に変わったのはそれから暫く経ったことだった。

 

 

 

 リーダー格の男がルクスにライフルを向けた瞬間竜声でルクスにのみ対象を

絞るとこう言った。

 「いいか・・・躱すなよ?」

 リーダー格の男が笑いながらそう言うと・・・射出したライフルの光弾が、ルクスの背後の観客席に当たった。

 「きゃあああっ!!」

 「うわっ・・・・。」

 「ティルファー!!」

 間一髪だったが障壁係であったティルファーに直撃して体勢を崩した。

 すると撃った男が笑いながらこう言った。

 「おっと済まないな。中々当たらないから外れちまったよ。」

 「・・・ア‘ア‘‘」

 コイツイマナニシタ?

 するとリーダー格の男が竜声でこう言った。

 「躱すなって言うのは防ぐなって意味だ。」

 ボクヲ・・・タオスタメニカンケイナイヤツネラッタノカ?

 「次は三人で畳みかける。」

 コンナレンチュウガグンダト?

 「もしお前が。」

 コイツラゼンイン。

 「再び躱すものなら。」

 コロス。

 ルクスの頭がナニカ切れた瞬間・・・それが起きた。

 「もう一度後ろn・・・。」

 リーダー格の男が言い終わる前にルクスが見えなくなった瞬間・・・

ライフルを持っていた機竜の腕がなくなっていたことに気づくと腕が何故か熱く感じることに気づき見ると自分の右腕が膝から下が焦げていることに気づいた瞬間・・・

発火した。

 「ぎゃああああああ!!!!!」

 リーダー格の男が悲鳴を上げた瞬間更に炎が強く燃え上がった。

 「アツい!!アツい!!アツい!!」

 ≪ドレイク≫から降りようとした瞬間上から何かが当たった。

 「クルルシファーか!!」

 クルルシファーの機体≪ファフニール≫がライフルを構えていた。

 そしてそれを見ると片足と燃えていた部分が鎮火しているのをほっとしていると

クルルシファーはルクスの方を見て恐怖した。

 目の前にいるのは人当たりのいい青年ではなく向かってくる敵を全員恐怖を宿させながら殺す暴竜のように見えた。

 そして今度はキャノンを構えようとした≪ワイアーム≫を見てそれ目掛けて

突進してきた。

 「ひっ!!」

 筋肉質の男が恐怖した。

 先の反乱軍鎮圧の際にアビス諸共殺した機竜は障壁が発生する前に殺されたという

噂を聞いたことがありそれを間近で見た瞬間恐怖でトリガーが弾けなくなっており次の瞬間機竜の両腕だけが斬られた。

 男はほっとするとそのままルクスは≪ワイアーム≫を切り裂き始めた。

 「ちょっとまtぎゃ!!」

 目にもとまらぬ速さで切り裂かれておりじわじわと装甲を切り裂き続けた。

 そしてとうとう≪ワイアーム≫の装甲が意味をなさなくなった時ルクスはそのまま

パンチして壁際に詰めるとブレスガンを腹に当てていた。

 「や、やめt・・・。」

 「キエロ。」

 そのままルクスはブレスガンを0距離で撃ち続けた。

 そして気を失う前に背部のキャノンを展開してこれも0距離で撃った。

 「ぎ!!・・・」

 「きゃあああっ!!」

 そのまま観客席にめり込む形で失神しルクスは上空にいる≪ワイバーン≫に

目を向けた。

 「ひっ!!来るな嗚呼!!!」

 痩せた男はブレスガンを考えもなしに撃ちまくるが当たることなくルクスはその男の目の前に入った。

 「ひえ!!」

 男が悲鳴を上げた瞬間ブレスガンを持っていた腕の手首だけ斬り取ったルクスはそのまま背面部の翼とスラスター、両腕の関節を破壊した後ルクスはそのまま≪ワイバーン≫の足を掴んでそのまま飛んで行った。

 そして新王国の遥か上空に着くとそのまま・・・投げ飛ばした。

 「ぎゃああああああ!!!!!」

 ≪ワイバーン≫のスラスターは殆どが破壊されて浮かすことが出来なければ腕が動かせなくなっておりそのまま下にへと落ちて行った。

 

 

 一方演習場では・・。

 「なんかイやな予感がするなあ。」

 リーズシャルテがそう呟くとクルルシファーがナニカを見つけた。

 それは・・・。

 「ひぎいいいいいい!!!!!!」

 ルクスが投げ飛ばした男がやってきたのだ。

 それを見たクルルシファーはリーズシャルテに報告するとリーズシャルテは

全員にこう言った。

 「皆物陰に隠れて伏せろーーーー!!!!」

 そして全員が物陰に伏せた。

 

 

 

 そして痩せた男がクルルシファーを見つけてキャッチさせてもらおうとした瞬間全員に聞き届けるように竜声でこう言った。

 「クルルシファーさん、ヨケテーーー(棒読み)」

 そのままルクスは痩せた男に速度を+した蹴りをお見舞いして更にスピードを速めた。

 「ぐお!!!」

 そして更に速さが+されそのまま・・・地面に叩きつけられた。

 「きゃあああーーーーー!!!!!!」

 爆炎のように砂埃が舞いリーズシャルテが≪ティアマト≫で中心地に向かうとそこにいたのは・・・全身の関節があらぬ方向に曲がりながらも失神した男がいた。

(機竜は木端微塵)

 「・・・ぐお・・・。」

 その衝撃でかリーダー格の男が目を覚ますとそこにあるのは・・・ボロボロになって横たわる仲間であった。

 「な、何がどうなって・・・。」

 「これがお前たちがやってきた報いだ。」

 リーダー格の男が茫然とする中ライグリィ教官がリーダー格の男の目の前で

そう言った。

 「何だと!!」

 「そう言えば貴様、態と観客席に狙いを定めたようだな。それでルクスがキレてこうなったのだ。」

 そしてライグリィ教官はこう畳みかけた。

 「今回の事も踏まえて上層部に報告させてもらおう。今度は忠誠程度では

出られんぞ。」

 そういうとリーダー格の男が歯ぎしりしながらこう言った。

 「女風情が!!粋がるんじゃねえ!!」

 残った左腕を使ってライグリィ教官目掛けて叩き潰そうとした。

 「ライグリィ教官!!」

 リーズシャルテが≪ティアマト≫の≪レギオン≫を使おうとした瞬間・・・ルクスがリーダー格の男の機竜の左側もろとも押しつぶした。

 「ぐはっ!!」

 リーダー格の男がせき込むとルクスは持っていた二丁のブレスガンでもう片方の足を潰すとルクスはリーダー格の男にこう言った。

 「何武器の無い人間狙ってんだ。ドクズガ。」

 そう言いながらルクスは二丁のブレスガンと背部のキャノン、そして頭部の

エネルギーを充填し始めた。

 それに気づいたリーダー格の男がこう言った。

 「ま、待て待て雑用皇子、俺を殺したら軍の人間が黙っちゃいねえぞ!」

 「それがどうした。」

 リーダー格の男の言葉をバッサリと切り裂きながらも充填し続けた。

 「ちょっと待てよ!!もう二度とここには来ねえし、もう関わらねえからよ!!」

 「喧しいぞ。」

 にべもなく斬り捨てながらも充填している影響か武器が光り輝き弾けた。

 「やめてくれえ!!ゆるして!!ゆるして!!ゆるしてください!!」

 「軍人なら腹括れよ。」

 リーダー格の男の顔が涙と涎で溢れてもルクスは聞く耳を持っていなかった。

 「・・・リーシャ様。」

 「はい!!」

 ルクスの声にリーズシャルテは何故か逆らえないようなので敬語で返事した。

 「ライグリィ教官を遠くに離してください。今すぐ。」

 「了解しました!!」

 礼儀正しく(?)返事してライグリィ教官を離れさせるとルクスは無表情で

こう言った。

 「・・・ハウリングロウ。」

 「やm・・・」

 リーダー格の男が最後に見たのはエネルギーの奔流の中で無表情にこちらを

見続けていたルクスの顔であった。

 そして爆発と同時に巨大な爆炎の中心にいたのは・・・上下ともに涙と涎と小水を

ぶちかましながら失神したリーダー格の男と・・・。

 「・・・いやーー。いい汗かいた。(^^♪」

 スッキリした顔で女生徒達の所へと帰るルクスがいた。

 そしてルクスはティルファーの下に向かうとこう言った。

 「ティルファー・・・懲らしめてきたよ(^^♪」

 「う、・・・うん・・・ありがとう?」

 正直なんて言ったらいいか分からなかったが取り敢えずお礼を言ったティルファーであった。

 暫くすると遠くで爆発音があったと聞いて駆けつけてきた警備隊にリーズシャルテが事の次第を説明した後その警備隊の男性は男たちに向かってこう言ったらしい。

 「お前らバカダロ。」

 そのまま一応重症者であるためそのまま軍の病院に連れていかれた後三人は除隊処分と牢獄送りが決定したらしくとある事件が起きるまで幽閉されることとなった。

 




 この後ルクスはの戦い方を上級生曰くこう語った。
 「彼を怒らせれば本気で草木一本も生えないだろうな。」と言ったらしい。
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