「はあっ・・・疲れた~~。」
今回の実技訓練(?)の後ルクスは警備隊の人達から簡単な事情聴取(粗方はリーズシャルテが説明しているので実況見分のみ)を受けた後警備隊から
ドン引きされるという悲しい事情があった後助けた女性徒からお礼を受け、その後は
普通の訓練であった。(尚ルクスはほぼ郊外戦の参加が決まってしまった。)
因みに壊した(スクラップ同然)機竜は使用していた馬鹿共の金から捻出
(彼らの私物やその他諸々から補う予定である。)し、軍に報告した後軍の意識改革をするようにと御触れが出た。(ルクスがボコボコにした連中を見せしめにして)
そして当のルクスは図書館の整理や庭の手入れ、女子寮の風呂掃除などの雑用を終わらせて食堂にへと向かっていた。
無論クルルシファーの依頼もあるが他の雑用も受け入れなければ借金返済など
夢のまた夢である。
「でもやっと勉強ができる。」
ルクスは幼少期に宮廷から追い出されるまでは基本的な作法と学問を学び、
遊馬の世界で専門的な勉強もし、こちらに帰ってからの3年間は機竜の技術的な事を
学んではいるが筆記的な要素は教われていなかったのだ。
算術(つまり数学)はあちらの数式を基にしているため何とかなるが
幾何学や錬金学等は恐らく高校生レベルの問題になっているところが多い為ルクスにとっての悩みの種であった。
「さてと・・・始めますか。」
ルクスは数枚の紙と教科書を広げて勉強を始めた。
然し今回の馬鹿共に対する制裁で機竜をがんがんと使っているだけではなく
他の雑用もやっているので体力が限界に近づいていたのだ。
つまりどういうことかと言うと・・・。
「くかーーー。」
・・・爆睡しちゃうのであった。
「んんん・・・。」
ルクスは何かいい匂いがすると感じて目を覚ますとそこには・・・。
「あらもう少し寝てても良かったのよ。」
「クルルシファーさん!!」
花柄のティーポットを持って紅茶をティーカップに注いでいるクルルシファーが
そこにいた。
「貴方こんなところで何してるの?宿題ぐらいは本人にさせたほうが良いわよ。」
クルルシファーは周りにある紙を見てそう言うとルクスはこう返した。
「いやーー。何分他の皆より遅れているもので。」
するとクルルシファーはルクスにこう提案した。
「それじゃあ今から三十分の間一緒に勉強しましょう。知識を詰め込む教科は合間合間に覚えればそれでいいけど授業を理解しやすくするための前提部分はそうはいかないからね。」
「え、そんないいですよ。」
「大丈夫よ。私此れでも学問系の成績は二年の中じゃあトップだから。」
「トップって・・・あなた留学生ですよね?」
その優秀さに呆然としながらもクルルシファーと共に勉強を始めた。
終わりごろには殆ど分からないことがなかったとのことである。
勉強して・・・分かった時の面白さはたまらないよね。