アルテリーゼに連れられたルクス達は学園からほど近い酒場に来ていた。
校則により酒場の出入りは推奨されていないがアルテリーゼ曰く・・・
「推奨していないと書かれているだけで禁止とは書かれていないから大丈夫です。」
駄目なら私が責任持ちますと付け加えて入るが読者の皆様覚えていらっしゃ
いますか?
ルクスはこれまで色んな仕事をしており中にはこう言う酒場で働いていたのだ。
つまりどういうことかと言うと・・・こうなる訳である。
「よーー!ルクスじゃねえか!!久しぶりだなおい!!」
「お久しぶりです店長。」
如何やらここもルクスの働き場所だったようだ。
「お前さんが考えた料理や昼にやる喫茶店で商売繫盛よ!!然しお前さんが女連れてくるなんてこりゃあれか?」
そう言って小指を出すとルクスは顔を真っ赤にして小声でこう言った。
「ち、違いますよ店長!!友達ですって!!今日は色々と話し合うんでここに
来たんですよ!!」
そう言いながらも店長はニヤニヤとした顔でそうかと言うとルクスにこう聞いた。
「注文はどうする?適当に見繕ってやろうか?」
「あ、はい。それとジュースも三人分。」
「毎度あり!!」
そう言って店長は奥に行って準備する中ルクスはクルルシファー達の元に戻ると
クルルシファーはルクスにこう聞いた。
「ここも貴方が働いていたのね。」
「ええまあ。そのおかげでか色んな人たちから仕事が来るようになったんですよ。」
そう言ってルクス達は三人掛けの机に座るとさっきの店長が搾りたてジュースと串で焼いた肉と野菜を持って来た。
「はい。果物ジュースと焼き野菜、それと鶏肉の色んな部位のソース焼きだ!!
ゆっくりなあ。」
そして店長が去るとアルテリーゼがクルルシファーにこう言った。
「先ずはご壮健で何よりと言いたいところですが少し警戒心を持っていただけますかお嬢様?あなたはエインフォルク家の令嬢なんですからもう少し気を付けて
もらいたいです。」
するとクルルシファーは皮肉めいてこう返した。
「気を付けるわ。それが名家の宿命だものね。」
ルクスはこの二人の関係に疑問を持っていた(串焼きを食べながら)。
「私が来た理由は分かっていると思いますがその男性はどなたですか?」
アルテリーゼがルクスに視線を向けながらそう聞くとクルルシファーはこう言った。
「私の恋人のルクス・アーカディア君よ。元は旧帝国の皇子で今は私の級友だけど何かしら?」
そう言うとアルテリーゼはこう言った。
「そうですか、それは困りましたね。実はー。」
「ほう、どんな馬の骨かと思えば・・・『蒼の死神』じゃないか。」
突然後ろから声が聞こえたので振り向くとそこにいたのは金の刺繍が入った豪勢な
赤いマントを纏っていた男がそこにいた。
金の長髪と整った目鼻から美形の優男に見えるがマントの下からは引き締まった手足を覗かせており何よりも薄く張り付けたような笑みを浮かぶ鋭い目つきと強烈な自信を服に来ているような男がそこにいた。
ルクスはその男に見覚えがあり少し笑いながらこう言った。
「お久しぶりですね。『王国の覇者』さん。」
この間のトーナメント試合依頼ですねと言うと男の方もこう返した。
「久しぶりだな『最弱無敗』いや・・・猫を被った『蒼の死神』。」
今回ルクスの二つ名が新しく出ました。