「久しぶりだな、ルクス・アーカディア。最後に会ったのは確か二か月前の
トーナメント試合以来だが学園に行ってからは面白い話題が出るじゃないか。」
バルゼリッドはルクスにそう聞くとルクスはこう返した。
「まあ色々とありましてね・・・って言うか何です?『蒼の死神』って・・・?」
そう言うとバルゼリッドはこう返した。
「貴様の新たな二つ名だそうだ。軍ではそういう風に言われて恐れている
そうだが何故それほど力がありながら今まで隠していたんだ?」
そしてバルゼリッドは目を細めてこう続けた。
「これからの時代はドラグナイトとしての力と指導者としての力の両方を
問われている。前者なら軍で、後者なら政界で頂点を極められることが出来る
時代なのに何故今迄それほどの力を振るわないのか残念でならないよ。」
するとルクスはこう返した。
「バルゼリッド卿、僕は力があっても何もできないと言う事も知っているし例え頂点に君臨したとしてもそれで恨み言や暗殺の心配が増えるし僕自身の血縁を考えれば
そんなこと出来たとしても間違いなく旧帝国派が勢いづく恐れもあるからです。」
「だから『最弱無敗』を選んだという事か?家族を守るためにと思うがそれは単なる逃げだと思うがな。」
バルゼリッドはそう挑発めいたことを言うがルクスはこう返した。
「それでも守り抜きます。『最弱』になろうと『死神』と呼ばれようとも僕は
僕自身を貫きますよ。」
自分が決めたことだからと言うとバルゼリッドはこりゃ駄目だと思ったあと
クルルシファーに向けてこう聞いた。
「我が妻よ・・・『まだ他人よ。気安く呼ばないでくれるかしら』こりゃあ
失敬した。如何やらお互い意見が分かれていることもあるしそこでどうだ?
ドラグナイト同士で決闘して決めるというのは?」
その言葉にルクスやクルルシファーだけではなくアルテリーゼが驚いていた。
「ちょっと待ってください!!バルゼリッド卿!!」
するとバルゼリッドはアルテリーゼの声を無視してこう続けた。
「我々は機竜使いとして力を持っているのだ。それならそれに見合う実力を
示さなければならないだろう?」
その言葉にクルルシファーは少し考えた後こう返した。
「・・・受けるわ。」
「お嬢様まで!!」
アルテリーゼが大声を上げるとバルゼリッドは少し笑みを浮かんでこう言った。
「よし決まりだな。決闘の場所はあとで伝えるが猶予は三日後、決闘内容は俺一人・・・『いいえ二対二よ』何?」
バルゼリッドの言葉を遮るようにクルルシファーはこう言った。
「元々アルテリーゼが持って来たお見合い話から持って来た決闘だし貴方も参加なさい。それとも・・負けるのがそんなに怖いのかしら?」
クルルシファーはアルテリーゼに向けてそう聞くとアルテリーゼはこう返した。
「・・・いいでしょう。受けます。」
そしてバルゼリッドはこう言い直した。
「ならば二対二の戦いでいいな。ああそれと・・・。」
バルゼリッドはルクスに顔を向けるとこう言った。
「俺様は平和主義で手加減していたが今回は違うぞ、ルクス・アーカディアよ。この決闘で貴様を今度こそ本当の意味で敗北の二文字を教えてやるから首を洗って
待ってろ。」
それと会食はキャンセルだなと言って店から出た後アルテリーゼはこうクルルファーに言った。
「お嬢様自分が何言っているのか分かっているのですか?それに如何して彼だと
分かったんです。」
するとクルルシファーはこう言った。
「簡単でしょう。血筋も良く私達貴族とも対等に出来て然も機竜での実力も確かだと考えれば彼ぐらいな者でしょう?」
そしてアルテリーゼはクルルシファーに向けてこう忠告した。
「あの方は四大貴族であり神装機竜≪アジ・ダカーハ≫の使い手にして『王国の覇者』ですよ?旧帝国の皇子よりも彼の方が良いと思いますが。」
するとクルルシファーはこう言った。
「ルクス君の実力は確かよ。私もこの目で見たし、それに彼とは一回も負けたことないのよ。」
「同時に勝っていませんがね。」
クルルシファーの言葉にアルテリーゼがそう言うとクルルシファーはこう返した。
「それに神装機竜なら私も持っているしこれでイーブンよ・・・さてと食べましょ。折角貰ったものだし。」
そう言ってクルルシファーは肉の串焼きを食べると・・・
「あらおいしい。」
そう言う状況にアルテリーゼはどこで間違えたのかと思いながらも食べるとそのまま結構食べていた。
そして暫くして門限が近いことからルクス達はアカデミーに帰っていった。
アルテリーゼ「私の教育が間違ってんのかよ畜生がーー!!」
そのまま閉店まで飲んでいたそうだ。(然もお酒も飲んで)