バルゼリッドはあの後ルクス達がいた一番街区にある富裕層の居住区に行っていた。
広い居間のソファーの前で漆黒のローブを着てフードを眼深に被る人間が
そこにいた。
バルゼリッドはソファーに座らせるとワインを出してきた。
外が真っ暗な為室内の明かりは蝋燭の灯りだけである。
するとローブを着た人間がバルゼリッドにこう聞いた。
「それでどうです?私が売った≪アジ・ダカーハ≫の調子は如何程でしょうか?」
するとバルゼリッドは自信満々にこう返した。
「ああ、あれは素晴らしい機体だよわが友よ。俺は遂にあの神装を使いこなすことも出来、今や王都のトーナメント試合では第三位にまで上り詰めたがーー。俺はそれだけで甘んじる程馬鹿ではなくてな、何れはこの国のドラグナイトを全員倒して
見せるさ。」
バルゼリッドは高らかにそう言うとローブを着た人間は笑みを返してこう答えた。
「それはそれは流石ですな我らが盟友よ。・・・それでは例の件についても
よろしく頼む。」
親しげに話すとバルゼリッドは少し疑うような顔つきでこう聞いた。
「確かあのユミル教国の伯爵令嬢『クルルシファー・エインフォルク』を娶るという話だったな。肉付きは少し物足りないがあれ程の女性は社交界でもお目見えできないものだが何故彼女を気にするんだ?異国の女とは言え何かしらの理由があるはずだが。」
するとローブを着た人間がこう言った。
「あの女性は『鍵」なのです。嘗て旧帝国が遺跡の封印を解いたときと同じように
深層に行くのに必要な存在なのです。」
するとバルゼリッドは前のめりこう言った。
「何だと!!旧帝国が!!」
そしてローブを着た人間はこう続けた。
「君にそれを託したいのだ。どんな手を使ってでも彼女を屈服させ、従わせて
その力を使って・・・遺跡の扉をもう一度開いてほしいんだ。そうすれば君には
その財宝の半分とこの国の軍事、何れはこの国の統治の一切をあなたに
託しましょう。」
そう言うと笑みを浮かべてこう言った。
「ふっ、わかったよわが友よ。ああいう気位の高い女程俺好みに調教し甲斐がありそうだからな。朗報を期待してくれ。」
バルゼリッドは楽しく笑いながらそう言うとローブを着た人間が立ち上がって
こう言った。
「では私はこれで。見送りは発覚の恐れがあるので裏口から立ち去りましょう。」
「ああ、また会おう。わが友よ。」
ローブを着た人間が分かれを告げて部屋から出るとバルゼリッドはこう言った。
「ふふふ、何時までも俺を飼いならせると思ったら大間違いだぞ武器商人よ。
だがまあ手段を問わないというなら幾らでも方法があるし・・・俺こそが王に相応しいことを教えてやるさ。」
はははと高笑いする中外に行ったローブを着た人間が屋敷を見ると少し笑ってこう言った。
「哀れなピエロだな。」
そう言って立ち去る中裏路地に行くと同じようなローブを着た人間がそこにいた。
屋敷から出た人間がこう言った。
「俺はちょっと野暮用で外国に行くから折を見てリエス島に行け。いいな?」
そしてもう一人がこう言った。
「御意。」
そしてもう一人が闇の中に消えると屋敷から出た人間がこう言った。
「全く研究だとか言ってそんな所に何があるんだろうな~~。えーーと
確か回収場所は・・・。」
ローブを着た人間が懐から紙を出してその場所を言った。
「オルデシア帝国のアレイシア精霊学院ねえ。」
そして次は恐らくお風呂イベントです。