「やったああああ!!」
「凄いわ。クルルシファーさん!」
ゴーレムを討伐した事にシヴァレスの女生徒達が歓声を上げる中クルルシファー
はと言うと・・・。
「・・・。」
何処か思い詰めた様子でガーデンを見つけているとリーズシャルテが窘めるように
全員に竜声でこう言った。
『各員に告ぐ!!目標は撃破したが我々の目的はあくまでも遺跡の調査である!!
それぞれ所定の位置に・・・。』
リーズシャルテが言いかけた瞬間クルルシファーがこう言った。
「それじゃあ私はこのまま遺跡に向かうわ。」
『待てクルルシファー!!貴様はさっき戦っていただろう!!一旦下がって当初の
予定通り、トライアドと私とルクスに任せろ!!』
遺跡の調査にはアビスとの突発的な戦闘が予見されるため少数精鋭で遺跡内部に入り残りはアビスに備えるというのが定石だがクルルシファーはこう言った。
「私はまだ余力を残しているから大丈夫よ。」
そう言っているがルクスはこう思った。
「(クルルシファーさん、何に焦っているんだろう?)」
一方バルゼリッドは≪アジ・ダカーハ≫を纏ってこう言った。
「クックックッ。流石は我が未来の妻だ。素晴らしい腕を持っているようだが。」
するとティルファーが大声でこう言った。
『皆気を付けて!!ノクトが何かを捕らえた!!』
すると上空からあるものが見えた。
それは熊を軽く超える程の体と赤茶色の皮膚、ガーゴイル型と同じ翼を持ち、
短剣ほどある牙をずらっと並べ、赤黒い口から紫の吐息を漏らし、血走った眼をして舌舐めずりする・・・アビスがそこにいた。
「こんな時にディアボロスか・・・。」
ディアボロスとはたった一体で小都市を壊滅するほどの力を持つアビスだが数が少ない為記録不足な謎のアビスである。
ギエエエエエエエエエエエエエエエ!!
絶叫にも似た唸り声を上げながらノクトの方にへと向かいながらその腕を振り
下ろそうとした。。
「--ッ!」
ノクト自身も間に合わないと悟り目を瞑ると何かが来る音が聞こえた。
そしてその腕が当たった瞬間土煙が勢いよく舞った。
「ノクトーー!!」
近くにいたティルファーが叫ぶとキャノンをディアボロスに向けた瞬間ディアボロスが突如爆炎に包まれた。
「え?」
そして周りを見るとノクトがルクスの隣にいた。
「ノクト!!ルクっち!!」
あの時ルクスは当たる寸前にノクトを助けたのである。
すると爆炎からディアボロスがルクスを見るとギエエ!!と吠えてルクスに向かってくるとルクスはノクトにこう言った。
「捕まってて!!」
「・・・YES?」
ノクトは何故と思っているとそのままルクスはノクトを持って飛び立った。
機竜一機持っているにもかかわらず早いスピードを持っておりディアボロスはそれを追うために翼を広げた。
すると下からクルルシファーが射撃をして援護したのだ。
そしてルクスがノクトにこう言った。
「ノクト!ブレスガンを持ってて!僕はキャノンを使うから!!」
「YES!」
ノクトはブレスガンを二丁同時に、ルクスは背面部のキャノンで応戦し
ディアボロスがそこから離れた瞬間クルルシファーの攻撃がディアボロスの右腕に
当たって氷結した。
するとバルゼリッドは≪アジ・ダカーハ≫の特殊武装
≪双頭の顎(デビルズグロウ)≫を使ってディアボロスに照準を合わせるとこう言った。
「こんなもの!ラグナレクに比べれば大したことあるまい!!」
はははと笑いながら砲撃するとディアボロスはそれをひらりと躱し、流れ弾がシヴァレスの女生徒達を掠めた。
「きゃっ!!」
するとクルルシファーがバルゼリッドにこう言った。
「味方がいるの分かってて使ったでしょう?」
するとバルゼリッドは悪気も無くこう言った。
「おやおや何言っているのだ未来の我が妻よ。私はあいつを撃とうとしただけなのだよ。偶々彼女達がそこにいただけだ。」
「あなた・・・!!」
クルルシファーはこう思っていた。
「(この男、たとえ何があっても家の力で全て『事故』として片付ける気だわ!)」
そしてクルルシファーがフリージングカノンをディアボロスに合わせて
『ワイズブラッド』で未来予知をしようとするも・・・。
「何で予知できないの?」
クルルシファーはそれに動揺して動きが止まった瞬間ディアボロスが炎を噴いた。
「!!」
反射的にフリージングカノンを撃つもそれすらも効かず、炎がクルルシファーに
迫るとルクスはクルルシファーに向かいながらこう言った。
「ノクト!少し頭に血が上るかもしれないけど我慢して!!」
「・・?」
ノクトは何かと思うとルクスはノクトの≪ドレイク≫の足を掴んで
宙ぶらりん状態にした。
その光景はあの有名なアニメ映画で男の子が城の上にいる女の子を逆さ状態で空から
助けるような感じである。
「クルルシファーさん!!掴まってーー!!」
クルルシファーはノクトの≪ドレイク≫を掴むと間一髪で危機を脱した。
「ありがとう、ルクス君。ノクトさん。」
「YES、気にしないでください。私も初めてのことでちょっと楽しんでます。」
「・・・貴方って意外に根性あるのね。」
クルルシファーが二人にお礼をするとノクトはちょっと楽しかったと言った後クルルシファーはノクトの印象が少し変わっていることに気づいた。
然しシヴァレスの団員全員の攻撃をディアボロスは全て躱すが・・・。
ディアボロスの胸に戦斧(ハルバート)が突き刺さっていた。
「やれやれ、やっと当たったか。」
如何やらバルゼリッドが投げたハルバートであろうが機竜が持つ中でも重量がある
ハルバートをどうやって、そして何故当てられたかという事だ。
あれ程の弾幕でどうやって当てられたのか疑問が幾つもあった。
まるで≪ファフニール≫の神装を使ったかのように・・・。
するとルクスはある仮説を立てた。
それはクルルシファーが≪ファフニール≫の神装が使えないことと考えると辻褄が
合うからだ。
「(まさか≪アジ・ダカーハ≫の神装って!!)」
そう思った瞬間ディアボロスの体が倍以上に膨れ上がった。
アビスの中には自爆する種類が幾つか存在し、ディアボロスがそれに
該当するようだ。
『全員、障壁を最大出力だ!!』
リーズシャルテがそう言って全員防御態勢をとるがクルルシファーはどうも
違っていた。
「どうして・・・動いて≪ファフニール≫!!」
≪ファフニール≫の特殊武装のオート・シェルドが≪ファフニール≫の周囲から落下していたのだ。
ルクスは≪ファフニール≫が暴走していると分かりノクトにこう言った。
「ノクト!あるだけのエネルギーをブレスガンとハウリングロウに回して!!僕はキャノンの方にも当てるから!!」
「YES!!」
そしてクルルシファーの前に着くと二人同時でこう叫んだ。
「「ハウリングロウ!!」」
爆発と同時に衝撃波で相殺させようとしたのだ。
然しそこからでる衝撃と同時に・・・遺跡が光り輝いた。
明里「遊馬、ルクス、一緒にこれ見ねえか?あたしが子供の時にやってた映画。」
見ている所
『○ーター!』
遊馬「なあ姉ちゃん。あいつってどうやってあの態勢してるんだ?」
明里「え?何かに引っ掛けてるんじゃね?」
ルクス「でもあれって・・・そう言うところなかったですよ。」
三人「「「・・・え?」」」
答え・・・根性?