クルルシファー「・・・これは私に対する当てつけかしら。(# ゚Д゚)」
入っていたモノ・・・豊胸用パッド
ルクス「・・・うわ~~~。」
何も言えなかった。
正直言えば何が何だかルクスは訳が分からなかった。
あの時確かに皇の鍵の飛行船でカイトの最後を見たのだ。
然しその本人が生きていたことに驚き、嬉しかったのだ。
するとカイトはルクスにこう言った。
「少し見ない間に大きくなったか?ルクス。」
「!!・・・色々あったよ。・・・色々とね。」
ルクスはもう間違いないと思った。
間違いなく本人であるという確証があったのだ。
すると隣にいるクルルシファーとノクトがルクスにこう聞いた。
「ルクス君、彼は一体?」
「ルクスさん、彼は知り合い何ですか?」
そう聞くとルクスは少し戸惑い始めた。
まさか異世界に行ってましたなんてどう考えても冗談では通じないことが
分かっているし、彼の顔つきは自分達とは違っているため旧帝国時代の友達と言う設定は使えないということもありどう言おうか迷っていた。
「え、・・・えーとね、彼は・・・。」
すると奥からズズズという音がしたので何事かと思って後ろを向くとカイトは
ルクス達にこう言った。
「こっちだ。」
カイトはそう言って階段に降りて行った。
ルクスとノクトはクルルシファーの顔色を見た後さっきの音が気になり
下に降りることにした。
下に行くにつれて暗くなっていくがそれは僅かな時間であった。
暫くすると明かりが見えてきたのだ。
そして下に辿り着くとそこにあるのは三角形のオブジェと周りにあるのは
機竜の残骸と人間の骨が存在していた。
「カイト!!コレって!?」
するとカイトはこう答えた。
「おそらくだが俺よりも前にここに来て死んだ人間の物の様だ。」
よく見るとソード・デバイスは骨の周りに墓石代わりに立てかけているのが分かる。
そしてルクスはクルルシファーをノクトに任せてカイトの下へと向かった。
「カイト、どうして君がここに?」
するとカイトはルクスにこう問いた。
「ルクス、俺が月に向かった後からのことを教えてくれ。」
「・・・分かった。」
ルクスはあの後のことを話した。
ベクターに操られた残りの七皇の事。
ルクスが璃緒・・・いやメラグに戦いを挑んだこと。
シャークとベクターの熾烈を極めた戦い。
ドン・サウザンドの目的。
「ヌメロン・ドラゴン」を持って来た折にドン・サウザンドに戦いを挑んで
敗れたミザエルの事を。
そこからのシャークとの共闘。
遊馬とシャークの激闘。
アストラルの使命の秘密。
ヌメロンコードを巡ってアストラルと遊馬が戦ったこと。
ここはルクスが生まれ育った世界である事。
それらをすべて聞いた後カイトは思考の海に潜りこんでいた。
「(やっぱりカイトは凄いなあ。普通だったら取り乱しているのに。)」
ルクスはカイトの状況を見てそう思っていた。
カイトはその高い知識と研究者としての経験から遊馬をアストラル世界に送り込むという行動を行っていたからだ。
さらに順応性も高く、あらゆる状況に対しても年齢が上であったこともあり
皆を引っ張っていたのだ。
するとカイトは何か考え付いたかのように驚いた顔をするとすぐに少し表情が
和らいでこう言った。
「・・・そうか・・・そう言う事だったのか。」
「?・・・カイト。」
ルクスはカイトの表情の変わりように何かあったのかと思うとカイトは左腕を
天に向けて延ばすとそれが光り輝いた。
「な、何!?」
「YES、何ですかこれは!?」
それを見たルクスとノクトが驚くと左腕には三日月のような形をした彼専用の
デュエル・ディスクがそこにあった。
するとカイトはルクスに向かってこう言った。
「ルクス、久しぶりに一戦どうだ?」
カイトはデュエル・ディスクをルクスに向けるとルクスは笑顔でこう言った。
「うん!やろう!!」
そう言うと待機中に備えていたデュエル・ディスクを鞄から取り出した。
そしてルクスとカイトが少し離れるところを見たノクトとクルルシファーが何事かと見るとルクスはデュエル・ディスクを放り投げた。
「デュエル・ディスク!セット!!」
「デュエルモード!フォトンチェンジ!!」
ルクスのデュエル・ディスクが大きく開き、カイトの服も黒から白に変わった。
「「!!」」
ノクトとクルルシファーは服が変わったことに驚いた。
そしてデュエル・ディスクから小さな方眼鏡のような物が出てきた。
「Dゲイザー!セット!!」
ルクスはそれを左目に取り付けるとカイトの左目から青い入れ墨が浮かび上がり
赤色となった。
するとカイトはノクトとクルルシファーにこう言った。
「そこの二人、近くにDゲイザーがあるからそれを左目に着けろ!!」
「YES。」
「分かったわ。」
すると彼らの耳元である声が聞こえた。
『ARヴィジョン、リンククリア。』
そしてお互いデッキから5枚のカードを取り出すと二人は同時に大声でこう言った。
「「デュエル!!!」」
今・・・機竜世界で最初のデュエルが始まった。
デュエルは折を見てやります。