最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 ルクスの機竜の能力が明らかになります。


決闘再会!!

 「どうしてここに。」

 クルルシファーがルクスにそう聞くとルクスはこう返した。

 「まあ事情はさておいてですが・・・色々と聞かなければならない奴が一人

いるんでね、それで来たんですよ。」

 ルクスはバルゼリットを見ながらそう言うとバルゼリットはルクスにこう言った。

 「無意味な事をするなルクスよ。怪我と疲労に加え、まだ未調整の機竜で

よく来たものだな。」

 褒めるに値せんなと言うとアルテリーゼが驚きながらこう言った。

 「な!あの機体が『蒼の死神』と言う由縁の代物ではないと言うんですか!!??」

 アルテリーゼは未だ初見でありルクスの≪ライズ・ワイバーン≫と

≪ギャラクシーアイズ≫との見分けがつかなかったのだ。

 「それならば!!」

 アルテリーゼは≪エクス・ワイアーム≫のパワーを最大出力で

≪ギャラクシーアイズ≫に斬りかかろうとした。

 未だ機竜に扱い切れていないこの好機を狙ったんだろう。

 それには間違いない。

 感覚が掴み切れていない物を使う事は一朝一夕では会得できないのだ。

 そう・・・普通なら。

 「どけ。」

 そう言った瞬間・・・アルテリーゼの纏う≪エクス・ワイアーム≫の両手が一瞬で

切り裂かれたのだ。

 「へあ?」

 一瞬の事で気づききれなかったアルテリーゼが次に見た瞬間・・・ルクスの頭部が

何かをチャージしていた。

 「ハウリングロウ。」

 「がは!!」

 衝撃波がアルテリーゼを襲い、そのまま瓦礫に向かって吹き飛ばされた。

 「い、・・・今のは一体・・・?」

 アルテリーゼは瓦礫の中で何が起こったのかを分からずにいた。

 するとクルルシファーがルクスにこう忠告した。

 「気を付けてルクス君。≪アジ・ダカーハ≫の神装は・・・。」

 そう言いかけると≪アジ・ダカーハ≫を纏ったバルゼリットが脚部の車輪を使って

ルクスに向かっていった。

 そしてハルバードが振るわれる手前でルクスはそれを回避した。

 「ちっ!!」

 バルゼリットは残った左肩のキャノンを使ってルクスを自分の所に

誘導させようとするとルクスは態とと言っていいほど左にばかり回避して

バルゼリットに近づかないようにした。

 「貴方の機竜≪アジ・ダカーハ≫の神装は相手の機竜のエネルギーを吸収したり神装を奪う能力だろ?」

 「!!」

 バルゼリットはルクスの言葉に険相を浮かべた。

 「貴方の機竜の適性は男性にしては驚異的な持続力を持っているという噂は

聞いていましたが貴方が遺跡でクルルシファーさんに近寄った後に起こったあの挙動で疑問したんですよ。」

 「何故彼女が暴走するのか?何故貴方がディアボロスの位置を把握できたのかを?」

 「それは貴方が≪アジ・ダハーカ≫で≪ファフニール≫のエネルギーと神装を喰らっていたから。・・・違いますか?」

 そう言うとバルゼリットは余裕の表情でこう言った。

 「中々いい読みだな褒めてやろう。ルクス・アーカディアよ。

だが分かった所で・・・。」

 するとバルゼリットはキャノンをクルルシファーに向けてこう言った。

 「貴様は俺には勝てん。」

 そう言いながら嘲笑うように砲撃が放たれた。

 「ちい!!」

 ルクスは≪ファフニール≫の前に出ると赤い方の剣を振りかざした。

 「おらあ!!」

 そう言ってルクスは砲撃を・・・切り裂いた。

 「「はああ!!??」」

 バルゼリットとクルルシファーが驚いている中ルクスはバルゼリットに近づいてこう言った。

 「それと貴方が≪アヴェンスタ≫で神装を奪うには条件がいる。」

 「ぐっ!」

 ルクスはそう言いながらバルゼリットに斬って掛かった。

 何故だか分からないが青い方の剣を中心にしていた。

 「それは相手の神装を知らなければいけないからだ。そうじゃなきゃ能力を奪ってもどう発動したらいいか分からないからだ。」

 「だから私兵を雇っていたんでしょう?確実に勝つためにね。」

 そう言いながらルクスはバルゼリットに両手の剣でハルバードを切り捨てた。

 「終わりだ!!」

 そう言うとバルゼリットは慌てた様子でこう言った。

 「例え神装が奪えなくても貴様のエネルギーを奪えば良いのだ!!」

 そう言うとハルバードを楯にすると脚部の車輪で押し込み始めた。

 「キエローー!!」

 「ルクス君!!」

 クルルシファーがルクスを心配するとルクスはクルルシファーにこう聞いた。

 「なあ、僕にはあんたが何を失ったか知らないけどあんたが欲しかったもんって

何だ?」

 「私の欲しかったもの・・・。」

 クルルシファーはルクスの言葉を聞いたらバルゼリットがこう言った。

 「はん!!、お前は知らんようだがこの国に≪ラグナレク≫がやってくるのを知っているのか!」

 「「!!」」

 その言葉を聞いて全員が身震いした。

 ≪ラグナレク≫は嘗て旧帝国が呼び起こし、多くの厄災を引き起こしたのだ。

 「俺はな!それと戦ってやろうと言ってんだよ!その為には遺跡から武力を得るために奴が必要なのだ!!そいつの体を学者連中に色々と調べさせて道具のように使い潰すためにな!!」

 「たかが一人のために多くを犠牲にして新王国を危機に陥れるような事は断じて有り得ないのだよ!!ルクス・アーカディアよ。」

 バルゼリットの言葉は立ち上がりかけたクルルシファーの心をへし折ろうと

演説のように喋っているとクルルシファーはこう言った。

 「もういいわよルクス君。」

 「はっ?」

 クルルシファーはルクスにこう続けた。

 「もう依頼は十分に果たしたしこんな所で・・・道具のために

戦わなくていいわよ。」

 「結局私は・・・何もなかったのよ。」

 クルルシファーは涙を流しながら諦めの言葉を紡ぐとルクスはクルルシファーにこう言った。

 「ホザケや!!この大根役者が!!」

 ルクスはあろうことか頭突きを喰らわした。

 「ぐ!!」

 バルゼリットがいきなりのことで動揺するとルクスはクルルシファーにこう言った。

 「あんたはそれでいいのか!?あんたはここで終わりたいのか!!??」

 「でも、私にはもう・・・。」

 クルルシファーは何か言っているが ルクスは更にこう言った。

 「あんたの人生はここで終了なのか!!あんたはここで終わる程度の願いだったのか!!クルルシファー・エインフォルク!!」

 「!!うるさい・・・黙れ黙れ黙れーー!!!」

 クルルシファーは大声を上げるとクルルシファーはこう独白した。

 「私だって自分の幸せ掴みたいわよ!!」

 家族と一緒に笑いあう自分を・・・。

 「好きな人と一緒になりたいわよ!!」

 男性と一緒に歩く自分を・・・。

 「結婚して幸せな家庭を作りたいわよ!!」

 子供と一緒にいる自分を・・・。

 「でもしょうがないじゃない!!たった一人の私が何が出来るって言うのよ!!」

 「じゃあ頼れよ!」

 「え?」

 クルルシファーの言葉にルクスはこう言った。

 「一人が嫌なら周りを頼れよ!・・・たった一言『タスケテ』だけであんたを仲間と思っている連中がいただろう!!??」

 「!!」

 その言葉を聞いてクルルシファーは周りの人間たちを思い出した。

 『シヴァレス」のメンバーや学園の人達が見えた。

 「・・・それじゃあ依頼を言うわね。」

 「ああ!?」

 クルルシファーはルクスにこう依頼した。

 「・・・私を助けて。」

 クルルシファーが涙を流しながらそう言うとルクスはこう返した。

 「了解した―ー!!」

 ルクスがそう言った瞬間バルゼリットが≪アヴェンスタ≫を使おうとしたその時・・・ルクスはこう言った。

 「エネルギーを奪えるのは・・・あんただけじゃないんだよ。」

 そう言うと≪ギャラクシーアイズ≫の頭部部分の眼が赤く輝いた。

 そしてルクスはそれを発動させた。

 「≪光子剥奪(フォトン・ディプリペーション)≫」

 すると≪ギャラクシーアイズ≫の装甲が光り輝き始めた。

 「な、何だ!!これは!!!」

 バルゼリットはそれに動揺するも光が弱まり始めた瞬間バルゼリットは車輪を使って離れようとすると・・・。

 「ぐお!!」

 突如機体の反応が遅くなりそのままルクスに斬られた。

 「一体何があった・・・!!」

 バルゼリットは混乱する中ルクスを探しているとルクスは上空にいた。

 そして背部の翼から光の羽が姿を現した。

 それに応じて機体も発行するとルクスはバルゼリットにこう説明した。

 「相手の神装機竜の神装を使う分のエネルギーを喰らい、それを機体の出力に

再変換する。これが≪ギャラクシーアイズ≫の神装。」

 そして光の羽が大きく広がってこう言った。

 「≪光子剥奪(フォトン・ディプリペーション)≫」

 そしてバルゼリットはルクスにこう言った。

 「馬鹿な・・・馬鹿な馬鹿な馬鹿なーー!!こんなことありえない!!俺様は

≪ラグナレク≫を倒さなければならないのに何故だ!!ナゼダー^-!!」

 するとルクスはバルゼリットに斬りかかった。

 「くーー!!」

 バルゼリットはハルバードを振ろうとするもなぜか反応が遅くなり対応できずに切り捨てられた。

 「何だこれは!!俺様の行動に何故着いてこれないんだ!!」

 するとルクスはバルゼリットにこう言った。

 「簡単ですよバルゼリット候。・・・僕が奪ったんですから。」

 「何!!」

 するとルクスはバルゼリットに剣を向けてこう説明した。

 「この青い方の剣は≪パラディン≫と言って機竜のエネルギーを喰らうことが

できます。」

 「!!」

 「そして赤い方が≪ギャラクシー≫と言って特殊武装や相手が放出した

エネルギーを吸収することが出来る武装なのです。」

 「ま、まさか・・・。」

 ルクスの説明にバルゼリットは驚愕し、啞然とした。

 相手の機竜のエネルギーを喰らう事に特化して、それを機竜自身に注入し

続ければ永久に戦えることが出来ると思ったからだ。

 更に言えば自身が撃ったキャノンを斬ったのもそれだとすれば合点がいくからだ。

 「(まさか俺はずっとこいつの掌で踊らされていたというのか?こいつに俺は

騙されていたとでも言うのか??)」

 バルゼリットはまるで自分はピエロのように踊っていたのではないのかと思った瞬間自身とルクスの格の差を思い知らされたのだ。

 するとルクスはバルゼリットにこう言った。

 「さてと・・・まだやり合うか?王国の偽者覇者さんよ?」

 その言葉を聞くとバルゼリットはハルバードを手放してこう言った。

 「ま・・・参った。」

 バルゼリットの降参。

 それはルクス達の勝利を意味するものであった。

 クルルシファーはルクスの方に向かった。

 「ルクス君大丈夫だった!?怪我は・・・無いようだけど無茶が過ぎるわよ。

 もう少しで暴走しそうじゃない。」

 ルクスの機体を見ると機体ががたがたと音を鳴らしていた。

 「まあ良いじゃないですか。未調整でも勝てたんですし。」 

 正直言えば正に薄氷の上での勝利であろう。

 それを聞いていたバルゼリットはと言うとニヤッと薄ら笑いすると・・・

機竜を起こして車輪を使ってルクス目掛けてハルバードを振りかざそうとした。

 「死ねーーー!!!」

 バルゼリットは勝ち誇った顔でそう言うとルクスはゆらりと振り向くとこう言った。

 「・・・失せろ。鍍金の覇者が。」

 そして剣をバルゼリット目掛けて振りぬいた瞬間・・・バルゼリットは

ある物を見た。

 それは蒼くそして美しい竜がバルゼリットを≪アジ・ダカーハ≫ごと噛み砕こうと

大きく口を開けたところであった。

 この時・・・王都ではその周辺で青い光の柱が見えたという情報が幾多にも

行き渡った。




 神装機竜≪ギャラクシーアイズ≫
 種類 飛行型
 この機体はカイトの≪ギャラクシーアイズ≫が大本となっている。
 ≪ライズ・ワイバーン≫と同じように進化する可能性を持った機竜。
 見た目は正に星のように青く輝き一度見れば心を奪われること間違いないからだ。
 神装≪光子剥奪(フォトン・ディプリペーション)≫
 ≪アジ・ダカーハ≫と同じくエネルギーを吸収することが出来、神装のエネルギーを
吸収することで機体の出力に変換することが出来る。
 またたった一回だが神装を解き放つことと引き換えにその能力を使うことが出来る。
 武器  ≪パラディン≫  機竜本体のエネルギーを吸収することが出来る。
     ≪ギャラクシー≫ 特殊武装又は、放出されたエネルギーを
吸収することが出来る。
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