ルクスが≪ギャラクシーアイズ≫を使って戦闘している中周りでも戦闘が起きていた。
「な、何なんだよ一体!??」
バルゼリットの雇っていた私兵が半狂乱で叫びながらそう言った。
突如こちらに属していない機竜が戦闘していると報告があり様子を見ると
そこにいたのは一体の紫色の機竜が仲間を倒していたのだ。
見た目はピンク色の髪をした無表情の少女だったが装衣から見るスタイルが
色町で見た女性よりも激しい起伏の持ち主だったこともありさっさと倒して
こいつを犯そうと思っている中突如一人目が吹き飛んだのだ。
「グエ!!」
そう言って木々を倒しながら倒れて失神した所を見て全員で掛かろうとするも
攻撃が当たらず太いワイヤーテールが絡みついた瞬間あっち側に引き込まれた。
「えい。」
無表情なれど徒手空拳であらゆる敵を倒し、沈めた。
その戦い方で既に十人近く倒され既に自分一人となってしまったのだ。
「うわアアア!!」
私兵の一人が逃げようとした瞬間その紫色の機竜が退いていくのを見た。
「?・・・!!」
男はチャンスと思い攻勢に転じようとした瞬間影が自分の前に伸びているのをいた。
そして後ろを見ると・・・青白い光が自分に迫ってきたのが見えた。
「う・・・ウア。」
男は言い終わる前にその光の中に消えて行った。
少女・・・フィルフィ・アイングラムはそれを見てこう言った。
「・・・ルーちゃん。」
「・・・何よこれ。」
クルルシファーは驚愕していた。
後ろからバルゼリットがルクスに攻撃しようとしたところルクスが剣を振った瞬間
青白い光が現われて一瞬目を瞑って開き直るとバルゼリットはそこにはなく、代わりに衝撃の強さを物語るように一直線に裂け目がまだ赤く焦げており、廃屋すらも
吹き飛んでいた。
「クルルシファーさん。」
「!!何ルクス君!!」
ルクスがクルルシファーを呼ぶとクルルシファーは驚いて聞いた。
「バルゼリット卿を探しましょっか。」
「え・・・えー。」
クルルシファーは生きてるのかと思いながらもその裂け目を目印に進んで行った。
暫くすると町の校外にある崖に辿り着いた。
よく見るとバルゼリットの私兵が呻き声を上げながら失神していたが
それは酷い物であった。
全身大やけどを負ったものもいれば炭化して息が絶え絶えの状態の人間、機竜だけあって体が消滅したものもあった。
「これは・・・酷いわね。」
クルルシファーは吐き家を抑えてそう言うと崖の所でなにかガラガラと音がした。
「ルクス・アーカディアーーー!!!」
「ひ!!!」
大声を上げながら石の塊から出てきたのは最早人間だとは思えない物であった。
それは普段冷静なクルルシファーが悲鳴を上げる程であった。
端正な顔立ちは袈裟切りで切り裂かれ赤く焼け爛れ切り裂かれた傷があり、髪の毛は焼ききれ頭皮も焼き焦げており、体もまるで全身焼かれたように黒く焦げていた。
そしてルクスを見ているその目も瞼が焼け爛れぎょろっと目玉が見えそうであった。
「よくも・・・よくも・・・。」
ひゅー、ひゅーと言いながらルクスを見ていた。
恐らく喉にもひどいケガを負っているのか喋る事もままならないようだ。
「ひょくぼおりぇをきょんなしゅぎゃたにひたにゃーー(よくも俺をこんな姿にしてくれたなあ――)!!」
「喧しいぞ化け物が、負けたんだからさっさと帰れ。」
バルゼリットの言葉にルクスは一瞬で切り捨てるとバルゼリットは
何かをしようとした。
最早見る影もない≪アジ・ダカーハ≫から僅かだが音が聞こえた。
「何?この音??」
クルルシファーの問いにルクスはこう答えた。
「おそらく周りにいる私兵を呼ぼうとしてるんだろう。微かだけど聞こえた
人間がここに来るようにな。」
ルクスがそう言うとバルゼリットは笑いながらこう言った。
「ああしょうだ。きゃってもまきぇてもおみゃえをきょりょしぇびゃ
しょりぇでいい。あにょひちゅじはたおりぇていりゅからしょいつみょきょりょしてしょいつをぢゃみゃりゃしぇりぇびゃおりぇのきゃちぃだ。(ああそうだ。
勝っても負けてもお前を殺せればそれでいい。あの執事も殺してそいつを黙らせれば
俺の勝ちだ!!)」
バルゼリットは勝ったような仕草でそう言うがルクスは未だ冷ややかな表情で
こう言った。
「あんたの考えそうなことぐらい旧帝国時代に見ている僕が予知していないと
思っているのか?」
そういうと上から何かが降ってきた。
「ぐえ!!」
「!!」
バルゼリットは驚いていた。
それは自分の私兵だったのだ。
上を見るとそこには≪ティアマト≫を纏ったリーズシャルテがそこにいた。
「これで最後だぞバルゼリット。何か申し開きはあるか?」
そう言うとルクスの後ろから誰かがやってきた。
「あ、やっぱルーちゃんだ。」
フィルフィ・アイングラムが間延びした声でそう言うと≪ワイアーム≫を纏った
ティルファーが他の私兵たちを抱えてやってきた。
「残念だが貴様の悪事は我々『シヴァレス』と・・・ここに来る軍が既に
聞いたぞ。」
上空から≪ワイバーン≫を纏ったシャリスがそこにいた。
「YES、私の≪ドレイク≫の傍受機能であなたがクルルシファーさんを脅し、
盗賊を雇い、決闘のルール違反を犯しただけではなく相手の意図的な殺人容疑も
全て白日の下に晒されました。」
「うぐう・・・。」
リーズシャルテはルクスが決闘に行ったことを聞き、シャリスに頼んで軍の人間を
待機してほしいと頼んだのだ。
「観念しろ『王国の覇者』さん?」
上空からリーズシャルテがそう言うとバルゼリットは・・・突如煙幕を出した。
「きゃあ!!」
「シヴァレス」の団員が悲鳴を上げるとその中でバルゼリットは
逃げようとしていた。
「(こうなったら自分の領地に戻ってこの容疑を権力を使って消滅させた後また力を付けて!!)」
そう思う中煙幕から出ようとした瞬間突如・・・機体の足が壊れたのだ。
「!!」
バルゼリットは驚く中そのまま機体事倒れると全身のやけどの痛みが彼を襲った。
「アがアアアアアアアアアアア!!!」
煙幕が晴れるとバルゼリットが痛みを味わっていた。
そして≪アジ・ダカーハ≫の足元にクランリーゼが何処から持って来たのか工具一式を持っていたのだ。
そしてルクスを見て・・・Vサインをした。
そしてクルルシファーは≪ファフニール≫から降りるとバルゼリットを見て
こう言った。
「そう言えばこう言っていたわね。・・・『道具』って・・・私を実験動物にしようとも言っていたわね。」
クルルシファーはいつもの・・・いや・・・その三倍増しの冷ややかな表情で
こう言った。
そして右足をある所に狙いを定めてこう言った。
「・・・潰れなさい。この腐れ外道が。」
そう言ってクルルシファーはバルゼリットの股間に・・・思いっきり蹴りを
喰らわせた。
「ぐお・・・・・!!!!!」
バルゼリットは火傷+急所の痛みを喰らうとともに・・・何かプチっと破裂する音が
聞こえそのまま泡を吹いて倒れた。
それを見たルクスはひっと股間を隠して後ろめりになった。
「・・・ああーー。スッキリした。(^^♪」
クルルシファーはにこやかな顔でそう言うがこの時ルクスはこう思っていた。
「(クルルシファーさんは絶対怒らせないようにしよう!!)」
そう心で誓った。
男にこの一撃はキツイ!!