最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 人間ここまで悪いことって重なります?


自由か?豚箱か?

 「それじゃあ・・・今回の騒動はその猫を追いかけていたことであり

ポシェットはその盗られた女の子の物だったという訳ってことね。

ルクス・アーカディア君?」

 「あ、まあそう言うことですね。」

 現在ルクスは学園長室でこの騒ぎまでの経緯を説明するとともに仕事についての

説明を受けていた。

 アカデミーとは装甲機龍を扱う士官候補生育成所であり

未来の武官、文官を育てる場所である。

 さてさて前にいる女性は年頃は二十代後半ぐらいであり桃色の長髪で

普通の教師と何ら変わらないがこれでも学園長なのだ。

 因みに彼女は国家の中枢と直接関われるほどの販路を持つ財閥の令嬢であり

生粋の箱入りお嬢様の一人でもありルクスがこれまで作った

製品の特許を持っているのだ。

 ここで「装甲機龍」と「機攻殻剣」について説明しよう。

 この2つは一対の兵器である。

 先ず鞘から剣を抜き特定の詠唱を唱えながらグリップにあるボタンを押すことで

各地の「格納庫」と呼ばれる場所から転送されるのだ。

 転送される際には幻玉鉄鋼(ミスリルダイト)で行われ機龍の機動には動力源である幻創機核(フォース・コア)を使用されている。

 何故機竜が動いているのかは不明でありその構造、原理が不明となっているが

途方もない力が秘められており各国では激しい競争が行われている。

 「装甲機龍が発見されて十年余り。女性は帝国による男尊女卑による影響で使用禁止されていたんだけど。・・・続きはリーズシャルテさんどうぞ。」

 レリィは言葉を区切るとリーズシャルテに説明の続きを丸投げした。

 「五年前に起きたクーデターの後操縦に使う運動適性、機体制御等の適性が女性の方が高いという事が分かって新王国は他国に負けない士官を揃えるため

この学園が出来たのだ。」

 「よく出来ました。」

 リーズシャルテの捕捉に満足したのか拍手していた。

 「何で僕が呼ばれたんですかレリィさん。ここは女学校なのに何で男の僕何です?」

 ルクスは困惑した表情で聞くとレリィはにこっと笑いながらこう言った。

 「機竜使いってまだそんなに歴史がないからね。不本意だけど定期的に

男性の整備士や機竜使いを招いているのよ。先のクーデターで旧帝国時代の機竜使いは殆ど死んじゃったし、それに汚れて重労働で怪我の危険性もあるし、

この学校良家のお嬢様ばかりだから下手すると私の首が飛ぶから

そんな仕事できないからお願いね。」

 最後ら辺は自身の都合によるものであった。

 「学園長その話だが私たちはまだその下着ドロの変態犯罪者を

ここで働かせたくないな。先ずは警察に突き出して司法の裁きを牢屋にぶち込ませてからが良い!」

 「ちょ、だから誤解なんだって。」

 「お前は確か猫を追っていたと聞くがその証拠はどこにある?信用に足らない以上

ここで働かすわけにはいかない。」

 リーズシャルテの言葉にルクスは口を噤んだ。

 確かにごもっともだ。

 猫はそこら辺にいるしどれがどれなのか分からないのだ。

 故意かもしれないし誰も見ていなかったので弁護しようがない。

 するとレリィが苦笑しながらこう言った。

 「まあ私は彼とそれなりに付き合いがあるから人となりは良く知っているけど今回の事は偶然なのか若しくは故意なのかも分からないから・・・

今回の被害者でもあり二年の首席でもあるリーズシャルテさんに任せましょ。」

 「ちょっと!!(丸投げしたって言うかフォロー零だよ!!)」

 ルクスは心の中でそう叫んだ。

 するとリーズシャルテは少し考えた後こう言った。

 「よしこうしよう。ここで働く程の気概と実力を見極めたいから装甲機龍を使った模擬戦と洒落込もうではないか?内容は短時間による一騎打ちでどうだ?負ければ牢獄、勝てば自由。受けるか?」

 リーズシャルテの提案を聞いたルクスは少し考えた結果・・・。

 「受けましょう。」

 「よし、それでは決定だな。それじゃあ・・・野次馬共それで良いか?」

 そう言ってリーズシャルテがドアノブを引くと・・・女生徒たちが雪崩のように

出てきたのだ。

 如何やらルクスの処分が気になっていて聞き耳立てていたのだろう。

 「学園の皆に伝えろ。新王国リーズシャルテ・アディスマータと旧帝国王子との決闘と言う見世物が開かれるとな。」

 「「「「「きゃああああああああ!!!!!!」」」」」

 それを聞いた女生徒達は楽しそうな声を上げながら去って行った。

 「大変よ!リーズシャルテ様が旧帝国の王子様と決闘だって!!」

 「誰か『最弱無敗』の事知ってる?」

 「見た目は好みなのに惜しいですわね。」

 「えらいことになったなー。」

 少女達の言葉の中でルクスは溜息が出るように呟いた。

 「一応真面目な学校だけど如何したらこうなるのかしらねー。教育体制見直した方が良いかしら?」

 「(あんたの性格だよ。)」

 レリィの言葉にルクスは心の中でそう突っ込んだ。

 「ああそれとルクス君。近くの応接間でアイリちゃんが待っているわよー。」

 「・・・もういやーーー・・・。」

 ルクスは崩れるように倒れて行った。




 もう許して( ;∀;)
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